読書会という幸福 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本を語ることは人生を語ること。 読書を楽しめる人は、傷ついていたり、疑問を感じていたりする人だと思っている。幸せ100%で今までの人生に疑問も後悔もない人は多分読書を必要としない。著者の子どもの頃から記述が始まる。途中で夫との関係も語られる。師との日々や別れも語られる。それらは本とつながって語られる。 読書会は不思議だ。読書は読者と著者との対話でも十分ではあるが、共に読み、語り合うことで新しい視点や深みに到達できる。たとえ自分が発言しなくて他者の話を聴くだけでも学びはとても多い。課題になるから、自分だけでは読もうとしない本に取り組み、読み切れるというのも深く頷いた。大学の読書サークルで、合宿と称した小旅行の夜に徹夜で語り合ったり、飲み会で意見を交換したり戦わせたりしたことを思い出した。 もっとも共感したのは、「Ⅲ 司書として主催する」である。学校で読書会を開催するのは難しい。来ないし、読んでこないし、話さない。著者の試行錯誤は自分も経験した。図書館に来る生徒とのコミュニケーションへの気遣いや、生徒が求める本への対応も。古典は面白いぞ、読んでみなよ、と思いつつ、うまく薦めるのは難しく、今日もため息の日々。どこも同じなのだろうか。 あとがきで、タイトルも内容も内向きとあったが、本来の読書する人はそんなにアピール力がないと言われても、この本に巡り合って手に取るし、読書会をしたいと思う(実際に参加するかは別として)だろう。本は必要としている人のところに届く。読書と読書会の魅力を語る本として素晴らしいものだと思った。
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自分自身も素晴らしい読書会の場と出会えて、本を味わう幸福感にとても共感した。 翻訳家ならではの視点も面白かった。 自分自身、アメリカ文学を専攻していた大学時代、今のような気持ちで本を読めておらず、読書には人生経験が必要というのも納得できた。
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ちょいちょい出てくる本のネタバレが多くて残念でした。冒頭に断りを入れておいた方がいいかもしれませんね。それ以外で言うと、自分も読書会に参加したくなったし忍耐力も鍛えられると思う。総じてとても良く、大いに嬉しい積読が増える一冊。
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昨年から不定期ではあるが読書会に参加するようになったこともあり、共感する部分が多々あった。 初めて読書会に参加した時のことが思い起こされた。以前は本を読んで「終わり」であったが、読書会で人と語り合うことで、作品への理解も深まり、何より本の話ができるという楽しさを知った。 東江氏と...
昨年から不定期ではあるが読書会に参加するようになったこともあり、共感する部分が多々あった。 初めて読書会に参加した時のことが思い起こされた。以前は本を読んで「終わり」であったが、読書会で人と語り合うことで、作品への理解も深まり、何より本の話ができるという楽しさを知った。 東江氏との師弟関係か書かれた箇所も印象深い。東江氏の訳本は(たぶん)未読だが、読んでみたくなった。 「はじめに」に書かれているこの部分。まさにその通り。 「本を開いてページをめくれば、はるかかなたの時代から登場人物たちがやってきて、するりとわたしの心のなかにはいりこむ。そして彼らはいっときそこに棲みついて、パリの街角を闊歩し、かなわぬ恋に苦悩し、夢を抱き挫折する。その姿をわたしは最後まで見届けたあと、ゆっくり本を閉じる。本を一冊読み終えるたびに、人生を十年ほど余計に生きたような気持ちになる。わたしはもう何百年生きてきたことだろう。」 本を読むっていいよね。
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(2025/04/06 2h) 読書会を主催するにあたって読んだ3冊目の本。 翻訳する側から見た読書、コラムの読書会についてなど興味深く読んだ。 巻末の課題本リストもありがたい。
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内面性を外に発信することが、どれだけその人の魂の救いとなるか。 このブクログで感想を書き合うのも一種の読書会なのかもしれません。
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定期開催されている読書会に参加している著書が読書会の良いところ、開催の仕方のアドバイス、実際の読書会の記録などについて書いた1冊。 自分も年に1回くらいのペースで同じメンバーで集まってゆるい感じで読書会をしているのですが、読書会の良さをすごくうまく言語化していて開催方法などにつ...
定期開催されている読書会に参加している著書が読書会の良いところ、開催の仕方のアドバイス、実際の読書会の記録などについて書いた1冊。 自分も年に1回くらいのペースで同じメンバーで集まってゆるい感じで読書会をしているのですが、読書会の良さをすごくうまく言語化していて開催方法などについても参考になることが多かったです。 自分たちは全然記録を残していないのですが、せっかく盛り上がってもその場だけで終わってしまってもったいない気もするので、やはり記録を残した方が良いのかなと思いました。 誰かが発言すると、みんなが無言でパラパラと頁をめくって該当箇所を探す時間が良いと書かれているところがあってすごい共感しちゃいました。
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読書会を約30年間続けてきた著者による,読書会のルポと自伝。やり方が良いのか,かなりの本読み率に恵まれている。
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この本のおかげで、「プルースト持ってるんだった!」や、「グレートギャツビーもあるよ〜持ってるよ〜!」や、「ほう…カズオイシグロねぇ…!」などと思えた。 誰かと共有したり語り合ったりする前に、わたしはまだ、一人で忙しいのかもしれない。
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感想 同じ体験を共有する。同じことを考える。違う意見を持つ。だけどそれが良い。そういう考えはなかった。ここだけは譲れない。一冊の広がり。
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