腹を割ったら血が出るだけさ の商品レビュー
高校生だった頃の自分を懐かしく思い出した 出会った本や、音楽、映画などに浸り、自分を投影したりした その世界の中だけで生きていると、息が詰まる もっと周りは広い
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルと表紙で読まなきゃって思った本 愛されたい 生まれ変わる奇跡を信じて、縋りたくなる気持ちわかるなぁ でも、茜寧の環境でどうしてそんなに病んでしまったのかわからなかった
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四時間半で読み終わりました。 読書の意味を問われている気がしました。 とある本に救われ、傷つき、現実と本の内容の乖離に苦しむ高校生の少女の話でした。
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物語に入り込むまで少し時間がかかりました。ほんとうの自分を求めて小説の世界をなぞる茜寧が読んでいて胸が苦しくなりました。 茜寧から見ると周りの人たちは自分らしく生きていて羨ましく映るかもしれないけど、きっと友達だって常にほんとうの自分を見せていないと思う。 最後に茜寧が影響を...
物語に入り込むまで少し時間がかかりました。ほんとうの自分を求めて小説の世界をなぞる茜寧が読んでいて胸が苦しくなりました。 茜寧から見ると周りの人たちは自分らしく生きていて羨ましく映るかもしれないけど、きっと友達だって常にほんとうの自分を見せていないと思う。 最後に茜寧が影響を受けた【少女のマーチ】の作者、小楠なのかさんについて。 私はもしかしたら住野よるさんの他の著書「また、同じ夢を見ていた」の主人公なのでは?と感じました。物語での話し方や半野良を惹き付けることにもしや?と感じています。あくまでも私の感想です。
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題名を見て、まぁそうでしょうよって思いました。ただ、人によっては血は出ないのだろうか、この子は腹を割った相手を間違えたのだろうか。でも、こんな子が自分に腹を割ったら、ヒクナー。 著者さんは並行する小説も書き上げて自己満足していらっしゃる?
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小説の出来事通りの事を実行しようとする姿がどうしても共感出来なかった。かなり痛々しく感じた。 きっと10代で読んだのなら共感できたのではないかと思う。
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茜を主人公とする青春群像劇で、住野よるっぽくないなと感じた。だけどラストに向かって盛り上がる感じは共通していて、終わり方が良かった。正直茜の気持ちはあまり共感出来なかったけど、最後に立ち直れた?のは、少し感動した。
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小説に自分を重ねすぎてしまった高校生の話。 茜寧は誰にもわかってもらえない本当の自分に苦しんでいる。話に入りこんで共感することはあるがここまではない。他の人と解釈が違うのも小説ならでは。 あいのまっすぐなところがカッコいい。
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内面とのギャップに苦しみ、どれも本当の自分じゃないって思いながら生きる辛さが何となく理解できました。 大なり小なり、自分をよく見せようと演じてる部分はあり、そんな自分に嫌気がさす時もあり、でもそれら全てが1人の人間の内側で起こってることなので上手く付き合っていくしかないのかな。...
内面とのギャップに苦しみ、どれも本当の自分じゃないって思いながら生きる辛さが何となく理解できました。 大なり小なり、自分をよく見せようと演じてる部分はあり、そんな自分に嫌気がさす時もあり、でもそれら全てが1人の人間の内側で起こってることなので上手く付き合っていくしかないのかな。 みんな自分と違う人間だから理解するのは難しいですが、 理解は出来なくても寄り添う事は出来る気がしました。
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私も茜寧に似ているところがあって、自分のようでゾッとした。 全体的な感想として、読みやすく、茜寧に共感できることが多く一気に読んでしまった。人物ごとの目線で描かれていて、それもまた楽しかった。 ----感じ取ったこと---- ・映像化に対する住野さんの考えが込められていて、作品は、読み手によってその人だけの物語に変わるのだと感じた。 ・自分は何者なんだろう?という思春期にありがちな悩みに対して、茜寧は自分と似ていると感じた少女のマーチの少女に憧れ人生の指標にしたのではないか。 ・茜寧と美優、樹里亜と朔奈で対比されていて、記録を残す上村くんとあいは共通した関係。 ・茜寧は、茜寧だけの少女のマーチっていう軸を持っていて、だから本当の小説にはない行動をしたんだと思う。茜寧の少女のマーチではそうだったから。
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