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真夜中のマリオネット の商品レビュー

3.6

192件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    59

  4. 2つ

    19

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    6

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2022/03/19

+++ 私が救ったのは、天使か、悪魔か――。 殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」。 婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。 そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。 ...

+++ 私が救ったのは、天使か、悪魔か――。 殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」。 婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。 そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。 無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。 「彼は『真夜中の解体魔』だ」と――。 涼介に復讐しようとする秋穂に、涼介は綺麗な涙を流しながら訴える。 「僕は罠にかけられただけなんです」と――。 無実に思える証拠を見せられた秋穂は、ためらいながらも涼介と真犯人を探すことになるが……。 涼介は真犯人に操られた哀れな人形(マリオネット)なのか、それとも周囲を操る冷酷な人形遣いなのか。 衝撃のクライマックスに、きっとあなたは絶叫する。 知念実希人が贈る、究極のクライムサスペンス。 +++ 誰が本当の悪なのか。読み進むほどに、あっちへこっちへと揺れ動き、なかなか的を絞って感情移入できない。さまざまな形で、人に、気持ちに操られる者たち。マリオネットの供宴とでもいった趣である。真実に向かって大逆転、と思うも束の間、最後の最後に、最悪の裏切りを見せられ、(信じ切っていたわけではないにもかかわらず)ダメージから立ち直れない。野放しにしては絶対にダメな人間である。著者には珍しく、後味の悪すぎる一冊だった。

Posted byブクログ

2022/03/17
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『大丈夫、あなたは助かる。私が助けてあげる』あなたは〈真夜中の解体魔〉なの? 運び込まれた麗しの少年、石田涼介、そして彼を助けるのは、婚約者を〈真夜中の解体魔〉に殺された医師の秋穂。疑い信じ、また迷い、疑い。涼介と秋穂の距離が徐々に近づき始めるあたりはぐっと引き込まれた。読み進めるうちに何人かの〈犯人〉らしき姿がちらつく。そして、結末は、、、、はぁぁんそうきました? 途中ちょっと中弛みしちゃって読書が停滞しがちになりつつ読了。医師の秋穂の言動、行動に気持ちがシンクロできなくていまいち入り込めなかった。 【髭女王】の紅さんは、とってもNiceなキャラクターだったなぁ。救われました。

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2022/03/16

最後ドンデン返しは予想してなかったので驚いた。 今回は聞いたことないような難病が出てこなかったのでいろいろ納得できた。(「こんな難病のせいでした」となると「知らねぇよ」となってしまうので) 女医の行動があまりにも稚拙という子供じみててそこは興醒め。

Posted byブクログ

2022/03/15

硝子の塔の殺人の作者と同じということで読みました。 結構血の描写が苦手な私にとってはキツイ部分もあったのですが、面白かったです。 ただ、読後の後味が悪かったので

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2022/03/15
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初めに明らかに犯人ではないかと疑いながらも真犯人を探し始める秋穂。 怪しいと思っていた刑事はアリバイも有り、犯人ではなかった。そこに相棒の刑事倉敷が石田涼介を殺しにやってくる。倉敷が真夜中の解体魔で最後は死んで事件は解決したように思われた。 しかし、実際は石田涼介が相手の大切な人を殺して マリオネットのように操っていた。 やはり真夜中の解体魔は石田涼介だった。 最後に結果が戻ってくるのが驚かされた

Posted byブクログ

2022/03/12
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いや~、今回もおもしろかった!! 想像していた人が犯人だった!!やっぱりね~、と思いきや、死ぬ間際の会話がかみ合わないような…???と思っていたら、怒涛のエピローグ。大どんでん返し。 にしても、そのまま逃亡? 結末には、誰かも言っていましたが、たしかに、胸くそ悪い。 話はとても面白かったけど、キャラクターに対しては、共感できなかった。なので、☆-1で。

Posted byブクログ

2022/03/12
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婚約者を連続殺人事件で失った医師のもとに、事件の容疑者の少年が救急患者として運び込まれてくる。婚約者の仇として少年を殺そうとする医師だったが、やがて真犯人を突き止めるために少年と協力するようになる。 少年が犯人なのか、濡衣を着せられたのか、 どちらかに振り切れない絶妙なバランスで情報が開示され、常に結末を考えさせられる。 フーダニットとしても面白かった。 魔性の少年と医師との関係性は女性向けというか人を選びそう。

Posted byブクログ

2022/03/11

連続殺人事件が起きた。 犯人と思わしき美少年と、殺害された被害者の婚約者との事件解決への道。 登場人物の誰かが犯人なのだろうと思ってたけど、 結末の表現にちょっと残念な気持ちになったのでマイナス1。

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2022/03/11

そうだよねー、そうだよねー、やっぱりそうならないとねー。な、結末。 途中、これでいいのか?な違和感がずっと気持ち悪かったので、その分読後のすっきり感は増したと思う。 秋穂がなぜ涼介にどうしようもなく惹かれていくかがよく分からないし、 それほどの涼介の魅力もよく分からなかった。...

そうだよねー、そうだよねー、やっぱりそうならないとねー。な、結末。 途中、これでいいのか?な違和感がずっと気持ち悪かったので、その分読後のすっきり感は増したと思う。 秋穂がなぜ涼介にどうしようもなく惹かれていくかがよく分からないし、 それほどの涼介の魅力もよく分からなかった。 登場人物がいまいちリアルに浮かんでこなかったから星3つかと。 あと、元奥さんはいなくてよかったと思う。 『硝子の塔の〜』の方が個人的には好み。

Posted byブクログ

2022/03/06
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涼介の胡散臭さがどうしても拭えなくて、でも髭女王の館のママの話や虐げられた人達に寄り添う姿を知って自分の狭量さを反省したけれど、結局こいつだったのかと後味が悪い…。

Posted byブクログ