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ブラックボックス の商品レビュー

3.3

211件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    62

  3. 3つ

    91

  4. 2つ

    24

  5. 1つ

    6

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2022/05/21

コロナの話もあり現代的な内容が反映されていたが、共感できることや、考えさせられる内容を見いだすことができなかった。

Posted byブクログ

2022/05/19

2022/5/7〜5/16 芥川賞。 途中の場面がコロコロ変わるところは何の説明もなく難解。 自転車の描写は疾走感あって読んでて気持ちいい! テーマは現代社会の生きづらさというかそういうもんなんだろうけれど、その原因について書いてるわけじゃなくて、現代で生きづらさを抱えた人の...

2022/5/7〜5/16 芥川賞。 途中の場面がコロコロ変わるところは何の説明もなく難解。 自転車の描写は疾走感あって読んでて気持ちいい! テーマは現代社会の生きづらさというかそういうもんなんだろうけれど、その原因について書いてるわけじゃなくて、現代で生きづらさを抱えた人の心情や思考にスポットした作品。

Posted byブクログ

2022/05/17

“ずっと遠くに行きたかった。 今も行きたいと思っている。” すごくよくわかる 高校卒業後ぐらいからずっと、どこか遠くに 行きたいと思い続けている 海外に住んだ、海外旅行をしてみた、 知らない土地に行ってはみても、一時的には 満たされてもすぐにまた遠くに行きたい衝動に 襲われる...

“ずっと遠くに行きたかった。 今も行きたいと思っている。” すごくよくわかる 高校卒業後ぐらいからずっと、どこか遠くに 行きたいと思い続けている 海外に住んだ、海外旅行をしてみた、 知らない土地に行ってはみても、一時的には 満たされてもすぐにまた遠くに行きたい衝動に 襲われる 結局それは場所じゃないんだ、内面が変わること なんだと気づく 主人公サクマはバイクメッセンジャーから、 いきなり遠くに行ってしまい、なにも満たされない 日常に思い至る 物語は淡々としているけれど、訴えくるものは大きい サクマの苛立ちはよくわかる 男社会のあざとさや煩わしい人間関係をやり過ごす ために身につける気持ちの悪い処世術… 一体いつになったらこの日常のループから抜け 出せるのか?  10年後、20年後になればゴールにたどり着ける のだろうか?  たぶんたどり着けない そういった雑念を振り払う自転車の疾走感は何ものにも代え難い、雨の日だって関係ない とはいえ、日常のループだって毎日同じではない 同じことを繰り返していても毎日微妙違う、そこにきっと明日を生きるヒントが隠されていると信じる

Posted byブクログ

2022/05/17

“ちゃんとしなきゃ“と焦りつつも、そこを突き詰めずに先延ばしにしてしまう。少なからず、私にも覚えはあります。 世渡り術を持つ人を羨ましく思いつつも、(サクマは羨ましくないと言っているが、本当は羨ましいのだと思う)同じようには振る舞えない自分。 自分に欠けているものがはっきり分...

“ちゃんとしなきゃ“と焦りつつも、そこを突き詰めずに先延ばしにしてしまう。少なからず、私にも覚えはあります。 世渡り術を持つ人を羨ましく思いつつも、(サクマは羨ましくないと言っているが、本当は羨ましいのだと思う)同じようには振る舞えない自分。 自分に欠けているものがはっきり分かっているのに、その先、どう動いていいか分からない。 そんなサクマの頭の中(決して心の中ではない)がずっと書かれています。もう、ずっとサクマの頭の中なのです。深く深く潜り込んでしまって時々息苦しくなるほど。 読みながら、サクマに必要なのは教育だろうか?忍耐だろうか?経験だろうか?とどんどんどんどん私自身も深みに嵌まっていってしまいました。 でも最後は“心の中“が覗けたような気がしたかな。血が通った温かさを感じることができて良かった。

Posted byブクログ

2022/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

芥川賞受賞作。 なかなか久しぶりに芥川賞受賞作なんて読んだ気がするなぁと、過去の受賞作リストを眺めていたら、なんだタイトルは知っているものもちらほらだが、だいぶ読んだことなかった。 ましてや『コンビニ人間』なんて、読んでいながら芥川賞であることすら認識していなかった。 そんなんだから、”ぽい”とか”ぽくない”とか言う程の分際ではないのだけれど、自分のイメージ的にはまさに芥川賞って感じの内容でした。 なんとなく辿り着いた自転車便という職で、自分の未来について悶々とした思いを抱きながら、肝心の一歩を踏み出す程の真剣さも持てない主人公サクマの下り坂人生譚。 場面転換の鋭さや、一歩間違うとすぐそこにあるレールから外れた道を進まざるを得なくなる恐怖への煽りには力を感じたものの、ぐるぐるぐるぐる回るネガティブ思考とすべり落ちていくのっぺらな思い、ときに暴発する苛立ちは救いようがなく、苦悩ばかりが色濃い展開。 ごく限られた場面だけでここまでの苦悩を描き切ったのはさすが受賞作だが、自分的にはもう少しばかりの清々しさが欲しかった。

Posted byブクログ

2022/05/14

メッセンジャーの話が延々続くのかと思っていたので、意外な展開だった。タスクをこなせばゴールのある世界と、ある意味自由だがゴールの見えない世界。主人公のサクマは、元の世界に戻って頑張れるのだろうか。。

Posted byブクログ

2022/05/11

主人公サクマは、そう悪い奴でもないなと感じた。すぐ頭に血が上って、それを抑えられないのは問題だが、意外と冷静で客観的な視点も持ち合わせている。普通に生きることの難しさや、社会の中で感じる不合理、葛藤などに焦点をあてた一冊である。

Posted byブクログ

2022/05/08

同じことを繰り返す毎日と、先の未来が繋がらない。 でも、本当に全く同じことを繰り返しているか?そんなの誰にもわからない。 という、すごく前向きなメッセージと受け取った。 ゴールのある「制度」を、サクマは安心と不快と言っている。 不快なのかどうか共感できないが、 少なくとも前向...

同じことを繰り返す毎日と、先の未来が繋がらない。 でも、本当に全く同じことを繰り返しているか?そんなの誰にもわからない。 という、すごく前向きなメッセージと受け取った。 ゴールのある「制度」を、サクマは安心と不快と言っている。 不快なのかどうか共感できないが、 少なくとも前向きに毎日起こること、自分が起こすことに向き合おうと思った。

Posted byブクログ

2022/05/04

全体的に何を伝えたいのか曖昧で、それでいて専門的な知識をつらつらと並べられているので読み進めづらかった。現代の情勢とリンクはしているが、「ただそれだけ」。そんな印象を受けた。

Posted byブクログ

2022/05/01

居そうでいないキャラ、ありそうで無いストーリー、なんかそんな感じの小説。 自転車の詳細部分のと配達の模写はくどくて読むのに疲れた。

Posted byブクログ