真夜中のマリオネット の商品レビュー

知念実希人(著者)

2022/05/02

これはいささか残念なり。ほぼほぼ、よもやこうは終わらんよな、と案じた結末ですもの。なんぞかんぞ相当に無理がありますでしょ。ワルっぽくても最後にはきっと頼りになると踏んでいた美濃部巡査部長なんて、最後の最後まで見当違いのおっさんではないですか。それと、髭女王の紅さん。あなたもアングラな裏社会ではいっぱしの住人であるはずで、その言動が・・・まったく人物を見誤ってるというのは、伏線回収を妨げる悪質な妨害ではなかろうか。とにかく、登場人物の誰も彼もがお粗末ですよ。犯人に限らず、皆さんを逮捕したい思いに駆られたわ。

2022/04/30

図書館で借りたもの。
「真夜中の解体魔」に婚約者を殺された救急医の秋穂は、交通事故で重傷を負った「真夜中の解体魔」らしき少年・涼介を助ける。だが彼に無実に思える証拠を見せられ、ともに真犯人を探すことに…。

だいたい予想通りの展開だったけど…真相が怖すぎた…。

2022/04/30

主人公の秋穂がおバカすぎてイライラした(^_^;)。こんなお医者さん嫌だ。
絶世の美少年も現実味がないし…。後半は二転三転したけど、犯人は初めからこの人だろうなぁと思ってたらやっぱりそうだった。
結局、犯人以外が犯人のマリオネットだったということか。
毎度読みやすくて一気読みさせられてしまうテンポの良さと、どうなるどうなると思わせるハラハラ感は流石(*^^*)。

2022/04/29

人間の想いというものは、一つの解が定まっているような単純なものではない。
量子力学に示されミクロの世界で生じている現象のように、様々な感情が重なり合って存在している。

2022/04/26

誰が誰のマリオネットだったんだろう…。

読み終わった直後の感想は、これでした。

表紙を見ると、あたかも涼介がマリオネットであるかのように感じますが、実際は涼介以外の人間が見事に涼介の手のひらの上で転がされていた感じですよね。

一瞬、涼介は黒幕ではあるけれど、実行犯は倉敷なのか？と思いもしたけど、展開としては『あぁ、そうなんだね。』と割と素直な印象（笑）

一見、一件落着と見せかけるまでの流れはちょっと安易な感じがしたけど(というか美濃部が真犯人という線が無理がある)、そのあとの種明かしはじわじわ寒気がくる感じで面白く読みました。

久しぶりの一気読みでした！

2022/04/25

着々と話が解決の方向に進んでいき、最初は迷っていたはずなのにどんどん１つの方向に突き進んで行く秋穂の心情に寄り添い過ぎていいのかとなんだかしっくり来ないまま流されて。。。

そして3章の最後ではヒントが沢山あって、うっすらどんでん返しが見えた！
エピローグでどう締めるのかドキドキしながら読めたー。

そして読み終わりはゾクッとしたー。

2022/04/25

作者の一気に読み進ませるテンポの良さはさすが。
あの人も怪しい。この人も怪しい…と思いながら読みました。時々、それ都合よくない？と思うながれもあったけど、ま、それも楽しんで一気読みです。

2022/04/24

結局最後に裏切られた。
途中まで先が読める展開が続いて、あれ？こんなもんなの？って思ってたのに。
でもその展開にもっと面白みと深みがあれば最高だったかな。

2022/05/01

『真夜中の解体魔』の正体は誰なのか？！
果てして涼介は天使なのか悪魔なのか？！
最後までハラハラしながら一気に読み終えました。

2022/05/13

読後タイトルを噛み締める。マリオネット以上でも以下でもなかったのだろうと思うと、生来のものが環境によって増幅された冷酷さが際立つ。ところどころ登場人物の態度や感情の変化に違和感を覚えるところはあるが、パズルのピースのように嵌っていく流れは読み進めやすかった。