きたきた捕物帖 の商品レビュー
「ぼんくら」シリーズを上回るか、期待度ハンパない。 この作家さんは、人物描写がホントにうまい。 登場人物一人ひとりが、出てくると同時に、こちらの心をわしづかみにする。 だが、この作品の主人公、北一のキャラは、まだ、ぼうっとしている。 心を持っていかれるほどではない。 ま、最...
「ぼんくら」シリーズを上回るか、期待度ハンパない。 この作家さんは、人物描写がホントにうまい。 登場人物一人ひとりが、出てくると同時に、こちらの心をわしづかみにする。 だが、この作品の主人公、北一のキャラは、まだ、ぼうっとしている。 心を持っていかれるほどではない。 ま、最初からシリーズものだと決まっているらしいから、 これからなのだろう。 それよりも、目の不自由な松葉や、 「桜ほうさら」にも登場した差配の富勘といった、 脇を固めている人々、そして、北一とコンビになるという、 喜多次のほうが、初回から、気になって仕方ない。 「桜ほうさら」の富勘のように、別の作品のキャラが、 シリーズを越えて登場してくるのは、ファンにはたまらない。 特に、「初ものがたり」の屋台の親爺、 ずっと気になっていたので、今後、こちらで姿を見せてくれるのか、 やっぱり、期待が高まる。
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宮部みゆきさんの本は結構読んでて、これもとっくに読んでるよな?って思ったら読んでなかった、、、、 今、こちらの2巻が出て図書館で300人待ちになってる。 なに!!!!と思って借りて読みました。 これは面白い。ってか、これ知ってるなぁーやっぱり読んだのかなぁ?と思ってたら、出てくる...
宮部みゆきさんの本は結構読んでて、これもとっくに読んでるよな?って思ったら読んでなかった、、、、 今、こちらの2巻が出て図書館で300人待ちになってる。 なに!!!!と思って借りて読みました。 これは面白い。ってか、これ知ってるなぁーやっぱり読んだのかなぁ?と思ってたら、出てくる登場人物が他の本に出てくる登場人物と被ってるらしい!でも、今回は頼りない若者が主役で、その髪の薄い主人公の青年と、なにやら影のあるなんでもできるけど、多くは語らない孤児青年のダブルキタさんで話が進んでいくらしく。 面白くないわけない展開です。 2。図書館待ちきれないから買っちゃおうかな。 そんな一冊です。
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時代小説だけど、挑戦してみてよかった!時々分からない単語が出てきたけど、ストーリーを把握するには問題ないので私のような初心者にぴったり。宮部さんのシリーズものということで面白いことは間違いないだろうと信頼してたけど、期待以上の満足度でした。16歳の北一が素直でまっすぐで好ましいし...
時代小説だけど、挑戦してみてよかった!時々分からない単語が出てきたけど、ストーリーを把握するには問題ないので私のような初心者にぴったり。宮部さんのシリーズものということで面白いことは間違いないだろうと信頼してたけど、期待以上の満足度でした。16歳の北一が素直でまっすぐで好ましいし、喜多次もまだ謎が残るミステリアスなキャラクターで気になる。ほかにもおかみさんや富勘など登場人物がそれぞれ魅力的で、全く飽きることなく楽しめました。解説もとても良くて、私が持った感想を上手く言語化してくれていた感覚。何百年たっても、人間の根っこの部分の喜怒哀楽は変わらないんだよなぁと納得しました。関連作品も次作も読みたい!
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捕物帖だけど、主人公は切れ者タイプじゃない。 実直でまっすぐ、心根のやさしい少年って感じだ。 その分、主人公が仕えていた親分のおかみさんや差配さんなど、周りの人たちが色鮮やか。読んでるこっちも、駆け出しの主人公・北一をいつの間にか応援したくなる。 第三話で、後に彼の相棒になるも...
捕物帖だけど、主人公は切れ者タイプじゃない。 実直でまっすぐ、心根のやさしい少年って感じだ。 その分、主人公が仕えていた親分のおかみさんや差配さんなど、周りの人たちが色鮮やか。読んでるこっちも、駆け出しの主人公・北一をいつの間にか応援したくなる。 第三話で、後に彼の相棒になるもう一人のきたさんが登場するけど、こっちはぼんくらなふりをして実は・・・という人物で、出自は謎だらけ。ぶっきらぼうだけど、恩義には妙に厚い。相棒は正反対で補い合うものと相場は決まっているけど、さて。 二人の出会いは、後々、エピソードゼロになっていくのかな。
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宮部 みゆきワールド全開で本当に楽しかった 宮部ワールドに関しては、この江戸ものの話がすごく好きで 前に桜ほうさらという話を読んでから江戸ものが出ると 購入していました。 そして今回も大当たりです! 主人公の北一くん おかみさん 富勘さん そして相棒となるもう1人のきたサンこ...
宮部 みゆきワールド全開で本当に楽しかった 宮部ワールドに関しては、この江戸ものの話がすごく好きで 前に桜ほうさらという話を読んでから江戸ものが出ると 購入していました。 そして今回も大当たりです! 主人公の北一くん おかみさん 富勘さん そして相棒となるもう1人のきたサンこと喜多次 ページ数は418ページと長編に感じるけれど 中身が4編の物語でできているのでスラスラとと読める。 これから涼しくなっていく秋のよながに最適なストーリー すでに続編が出ているのだけれど文庫で欲しいからひとまずは図書館で借りてきた。これから読むのが楽しみだ どの話も良かったけれど最後の「冥土の花嫁」が個人的に好きである それも最後の一文である おたまが、おかみさんを食わしているのはうちの稼ぎなんだよ。大きなお荷物のくせして感謝の一つもないもんかね」と言った後に北さんが 「それがてめえの本心か」 と怒りをあらわにしたシーンは読んでいて痛快でした たったそこだけしかおたまに反抗したシーンはなかったけれど、あの一コマは非常に胸がスカッとしました。 数行のセリフでしたが一番印象に残った。
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読後感がすっきり。きりっと爽やかな短編。 主人公の北一さんの今後の活躍に期待大なので、続編の「子宝船」を読むのが楽しみ〜。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
真っ直ぐで素直な、宮部さんらしい主人公の北一。 取り扱う事件はホラーかと思いきや、色々なパターンがあるようです。 これから続きの話を読むのが楽しみです。
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いやはや凄い。大したもんだ。 彼女の時代小説にハズレなし。 そしてまた新たなシリーズ誕生。続編がもう楽しみでタマラナイ。 その初作となる本書に収められた4編が何れも素晴らしい。 江戸人情?オカルト?捕物?バディもの?…まあとにかく品数豊富。飽きさせない。 半日で一気に読んでしまっ...
いやはや凄い。大したもんだ。 彼女の時代小説にハズレなし。 そしてまた新たなシリーズ誕生。続編がもう楽しみでタマラナイ。 その初作となる本書に収められた4編が何れも素晴らしい。 江戸人情?オカルト?捕物?バディもの?…まあとにかく品数豊富。飽きさせない。 半日で一気に読んでしまった。
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やはり面白い 宮部みゆきさんが面白い事はわかっていた でも感情が揺さぶられ過ぎて、自分が安定していないと潰れる時がある 後、単純に止まらなくて一気に読みたくて、寝食を忘れてしまう 中毒性があるね あぁ、面白かった
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岡っ引き見習いの北一が亡くなった親分のおかみさんや周りの知恵を借りて事件を解決する。 主人公の北一は見目も言動も頼りない。けれど人柄がよいので応援したくなった。
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