ついでにジェントルメン の商品レビュー
柚木さんの短編集なので女性が元気になるのは前提として、ジェントルメンのかけらもないような男性の表現が上手すぎる 女性寄り添いオジと尊大傲慢味方の振りして心の中では女を見下して当然しかもそれを自分で分かってもいないオジが両方出てくるので、寄り添いオジの爽やかさが際立つ ただ寄...
柚木さんの短編集なので女性が元気になるのは前提として、ジェントルメンのかけらもないような男性の表現が上手すぎる 女性寄り添いオジと尊大傲慢味方の振りして心の中では女を見下して当然しかもそれを自分で分かってもいないオジが両方出てくるので、寄り添いオジの爽やかさが際立つ ただ寄り添いオジも年齢や時代なりの男性優位意識はあってそこが理想を描くだけじゃなかったのが良かった
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軽やかな文章で一気に楽しく読めました。 登場人物が、困ったり悩んだりしながらも、その状況をポーンと大きく超えていったり、自分に都合の悪いことは見ないふりしていたら、思いもよらない展開になったり。とても楽しめました。 どの話も面白かったけれど、特に「Come Come Kan!!」...
軽やかな文章で一気に楽しく読めました。 登場人物が、困ったり悩んだりしながらも、その状況をポーンと大きく超えていったり、自分に都合の悪いことは見ないふりしていたら、思いもよらない展開になったり。とても楽しめました。 どの話も面白かったけれど、特に「Come Come Kan!!」と「エルゴと不倫鮨」が良かったです。 とりあえず、菊池寛を画像検索しました。確かに愛嬌がある?!あと、鮨とワイン!美味しそうだな~
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柚月麻子さんの描く女性はカッコよくて逞しくて勇気もらえるから大好き!今はだいぶ女性も生きやすくなったけど、少し前に活躍してきた女性はいろんな苦難があって、そのおかげで今の世界があるんだなー‥。短編集だけどそれぞれの物語をもう少し読みたくなるくらい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編集のため楽しく気楽に読みやすかったです。 女性と男性、それぞれの視点の話だったけれど タイトルに「ジェントルメン」がある通り、ジェンダー、フェミニズムの感覚で描かれている話で 現実社会にもある、気持ち悪い常識感なども表現されていました。 女性らしさ、男性らしさなどにとらわれず、個々の人間性を大切にして関わっていきたいですね。。 特に勇者タケル〜はその思想が強すぎて、苦手だけど笑っちゃいましたし 最初の話で菊池寛さんの銅像のキャッチーさがあったと思ったら最終話で生前のお話が出てくるとはお見事。 大好きな柚木先生の作品でした!
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2023/09/03 出てくる女の人が傷つくことなくちょっとプラスになって終わるのが良かった。たくましいね 渚ホテルで会いましょうと、エルゴと不倫鮨と、立っている者は舅でも使え がなんだか心に残るなぁ
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あしみじおじさん、が1番面白かった。 男性優位の社会構造に疑念を抱くきっかけが作れてよかった。普通に面白いし。好き。
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一つ一つの話しの個性が光っていて、楽しい一冊でした。 『あしみじおじさん』の主人公による、児童文学の新しい解釈と応用はパワーがあって良かったです。
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図書館。 短編7話。初めて読んだ作家さんだったけれど、とても良かった。途中が良すぎて、えっこれで終わり?と思う展開もあったけれど、いずれも帯どおり「世界の見え方がちょ〜っとだけ」変わった。女性が女性性を消費されることなく、自分たちの足で立つお話。
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まとまりが見えない短編ではあったが、楽しめた。 特に、立っているものは舅でも使え、と、あしみじおじさん、は結構好き。立っている〜は設定がぶっ飛んでるけど、なぜかしっくりきちゃう主人公と舅のキャラよ。あしみじ〜の方は、主人公の向かう方向性がなんかぶっ飛んでるけど真面目でピュアだか...
まとまりが見えない短編ではあったが、楽しめた。 特に、立っているものは舅でも使え、と、あしみじおじさん、は結構好き。立っている〜は設定がぶっ飛んでるけど、なぜかしっくりきちゃう主人公と舅のキャラよ。あしみじ〜の方は、主人公の向かう方向性がなんかぶっ飛んでるけど真面目でピュアだからこそまともな周りの人たちが彼女を導いてくれるんだよなぁ。 昌美さん、めちゃんこいい人。 2023.8.14 129
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やっぱり柚木麻子さんが好きだな〜と思った本。 この本に出てくる菊池寛先生が魅力的です。 「エルゴと不倫鮨」と「立っている者は舅でも使え」が好き。
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