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暇と退屈の倫理学 の商品レビュー

4.3

430件のお客様レビュー

  1. 5つ

    185

  2. 4つ

    138

  3. 3つ

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2024/09/08

「この本が一番退屈だったわ!」というのが流れとしてはありがたいんだが、面白かったわ!どうしてくれんねん!(どんなクレーム?) うーん、やっぱ「哲学」面白いわー そして國分功一郎さんわかりやすいわー 出発点となる「問い」の設定が秀逸すぎるのよね そこがまず共感できるのよ 「そ...

「この本が一番退屈だったわ!」というのが流れとしてはありがたいんだが、面白かったわ!どうしてくれんねん!(どんなクレーム?) うーん、やっぱ「哲学」面白いわー そして國分功一郎さんわかりやすいわー 出発点となる「問い」の設定が秀逸すぎるのよね そこがまず共感できるのよ 「それ、自分も思ってたー!」 それを、ほんとはめちゃくちゃに難しい概念とかを引っ張り出してきてるんだけど、分かった気になるのよね そして結論としては、ぼんやりとまぁそんな感じだろうな〜って思ってたことで、特別凄い!ってことでもないんだけど(これはご本人も仰っている)この色々考察した過程を一緒に進むことで、ふにゃふにゃってしてたことがカキーンてなるのよね でもって、そのカキーンが自分の力で成し遂げたようにちょっと思えるのね 要するにうまく乗せてくれるの つまり、色々考えたり、勉強したりすることが、ちょっと楽しく思えて来るんよね 退屈を打ち破るのは國分功一郎先生と学ぶ「哲学」やったんや!と言ったらちょっと褒めすぎかな〜w

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2024/09/04

初めて哲学と呼ばれる分野の本を手にしました。文体自体は非常にわかりやすくなんとか読み切れましたが、理解度は多分半分くらいだと思います。 国分さんの本はまた機会があれば読んでみようとおもいます

Posted byブクログ

2024/09/21

消費社会で自らが操作されているという気持ち悪さ、ミニマリストに憧れる気持ち、贅沢における考え方、 あらゆる私の考えが繋がって、漠然としていた思いを言語化してくれていた部分があった。 哲学でありながら、社会学チックなアプローチであったのが、ちゃんと大学で学んだことの延長として、私...

消費社会で自らが操作されているという気持ち悪さ、ミニマリストに憧れる気持ち、贅沢における考え方、 あらゆる私の考えが繋がって、漠然としていた思いを言語化してくれていた部分があった。 哲学でありながら、社会学チックなアプローチであったのが、ちゃんと大学で学んだことの延長として、私の知の蓄えとなりそうで、ありがたかった。 本当に私がしたいこと、欲しいものはなになのか を考えて、流されず生きたいと思った。 第6章の暇と退屈の人間学では、生物学(生態学?)チックな知識をもとに、世界を見ることができたが、大変面白く、そういった分野の本にも手をつけてみたくなった。

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2024/08/31

暇と退屈なんて今まで考えたこともなかったから手にとった。 哲学って面白い!読み出すと最後まで止まらなかった。新たな気づき、今まで自分になかった視点に出会えた。

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2024/08/30

この一冊を読んで、まず思ったことは「哲学ってやっぱり面白い」。 これだけ時代は進化して、身の回りのものは変化しているのにも関わらず、人間の思うこと・考えることは変わらないのだなと感じる。 だって、どことなくパスカルやハイデッガーなど哲学者の言っていることはなんとなくでも理解でき...

この一冊を読んで、まず思ったことは「哲学ってやっぱり面白い」。 これだけ時代は進化して、身の回りのものは変化しているのにも関わらず、人間の思うこと・考えることは変わらないのだなと感じる。 だって、どことなくパスカルやハイデッガーなど哲学者の言っていることはなんとなくでも理解できるから。 特に、人間が環世界を容易に行き来できるという話は面白かった。流れている時間は個体によって違うということも。 人は何かを得たようで、何も得てなくて、むしろ退化しているのかもしれない。 これを読んだら、人生がきっともっと深く楽しくなる、そんな一冊でした。

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2024/08/28

暇と退屈の違い、消費社会がもたらす満足感の得ない行動など、第5章までは面白かったものの、環世界を取り上げたところからハイデッガーの理論を解釈できなくなった点で残念に思った。 ハイデッガーの言いたいことは、環世界ではなく、人が使っている言葉と概念だと思う。それが動物と決定的に違う...

暇と退屈の違い、消費社会がもたらす満足感の得ない行動など、第5章までは面白かったものの、環世界を取り上げたところからハイデッガーの理論を解釈できなくなった点で残念に思った。 ハイデッガーの言いたいことは、環世界ではなく、人が使っている言葉と概念だと思う。それが動物と決定的に違うのに著者が気づけていないために第6章から偏った考えになり、ハイデッガーを批判する表現によって最終的な結論が全く頭に入ってこなくなった。

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2024/08/26

現代人がなんとなく感じている退屈さを哲学的に論じている本。 結論を導くまでの道筋が非常に興味深い。哲学書で文庫本で400ページを超える量であるのにページを繰る手が止まらない。 実践書ではないので、具体的に〜すればよい!という倫理本ではないのだが、今抱えているなんとなく退屈、と...

現代人がなんとなく感じている退屈さを哲学的に論じている本。 結論を導くまでの道筋が非常に興味深い。哲学書で文庫本で400ページを超える量であるのにページを繰る手が止まらない。 実践書ではないので、具体的に〜すればよい!という倫理本ではないのだが、今抱えているなんとなく退屈、という気持ちがどこから来るのかがわかるため、読めばなにかしらのヒントは得られるにちがいない。 哲学書を読んだことがない人でも読むのは辛くないだろうが、一通り哲学史を学べる本を読んだ後に読んだほうがより楽しめるだろう。

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2024/08/21

(メモ)環世界の説明に疑問が残った。環世界は知覚によって形成されるものではないのか?学習によって知覚は変化するのか?盲導犬が人間に都合のよい行動を学習することは知覚の変化と言えるのか?天文学者が宇宙について学んだ知識によって世界の認知が変わるのか?

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2024/08/21

なんとなく本屋さんに行って、パラパラと中身を少し読んで、あっ!これ面白い!と思って買いました。 なんで私達は暇なときソワソワしてしまうのか、なんで幸せだと思うような時に退屈を感じるのか、いろんな角度から解き明かしてくれます。筆力がとても高く、平易な言葉で読んだ人間の哲学を考える...

なんとなく本屋さんに行って、パラパラと中身を少し読んで、あっ!これ面白い!と思って買いました。 なんで私達は暇なときソワソワしてしまうのか、なんで幸せだと思うような時に退屈を感じるのか、いろんな角度から解き明かしてくれます。筆力がとても高く、平易な言葉で読んだ人間の哲学を考える土台を作ってくれるような、そんな素敵な本です。

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2024/08/20

暇とは 退屈とは 結局それは自分で見極めなきゃいけないのかもしれない。 暇を暇と思える感覚。 暇とは自由だという事を思い込む。 退屈との向き合い方。 退屈だと思い込んでしまった瞬間退屈だという感情に気づく。そこで自分にとっての退屈とはを知ることになるだろう。 一度読んだだけでは自...

暇とは 退屈とは 結局それは自分で見極めなきゃいけないのかもしれない。 暇を暇と思える感覚。 暇とは自由だという事を思い込む。 退屈との向き合い方。 退屈だと思い込んでしまった瞬間退屈だという感情に気づく。そこで自分にとっての退屈とはを知ることになるだろう。 一度読んだだけでは自分自身に落とし込むのは難関 日々の感じるところからスタート。 今自分は暇か?それとも退屈しのぎか?ただの気晴らしか?考えれば考えるほど答えはどこに? 自分に落とし込める日が来る事を思う。

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