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読書会という幸福 の商品レビュー

3.8

39件のお客様レビュー

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2022/09/20

読書会の楽しさを語っている。参加者としての楽しさで、主催する側ではないが、参考になるポイントも有り。あー、読書会したい。

Posted byブクログ

2022/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

10年以上、読書会を続けられているのには、さまざまな工夫をされているのだなと思った。 文学には沼があると手をつけないでいたが、この本を読んで、外国文学に興味を持った。

Posted byブクログ

2022/09/06

「わたしがこれまで人を殺さずにいられたのは、本があったから、そして読書会があったから」や「本を一冊読み終えるたびに、人生を10年ほど余計に生きたような気持になる」等々の著者の読書に対する思い入れにはじまり、「本を語ることは人生を語ること」を自ら実践するような内容で、著者の人生・生...

「わたしがこれまで人を殺さずにいられたのは、本があったから、そして読書会があったから」や「本を一冊読み終えるたびに、人生を10年ほど余計に生きたような気持になる」等々の著者の読書に対する思い入れにはじまり、「本を語ることは人生を語ること」を自ら実践するような内容で、著者の人生・生活を赤裸々に語る部分が面白い(さすがに、勤務先のデータベースを私的利用するという犯罪まがいの行為まで書く必要はないのではないかと思ったが)。 とはいえ、本題の読書会そのものについては期待したほど記述があるわけでもなく、どちらかと言うと読書会で取り扱った海外の古典文学についての紹介・感想が多い。ただし、異色パートはⅢの学校司書でもある著者が主催する中高生向け読書会に関する記述で、ここがイチバン興味深く、この内容だけで1冊書いて欲しいところ。 疑問点としては、読書会には男性も参加者もいるはずなのに、あとがきの最後の最後で「永遠の文学少女たち」と尊敬対象を性別限定しているのが気になったが、ここにはどのような意図があるのかが謎として残った。

Posted byブクログ

2022/08/13

翻訳家の先生がずっと続けてきた読書会の記録。読書会いいっすね。ノウハウや運営むずかしいところの話はもうすこしあってもよかったかもしれない。

Posted byブクログ

2022/08/05

雑誌『世界』に連載されていたエッセイをまとめたもの。 著者が30年以上参加しつづけている読書会を中心に、各地のさまざまな読書会の話題や、文学を読むことの楽しみや意義についても語られている。 著者が学校の司書さんなので、高校での実践例やオンラインで高校生が『世界』の記事について話...

雑誌『世界』に連載されていたエッセイをまとめたもの。 著者が30年以上参加しつづけている読書会を中心に、各地のさまざまな読書会の話題や、文学を読むことの楽しみや意義についても語られている。 著者が学校の司書さんなので、高校での実践例やオンラインで高校生が『世界』の記事について話しあう読書会の話題なども面白かったけれど、何よりもやはり『失われた時を求めて』その他自分ではなかなか読了できそうにない外国文学の読書会の話題が、とても豊かでため息が出る。 ため息が出るのは、たぶん自分では読まずに終わるだろうなと思うからなのだけど、そうは言っても自分が参加した数少ない読書会でも、やはり感想を話しあうことで自分のなかにもやもやと渦巻いていたものが整理され、新たな感想が引きだされる快感を味わったことはあるので、うんうんと納得できる部分も多かった。 そして翻訳家としての文学との関わりが記された部分はいろいろ胸に迫るものがあった。ときどき読みかえしたい。

Posted byブクログ

2022/07/27

「読書好き」のスノッブな空気が大嫌いな私なのだけれど(だから私自身なかなか「趣味は読書」と言えない)、この本は面白いと思った。読書の世界をも侵食している「泣かせ」や「感動」の安直な氾濫に抵抗しつつも、孤独に本と向き合う(が、同時に作者や自己自身との対話を重ねる行為の謂でもある)「...

「読書好き」のスノッブな空気が大嫌いな私なのだけれど(だから私自身なかなか「趣味は読書」と言えない)、この本は面白いと思った。読書の世界をも侵食している「泣かせ」や「感動」の安直な氾濫に抵抗しつつも、孤独に本と向き合う(が、同時に作者や自己自身との対話を重ねる行為の謂でもある)「読書」の大事さを説いている。そして、そうした「読書」を通して人とつながることの大事さをも説く。話題は著者が読んで語らった様々な面白い本についても飛び、一種のブックガイドとしても楽しめるのではないかと思う。読みやすくそう難解でもない

Posted byブクログ

2022/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

約30年間、翻訳者中心の読書会に参加している著者の記録。主に読書会で取り上げた本の紹介とかいつまんだ内容紹介で、物足りなさもありました。

Posted byブクログ

2022/07/13

30年余り続く読書会の秘訣は課題本にふだんでは手に取らないであろう古典本を深く読みいろんな人の感想を聞く楽しみらしい。私が参加する読書会はおすすめ本を紹介することが多いですがオンライン開催になってからは全国たまに海外からもといろんな意見が聞け楽しいですよ。

Posted byブクログ

2022/07/12

読書会は、一人では手に取らないような本を読めてしまう、普段話しにくい人生の難しい問題を話し合える、本を介して人を知ることができる、などの魅力がある。そんな読書会について、参加者の視点、主催する学校司書の視点、翻訳家の視点から読書会について書かれる。学校司書からの視点が興味深かった...

読書会は、一人では手に取らないような本を読めてしまう、普段話しにくい人生の難しい問題を話し合える、本を介して人を知ることができる、などの魅力がある。そんな読書会について、参加者の視点、主催する学校司書の視点、翻訳家の視点から読書会について書かれる。学校司書からの視点が興味深かった。読書会の楽しさも伝えている。

Posted byブクログ