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チ。 ―地球の運動について―(第8集) の商品レビュー

4.2

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

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2022/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分の思考力の限界に挑戦されるような、すごい漫画でした。同じ時代に生きる奇跡。ノヴァクが、この物語では自分が悪役だったと気づくところはゾクっときました。悪人とされる人物は数多いれど、自分でそう思う人間っているのかな。

Posted byブクログ

2022/08/07

面白くてネカフェで一気に読んだ。 正直、地動説の理論とか難しいことは全然分からなかった。 でもそこにかける人々の思い、好奇心、過去から思いがつながっていくのがアツすぎる。

Posted byブクログ

2022/08/07

史実を織り交ぜたフィクション。 地動説を中心とした時代の変遷を短編でコンパクトに好奇心を刺激してくれた良書。 意志をのバトンリレー、最新技術(火薬/活版印刷/羅針盤は出てないが)の描写、、、しびれました。

Posted byブクログ

2022/08/01

昔の人の圧倒的な好奇心と思考力に感動した。 毎日同じように生きて娯楽を消費し続ける自分の生き方を見つめ直すきっかけになった。 信念のために人が簡単に死んでいく時代で、その時の人々が渇望していた誰もが学び、衣食住も揃い、安心して暮らせる世界が今自分の生きている世界であると強く感じさ...

昔の人の圧倒的な好奇心と思考力に感動した。 毎日同じように生きて娯楽を消費し続ける自分の生き方を見つめ直すきっかけになった。 信念のために人が簡単に死んでいく時代で、その時の人々が渇望していた誰もが学び、衣食住も揃い、安心して暮らせる世界が今自分の生きている世界であると強く感じさせられた。 それなのに、今は多くの人が自殺をしてしまう世の中であり、どうすれば私たちは終着点に辿り着くことができるのか、もしくは永遠に一歩ずつ進み続けるのか考えさせられるものだった。

Posted byブクログ

2022/07/20

最終集である。手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞したとき、審査員はこの最終回を読んで投票したのだろうか?(スピリッツ20号は2020年4月13日発売、大賞発表4月25日) 21世紀の私が、45年前の高校生だった20世紀の私に問いたい。こんな作品が手塚治虫の名前を冠した大賞を獲ったん...

最終集である。手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞したとき、審査員はこの最終回を読んで投票したのだろうか?(スピリッツ20号は2020年4月13日発売、大賞発表4月25日) 21世紀の私が、45年前の高校生だった20世紀の私に問いたい。こんな作品が手塚治虫の名前を冠した大賞を獲ったんだけど、君は納得するかい? 「納得しないね。確かに手塚の火の鳥は、宇宙を舞台にした壮大な哲学作品なんだけど、その前に見事な大河エンターテイメント作品だった。なんだこれは?最後は問答ばっかり!しかも、(ネタバレだから曖昧に言うけど)彼らが命をかけて守ってきたものは絶対最後には花開くと思っていたのに、これじゃ開かないじゃないか!」 「その点はボクも驚いた。7集で、数巻かけて描いた異端審問官ノヴァクとその娘との対面をスルーされた時も驚いたけど、今回は絶対15世紀の「アレ」が16世紀のコペルニクスまで届くんだと思っていた。でないと、『話の整合性がつかない』と思ったんだ。でも多分おそらく届いていない。反対に言えば、「届かなくてもいいんだ」という事を全巻かけて描いたのかもしれない。君は知らないけど、こういう最終回てストーリーもエンタメも全て投げ出して終わらすというやり方は90年代の終わりにアニメ作家の庵野秀明がやって話題になったやり方で、仕方なくやったものだ。けれども今回は『確信犯的に』やっている。マンガ的反則かもしれない。でも、アニメ化されるらしい。庵野作品の時もそうだったけど、アニメ化の時にはエンタメ作品になっているかもしれないね」 「マンガ的反則とは思わないね」 教え諭すつもりだったのに過去の自分に反論された。戸惑いを隠せない。 「マンガは何でもあり。原則がないのが原則じゃないか。忘れちゃったの?なんか最終集で難しいこと、ゴチャゴチャ書いているけど、それを含めて面白ければいいんだよ。でも納得できないことを描いたら納得できないというのが僕の意見なんだ。最終集で、1集で颯爽と登場して見事に死んでいったラファウが二回出てくるよね。1度目は『幻覚』だから、十分理解できる。でも、2回目の『過去の回想』では、1集に全くない場面どころか、ストーリー的にも矛盾する展開になっていて、説明もなく終わってしまった。これは許せないよ」 「アルベルトの回想は、彼の生き方には意味があったけど、1集のラファウとどう整合性があったのか、私もわからない。でも『難しいことのゴチャゴチャ』は、途中行ったり来たりはあるけど、認識論哲学の基本課題を言っている気がする、気がするだけだけどね。現代の若者は、ともかく伏線回収を重要視する。マンガは世界をシンプルに解説するツールだと思っている節がある。それに対するアンチを唱えたのだとしたら、ボクは意味があると思う。でも昔はこんな作品は何十万も売れなかったし、アニメ化もされなかった。その分時代は変わっているのかもしれないね」 「なんだ、歳をとっても世界をなんも理解していないんだね」 「そうか、そうだよね。歳は取ったけどわかんないことだらけなんだよ。最初「疑うこと」「?を感じること」「歴史とは」について、稚拙ながら自説を展開しようと思ったけど、恥ずかしいからやめるよ。でも、少しだけ、いや他の多くのマンガに比べると大変面白かったのは確かだ。ちゃんと記憶すべきマンガということでは、手塚治虫文化賞マンガ大賞に相応しいのかもしれないね」

Posted byブクログ

2022/07/20

話題の「 チ。」を全巻読破。 様々な苦難を乗り越えて引き継がれるチの話。 地動説、文字、活版印刷…今や当たり前の技術や発想がいかに斬新で革命的な出来事なのかという点が面白いです。 以前、仕事の繁忙期にこの漫画を読もうとしましたがグロテスクな表現が強烈過ぎて踏破できずにおりました...

話題の「 チ。」を全巻読破。 様々な苦難を乗り越えて引き継がれるチの話。 地動説、文字、活版印刷…今や当たり前の技術や発想がいかに斬新で革命的な出来事なのかという点が面白いです。 以前、仕事の繁忙期にこの漫画を読もうとしましたがグロテスクな表現が強烈過ぎて踏破できずにおりました。無職になって再挑戦。読む側のコンデションを問う作品ってありますよね。。

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2022/07/11

細い糸を手繰って、世代を超えて。 地動説を愛した人たちの物語。でも、それはまだ道半ばで。 私達もきっとその一端しか見ることはかなわない。 面白かった!

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2022/07/11

う〜む言いたい事は分かるが、話として色々破綻してない?納得がいかないとゆうか、あえて最終巻で話をわやくちゃにする意味ってなに? と感じた。 結構がっかり。。。

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2022/07/09

きっと社会から神が消えても、人の魂から神は消せない。 知が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ。 これらの矛盾は両立します。なぜか?それが、人間だからです。 名台詞ばかりの最終巻。最後の最後の「  」まで、素晴らしい物語でした。ありがとうございました!

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2022/07/05

51冊目『チ。 ー地球の運動についてー 8』 (魚豊 著、2022年7月、小学館) 地と知と血の物語、ここに完結。 正直クライマックスは「?」という感じで、個人的に望んでいたものとは違った。最終巻だけ『エヴァンゲリオン』を読んでいる感じだった。 アルベルトの見た目がオクジーとそっ...

51冊目『チ。 ー地球の運動についてー 8』 (魚豊 著、2022年7月、小学館) 地と知と血の物語、ここに完結。 正直クライマックスは「?」という感じで、個人的に望んでいたものとは違った。最終巻だけ『エヴァンゲリオン』を読んでいる感じだった。 アルベルトの見た目がオクジーとそっくりなのは意図的なものなのか、それとも作者の画力不足が故なのか…? 何はともあれ、最後まで熱量を失わずに駆け抜けた、情熱に溢れる力作だったと思う。 「?」

Posted byブクログ