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ミシンと金魚 の商品レビュー

4.1

224件のお客様レビュー

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2024/09/14

短いので数時間で読み終えた。が、なんだかものすごく胸いっぱいになった。 壮絶な人生を歩んだ認知症の女性の話。苦労ばかりの人生だが、幸せな時間が確かにあった。大事に思ってくれている家族も確かにいたのだ。 認知症の女性視点で描かれているので、子供のような幼稚さを感じるような語り口調だ...

短いので数時間で読み終えた。が、なんだかものすごく胸いっぱいになった。 壮絶な人生を歩んだ認知症の女性の話。苦労ばかりの人生だが、幸せな時間が確かにあった。大事に思ってくれている家族も確かにいたのだ。 認知症の女性視点で描かれているので、子供のような幼稚さを感じるような語り口調だが、こうまで心揺さぶられるとは。 帯にデビュー作と書いてあってびっくり。圧倒的な才能で描き切る、と書いてあったが本当にその通り。ケアマネジャーとして働きながら執筆とあり、またまた驚いた。 他の作品も読んでみたい。他の作品もあるのだろうか?

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2024/09/06

ボケて介護サービスを利用しているカケイさんが今の状況を考えたり説明したり、その途中で過去の自分を思いだして記憶をたどったり。 なかなかに壮絶な人生のカケイさん。 忘れないように思い出して、また忘れてそして老いて老いて。そうして大事な記憶だけもって天に召されてゆくのかな。

Posted byブクログ

2024/08/24

認知症あるあるみたいな感じかなと思い中盤まで読み進め、作者と同じ支援職としてはあるあるすぎてあまり面白くないなと思っていたのだけれど、長女の話と広瀬のばーさんの話で良い意味で裏切られた。広瀬のばーさんがパンチありすぎてカッコ良すぎて、狙いすぎだろうと逆に気に食わなくなってくるレベ...

認知症あるあるみたいな感じかなと思い中盤まで読み進め、作者と同じ支援職としてはあるあるすぎてあまり面白くないなと思っていたのだけれど、長女の話と広瀬のばーさんの話で良い意味で裏切られた。広瀬のばーさんがパンチありすぎてカッコ良すぎて、狙いすぎだろうと逆に気に食わなくなってくるレベルだ(でも好き)。最後の手形のところにやられた。終盤までは大きな出来事もないし、過去の回想が主なので、そんなに派手な話ではないのだけれど、このしみじみと切ない感じがよかった。主人公の心情描写が必要十分で、過剰じゃないところも良かった。

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2024/08/19

受賞作品&作家さん達が推しているので、気になって読んでみたが、全然頭に入って来なかった笑笑 やはり、自分的には個人の語り口調のような作品は苦手なのかもしれない。。。 もっと、会話のあるような物語が好きなのかもしれない。。。 全然頭に入ってこなかったので、感想が全然書けていませんが...

受賞作品&作家さん達が推しているので、気になって読んでみたが、全然頭に入って来なかった笑笑 やはり、自分的には個人の語り口調のような作品は苦手なのかもしれない。。。 もっと、会話のあるような物語が好きなのかもしれない。。。 全然頭に入ってこなかったので、感想が全然書けていませんが。。。

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2024/08/14

ヘルパーさんに気を遣っていつもニコニコしているおばあちゃんの頭の中が語り始める 子供のように扱われながらも、どこか冷めた頭で自らの生涯を想い起こし、後悔と幸福を行き来する走馬灯 著者がケアマネージャーでもあると読後に知って納得したのと、自分の介護経験も重なって、母親もこうやっ...

ヘルパーさんに気を遣っていつもニコニコしているおばあちゃんの頭の中が語り始める 子供のように扱われながらも、どこか冷めた頭で自らの生涯を想い起こし、後悔と幸福を行き来する走馬灯 著者がケアマネージャーでもあると読後に知って納得したのと、自分の介護経験も重なって、母親もこうやって頭の中でいろいろ独り言を言ってたのかなと思うとちょっと切なくなりました

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2024/08/07

切ない。とっても切ない。 痴呆やボケは中々受け入れられるものではない。そっち側からどのように見えているのか、感じているのか。そっちの世界はどうなっているのか。 分からないからこその不安がある。 いつその世界に足を突っ込むことになるか?の不安も。 怒鳴られたり理不尽な目に遭ってもフ...

切ない。とっても切ない。 痴呆やボケは中々受け入れられるものではない。そっち側からどのように見えているのか、感じているのか。そっちの世界はどうなっているのか。 分からないからこその不安がある。 いつその世界に足を突っ込むことになるか?の不安も。 怒鳴られたり理不尽な目に遭ってもフワフワとやり過ごす、今と昔が混在して記憶が入り乱れてでも、自我がないわけではない。その狭間が切なかった。

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2024/08/07

人生の終盤を迎えた老婆の話。 本人目線の語り口調で話が続く。 介護施設での出来事や嫁の適当な介護の合間に昔を思い出す形で話が進む。 不遇の過去を切り抜け生きてきたが、最後に幸せを感じる?終わり方。 他社の評価は高いが自分にはどこが評価が高いのか分からなかった。話自体はよく...

人生の終盤を迎えた老婆の話。 本人目線の語り口調で話が続く。 介護施設での出来事や嫁の適当な介護の合間に昔を思い出す形で話が進む。 不遇の過去を切り抜け生きてきたが、最後に幸せを感じる?終わり方。 他社の評価は高いが自分にはどこが評価が高いのか分からなかった。話自体はよくある話

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2024/08/15

なんだか、凄いものを読んでしまった気がする、、、。 最後まで、ソワソワゾワゾワしてしまった。 そして、なんだか切ない。

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2024/07/27

はじめは正直読みにくかったのだが、読みすすめるうちに引き込まれる作品 老いや生まれてから死ぬということについて考えさせられた

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2024/07/20

認知症が社会的な問題となっている今こそ、そんな方々を想像するという点で読むべき本であると思います。 雑然とした頭の中を表現しており、はじめは内容がつかみにくく漫然と読んでいましたが、段々とおばあちゃんのこれまでが明らかになっていく過程に惹きつけられました。最後はすっきりとした気持...

認知症が社会的な問題となっている今こそ、そんな方々を想像するという点で読むべき本であると思います。 雑然とした頭の中を表現しており、はじめは内容がつかみにくく漫然と読んでいましたが、段々とおばあちゃんのこれまでが明らかになっていく過程に惹きつけられました。最後はすっきりとした気持ちで読み終えました。

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