香君(下) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
失われた文献に記載されていたオアレ稲の秘密がわからぬまま事態はどんどん悪くなる。植物、虫、バッタと天敵が天敵を呼び厄災は止まる事をしない。皇帝と諸侯の政治的配慮や陰謀、そして香君の存在意義といろいろなものを図りながら綱渡りような香君二人の合わせ技で見事に乗り切る決着に拍手です。 最後の場面、旅する香君として再生したアイシャ。細い道を迷いながら歩く香君に幸あれと祈ります。
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【「香り」と植物や昆虫の生態をテーマに描く壮大なファンタジーの誕生!】一見豊かに見える帝国はオアレ稲という優れた品種の生産に依存していた。やがて綻びが生じて危機が訪れた時、アイシャは立ち上がる。
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