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ミシンと金魚
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ミシンと金魚

永井みみ(著者)

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ミシンと金魚

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2022/02/04
JAN 9784087717860

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商品レビュー

4.1

233件のお客様レビュー

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2025/01/20

すごくすごくよかった!おもしろいというより大事にしたい、忘れたくない本。ひとりの人生を見せてもらった。 いつか大切な人や自分に死が近づいたとき、また読みたいと思った。

Posted by ブクログ

2025/01/15

語り口調でいきなり語り始める ん?待って、みっちゃん? 行きつつ戻りつ、記憶がはっきりしたり、とんだり、あぁ認知があるのだ、人生は若い時くらずっと続いているのだ、 老いてもそれは自分の人生の終わりに近いだけで、まだ続いているのだ 読みにくいけど、読み進めると切ない みっちゃん、あ...

語り口調でいきなり語り始める ん?待って、みっちゃん? 行きつつ戻りつ、記憶がはっきりしたり、とんだり、あぁ認知があるのだ、人生は若い時くらずっと続いているのだ、 老いてもそれは自分の人生の終わりに近いだけで、まだ続いているのだ 読みにくいけど、読み進めると切ない みっちゃん、あーそういうことか 、ミシンと金魚

Posted by ブクログ

2025/01/12

短いが濃い、小説であった。 ひらがなの多い、おばあちゃんの語りで描かれる文章。 子供とか、ネコとか、が語る小説は、そんなのあるよねって感じだが、痴呆症のデイサービスに通うおばあちゃんの語り、は結構斬新であった。 小学校もろくに通わせてもらえず、ママ母には、しょっちゅう殴られ、そ...

短いが濃い、小説であった。 ひらがなの多い、おばあちゃんの語りで描かれる文章。 子供とか、ネコとか、が語る小説は、そんなのあるよねって感じだが、痴呆症のデイサービスに通うおばあちゃんの語り、は結構斬新であった。 小学校もろくに通わせてもらえず、ママ母には、しょっちゅう殴られ、そんなふうに育ったカケイさんの話。 カケイさんが実在する人だったら申し訳ないが、カケイさんの語り話は、全体的にアホっぽい。 しかし、虐待され、満足な教育を受けられなかった人間は、こうなってしまうのだな、と妙に説得させられた。痛いも、辛いも、諦めるのが常で、考えることも放棄してしまうのだな、と。 そして歳をとり、体は思うように動かず、それでも、毎日を生きなければならない。老人食は美味しくないし、デイサービスの娯楽は馬鹿にされてるようだし、いろんなことをすぐに忘れてしまう。 そうして生きていることに、救いはあるのだろうかと、思わざるを得ない文章だ。 ただ、筆者は、老人ホームで働く側の人で、カケイさんの語りで書かれてはいるのだか、どうしても、働く側の目線が入り込んでいて、気持ちが悪い。 老人食は美味しくないかもしれないが、デイサービスの娯楽も子供だましで、面白くないのだろうが、カケイさん本人はそれでも楽しいのではないだろうか?文章の中には、デイサービスにもっと行きたがっているという、嫁の言葉が出てくる。 歳をとって、体が動かなくなるのは確かに辛いが、福祉サービスを受けれる、この世の中は、本当にありがたい、そう思っている人の方が多いのじゃないだろうか。 本当に辛いのは、福祉の現場で働く人じゃないのか? 老人たちのわがままに常に付き合わされ、食事が美味しくないだの、娯楽がつまらないだの、言われてる、職員の愚痴、あんなんで生きてて、楽しいんだろうか?と思っている、職員の上から目線の話の心の声を聞かされているような、そんな気がしてしまった。

Posted by ブクログ