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Iの悲劇 の商品レビュー

3.8

130件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    48

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2024/09/30

蘇り課 過疎した地域を活性化する為に作られた課。 だけどそれは本当に良い事なのか? そんなお話。   私「Iの惨劇」って頭の中で変換してしまっていて 全然惨劇起きないな…?って途中まで思ってました笑 早とちりした私が悪いんだけど、途中で悲劇に気付いて あっコレ人死なないね??って...

蘇り課 過疎した地域を活性化する為に作られた課。 だけどそれは本当に良い事なのか? そんなお話。   私「Iの惨劇」って頭の中で変換してしまっていて 全然惨劇起きないな…?って途中まで思ってました笑 早とちりした私が悪いんだけど、途中で悲劇に気付いて あっコレ人死なないね??ってなりました(笑)   癖ある住民、癖ある職員 そして生粋の“公務員”万願寺 課長の行動に不可解さを感じていたけど それがそうなるかと、、   ラストに行くにつれ なんとなくだけど、もしや…と思うこともあった だけど、完全には分からなかったので、アッパレ。

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2024/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さすが米澤穂信、なんでそんな話?と思ったところが全部繋がってくるのが面白い。 課長は絶対仕事できる人だな〜と思っていたらやはり。しかしまさかの結末で、心から公務員らしい主人公に同情。これは流石に辛い。 もちろんミステリーではあるけど、それよりも地方行政の難しさみたいなものが描かれている気がする。

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2024/09/04

オーディブルにて。 1つの大きなミステリーというよりは、蘇りを目指す村で起きる数々の事件集・そして最後にその繋がり…という連続短編集のような印象を受けた。 米澤穂信さんは短編集の雰囲気が多いのかな? どうしても1つの長編ミステリーの方が好きなのでまあまあという印象。

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2024/07/29

読み始めはこれからどんな問題が起こってどう解決していくのだろうと期待していた部分が大きく、徐々に問題が大きく難解になって最後にそれぞれの話が繋がる、みたいなことを想像してたけどどれも物足りなく感じた。 ミステリー要素が弱く退屈に感じたりもするが、実際の地方都市というか復興のプロジ...

読み始めはこれからどんな問題が起こってどう解決していくのだろうと期待していた部分が大きく、徐々に問題が大きく難解になって最後にそれぞれの話が繋がる、みたいなことを想像してたけどどれも物足りなく感じた。 ミステリー要素が弱く退屈に感じたりもするが、実際の地方都市というか復興のプロジェクトとしてはありそうで現実的に考えられているのかなと思った。 期待していた分ちょっと物足りなかったけど、各章の話しもよくできていて読みやすく、まとまりのある内容だったと思う。

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2024/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正直、落ちは予想できた。けど妙にリアルで実際の町おこしや過疎地への移住プロジェクトにもこの小説のような事情や本音はあるのではないのか。「棄民」という主人公の言葉にちょっとゾッとした。

Posted byブクログ

2024/06/19

無人の集落へに移住してきた住民たちが次々にトラブルに見舞われ、移住を助ける市職員の万願寺が解決に奔走する話だった。色々なタイプの移住者がいて、とても面白かった。また、万願寺の部下の観山や上司の西野もそれぞれ個性的でよかった。はたからは分からない公務員の大変さがよく伝わってきて勉強...

無人の集落へに移住してきた住民たちが次々にトラブルに見舞われ、移住を助ける市職員の万願寺が解決に奔走する話だった。色々なタイプの移住者がいて、とても面白かった。また、万願寺の部下の観山や上司の西野もそれぞれ個性的でよかった。はたからは分からない公務員の大変さがよく伝わってきて勉強にもなった。

Posted byブクログ

2024/05/22

ふるさと里帰りプロジェクトで次々と起こる事件。住民に寄り添って奔走する万願寺。まさかの展開。地方再生には色々な問題があるってことかな。

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2024/05/08

地方創生のための移住プロジェクトをテーマにしていて、何故か住民が定着しないことに尽力する担当者を主人公とした話。 移住者たちのいざこざや、それに対応する市職員の話は、まあまあ退屈で、微妙だなと思って読みすすめていましたが、最終章でしっかり面白く仕上げてくれていました。 作者名...

地方創生のための移住プロジェクトをテーマにしていて、何故か住民が定着しないことに尽力する担当者を主人公とした話。 移住者たちのいざこざや、それに対応する市職員の話は、まあまあ退屈で、微妙だなと思って読みすすめていましたが、最終章でしっかり面白く仕上げてくれていました。 作者名に期待しすぎたところはあったけど、久しぶりの読者、楽しみました。

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2024/03/30

2024.03.30 血を流さなくともイヤミスは書けるというテキストにできる秀作。些細な行動にこそヒトの怖さが現れていることを考えさせられる。 また最後に明かされる大きな枠組みも意味深で良い。

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2024/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アイの悲劇ってなんだろう、と思ったらIターンのIだった。 廃れた村を復興させようと動き出すお話だけど、どうも不穏なものが連鎖していく。 仕事不肖の課長さんが実は切れ者のパターンかあと思って読んでいたら、最後にどんでん返しきた。これはちょっと予想できなかったので悔しい、面白かった!

Posted byブクログ