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図書室のはこぶね の商品レビュー

3.9

133件のお客様レビュー

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2023/02/23

悪い部分が見えやすいがちょっとした良さを感じるバランスが、物語の登場人物っぽくない新鮮な魅力があり、それぞれが作り出す関係性が面白かった。

Posted byブクログ

2023/02/11

図書館での表紙借りだったのだけれど、とても良かった。 扱っている題材がとても今風だなとは思ったけれど、説教臭くなく自然な感じがとても好き。

Posted byブクログ

2023/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ケストナー「飛ぶ教室」から始まる1週間の高校生たちと元高校生たちの物語。  行事を楽しめる者たちと楽しむことが出来ない(いろんな背景があって)者たちの対比に少し苦しくなってしまうことがあったけど、真の悪人はいなくてみんないろんな思いを持っている。朔太郎の言動は最初からあやしいなあーと思ってたけど、そういう繋がりがあるとまでは思わなかった。  「飛ぶ教室」を読んだことのない人は先に読んだ方が物語とのリンクをさらに感じることが出来るし、どちらの腕白どもも大切な存在になると思う。私は何も考えてないように見えて、周りのことを大事にしているマティアスが好き。

Posted byブクログ

2023/01/15

最後の一文が、とにかく好きです。ものすごく。 この本を手にとる人は、少なからず本や図書室が好きなのではないかと思いますが、私は完全にそんな一人です。 受験生の頃、毎日高校の図書室で勉強していました。 叶うならば、好きな人や自分を見てくれる人がそこにいないかと思いましたが、そんな...

最後の一文が、とにかく好きです。ものすごく。 この本を手にとる人は、少なからず本や図書室が好きなのではないかと思いますが、私は完全にそんな一人です。 受験生の頃、毎日高校の図書室で勉強していました。 叶うならば、好きな人や自分を見てくれる人がそこにいないかと思いましたが、そんな事はありませんでした。 この本を読んで、そんな懐かしい感覚や景色が浮かびました。 図書室に通っていた人に、ぜひ読んで欲しいと思います。

Posted byブクログ

2023/06/28

謎解きあり、図書室や本の楽しさもあり! 高校生が主人公ですが、大人になった人にも刺さる物語だと思う。 やっぱ本って楽しい! 本のソムリエ検索機使ってみたい〜!

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2023/01/07

確か題名で興味を持って、図書館予約。 たまたま怪我で図書委員を代わった主人公が見つけた一冊の本に挟まったメモ。 体育祭に出られない暇さから始まる 謎解き。 ひとりひとりがそのままでいいと 感じれる青春物語。 優しくて爽快なお話だった。 久々に一気読みした素敵な物語。 きっと本...

確か題名で興味を持って、図書館予約。 たまたま怪我で図書委員を代わった主人公が見つけた一冊の本に挟まったメモ。 体育祭に出られない暇さから始まる 謎解き。 ひとりひとりがそのままでいいと 感じれる青春物語。 優しくて爽快なお話だった。 久々に一気読みした素敵な物語。 きっと本好きの亡き父に紹介したら君が好きそうな 話だね、と言われること間違いなし。 そうだ、私は学生が頑張っいて爽快な話が好きだ! . 末尾には本書の中に出てくる書籍の 紹介が舞台の高校が紹介する形で 書かれている。 以前読んだフィクリーと似た構造。

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2023/01/04

10年ぶりに帰ってきた「飛ぶ教室」から始まった謎解きが、学校の伝統行事を揺るがすことに… 「みんなで楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要がある」 学校生活は何かと"みんな一緒"が定番だ  "みんな一緒"がキラキラしたものとは...

10年ぶりに帰ってきた「飛ぶ教室」から始まった謎解きが、学校の伝統行事を揺るがすことに… 「みんなで楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要がある」 学校生活は何かと"みんな一緒"が定番だ  "みんな一緒"がキラキラしたものとは思えない人もいるんだけどね 一緒⁉︎ うん、そうだね、一緒に楽しんでるよ 一応ね… でも 何故か心の中は冷めてる イヤだよ〜って叫ぶ小人が隠れてる そんな時もある 決まりがあると楽でいいし、いろんな個性をまとめやすい でも、決まりだから、当たり前だからと押し付けるのは、また別の話 それに、決まりだからと、周りに合わせている自分…合わせすぎて、大切なものを見失っていませんか?自分で考えること、気づくことの大切さを思い出させてくれる一冊でした。 まだ読んでないなら…きっと『飛ぶ教室』を読みたくなるよ。 そして、読んだら、「飛ぶ教室」のような仲間や大人たちが欲しくなるよ。

Posted byブクログ

2022/12/15

青春っていいなぁ。とても爽やか。 ケストナー著『飛ぶ教室』が図書室に戻ってきた理由とは。一冊の本をきっかけに十年前の謎を追う。そして体育祭を間近に控えたなか、図書室を舞台に物語は展開していく。 野亜高校伝統の「土曜のダンス」をめぐり彼らが企てた「方舟計画」。伏線回収により過去と...

青春っていいなぁ。とても爽やか。 ケストナー著『飛ぶ教室』が図書室に戻ってきた理由とは。一冊の本をきっかけに十年前の謎を追う。そして体育祭を間近に控えたなか、図書室を舞台に物語は展開していく。 野亜高校伝統の「土曜のダンス」をめぐり彼らが企てた「方舟計画」。伏線回収により過去と現在が繋がりをみせ、時を経て生徒会と体育祭実行委員も巻き込み大きな事態へ。 体や心にいろいろな特徴を持つ人たちも含めて、誰もが楽しめる環境を作る。それは学校行事に限らず社会においても同じこと。そういった視点を忘れずに持っていたいな。 また、魅力的な登場人物たち。彼女らの小さな心の動きも繊細に描かれていた。そして、かつて高校生だった大人たち。特に野亜高校の主的な存在の学校司書の伊吹さんの、程よい距離からきちんと彼女らを見守っていてくれる感じが好き。 大人になっても忘れたくない気持ちがたくさんあった。 それと「本ソムリエ」という図書室オリジナル検索機。私もおすすめしてもらいたいな。読書において選書って大事。その時の自分にピッタリとあった本と出会えるのは、その後の人生にも影響を与えるくらい幸せなことだと思うから。 最後に、この本の重要な鍵を握る『飛ぶ教室』。読んだことがある人ならより楽しめるはず。児童書ってあまり読んだことがなかったが、これを機に読んでみようかな。

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2022/11/24

さらっと読める本作。図書室が舞台の青春ミステリで米澤穂信の古典部シリーズの第一作を彷彿とさせられたが、そちらよりもかなり読みやすい。 個人的には郡司先生の学生時代の片思いを深掘りしたい。

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2022/11/19

学園青春ミステリーですね。 主人公の百瀬花音は女子バレーのエースだったが怪我のために部活が出来なくなる。折しも通う高校、野亜高校の体育祭が週末に行われる。クラスの図書委員から頼まれて体育祭が終わる一週間だけ代打を引き受ける。 図書室に出向いて、図書委員の俵朔太郎と図書当番をするこ...

学園青春ミステリーですね。 主人公の百瀬花音は女子バレーのエースだったが怪我のために部活が出来なくなる。折しも通う高校、野亜高校の体育祭が週末に行われる。クラスの図書委員から頼まれて体育祭が終わる一週間だけ代打を引き受ける。 図書室に出向いて、図書委員の俵朔太郎と図書当番をすることに成るところから物語は始まる。 十年前に貸し出された本がカウンターに返本されてきた謎、その本「飛ぶ教室」に隠された野亜校の体育祭、通称『土ダン』(土曜日に開催されるダンス)に関わる謎が膨らむ。 名取さんの物語は登場人物がしっかりと書き込まれていて、物語の進み方も丁寧で、主人公と一緒に謎解きと高校生活を体現している気分を味わえました。 名取さんの作品は人情味が豊かで心に温かさをもたらしてくださいます。

Posted byブクログ