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Iの悲劇 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/09/01 |
JAN | 9784167919313 |
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Iの悲劇
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Iの悲劇
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商品レビュー
3.7
123件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
IはIターンプロジェクト、過疎して住人のいなくなった蓑石というまちに移住してくる10組の家族と、その市役所、蘇り課の話。 一つ一つの話は日常の、というには少し物騒な街の住人たちのいざこざの嫌な話。 人が死にはしないが、一歩間違えば死ぬ可能性はある、放火に窃盗に毒キノコに、ドライアイスで気圧差を使い部屋に閉じ込める、というのは大掛かりですごかった。 そしてその裏で暗躍していたのは甦り課の課長と部下で。予算がないから住人を追い出し、市長も追認、というなんとも言えないイヤミス詰合せセット。
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最後の住民が去って6年。山間部にある集落・簑石地区を再興させる市のプロジェクトが立ち上がった。南はかま市役所に勤務する万願寺邦和は、そのプロジェクトを担当する「甦り課」に異動になる。都会から様々な移住希望者たちが簑石へやってくる。万願寺ら甦り課が奮闘する中、次々とトラブルが発生し...
最後の住民が去って6年。山間部にある集落・簑石地区を再興させる市のプロジェクトが立ち上がった。南はかま市役所に勤務する万願寺邦和は、そのプロジェクトを担当する「甦り課」に異動になる。都会から様々な移住希望者たちが簑石へやってくる。万願寺ら甦り課が奮闘する中、次々とトラブルが発生して…。 果たして、新しい住民たちと共に簑石は再建されるのか? タイトル『Iの悲劇』のIは、IターンのI。 主人公が所属している「甦り課」には、何が起きても定時で帰る課長と、新卒2年目だがまだまだ学生気分が抜けない新人しかいないっていう設定がもう、田舎のお役所の窓際課っていう感じがして読み始めからグイグイ引き込まれました。さすが米澤穂信さん、めっちゃ面白い! でも、面白いだけで終わらないのが米澤さんのすごいところ。終章の「Iの喜劇」には、あっと驚くミステリーの着地点が。果たして、簑石のIターンプロジェクトは悲劇なのか、喜劇なのか。悩める地方公務員・万願寺くんの続きがあったら、ぜひ読みたいです。
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引き込まれて一気読み。 解説にもあったが、社会、その場所(村)、登場人物に対する肌触りや匂いの描写にリアリティがあってしっかりその世界に浸り込めた。 加えて、いつもながら、「はあーなるほど。」と感嘆させられる米澤ワールドなミステリ、伏線回収に毎度驚かされる。 ああ、こういうのめ...
引き込まれて一気読み。 解説にもあったが、社会、その場所(村)、登場人物に対する肌触りや匂いの描写にリアリティがあってしっかりその世界に浸り込めた。 加えて、いつもながら、「はあーなるほど。」と感嘆させられる米澤ワールドなミステリ、伏線回収に毎度驚かされる。 ああ、こういうのめっちゃ好き!!
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