赤と青とエスキース の商品レビュー
青山さんの作品は、大きな出来事があるわけではないが、人とのつながりを感じる。 読みながら、人とのつながりがどうなっていくのか、ワクワクドキドキしました。 赤と青!エスキース!最後には、ほーっと、余韻に浸れます。 いつも思うけど、読み返すとなお良し!
Posted by
美しい愛と一枚の絵の物語。 なんだけど!こんな繋がり方?!えー!まさかの! …と、感動モノの伏線回収。 構成が素晴らしすぎる。 さすが青山さん…。赤と青の…そういうことだったのか。 本当に良いお話だった!
Posted by
第1章の冒頭 「始まれば終わる」の書き出しを読んで、読みたい!と心を持っていかれた。 前に読んだ綿矢りささんの『蹴りたい背中』の冒頭「さびしさは鳴る」が頭に浮かんだ。この書き出しには衝撃を受けてて、今でも忘れられない大好きな一文。きっといいお話に違いないと思えた。 ただ、...
第1章の冒頭 「始まれば終わる」の書き出しを読んで、読みたい!と心を持っていかれた。 前に読んだ綿矢りささんの『蹴りたい背中』の冒頭「さびしさは鳴る」が頭に浮かんだ。この書き出しには衝撃を受けてて、今でも忘れられない大好きな一文。きっといいお話に違いないと思えた。 ただ、恋愛ものは最近あまり興味が持てずにいて、昔は手に取るのは逆に恋愛ものばかりだったのに、あー、悲しい限りよって思ってたんだけど、一章の“金魚とカワセミ”が思いのほかグッときて、まだまだ楽しめる気持ちが残っていることにホッとする。まさに自分の感受性くらい自分で守ればかものよだ。恋愛ものもたまには読もうと誓う。 「私は…私は、自信もないくせに見栄っ張りで、もう若くもなくて、それなのにいつまでも未熟で」 彼はふっと、おもしろいことを聞いたように笑った。「奇遇だね。俺もまったく同じだ」(略)彼が私に与えてくれていたのは、ただそばにいるという何よりも深い愛情だったのに。 大事なものは近くにありすぎて気付けずにいてしまうことがある。些細なことが、何気ないことが本当はすごくありがたいことだったり。 あーー、恋するっていいなと久しぶりに思えました。ありがとうございます。
Posted by
青山さんの最新作!エスキースとはフランス語で「本画を描く前の構想」のこと。メルボルンで画家の卵が描いた一枚のエスキースを発端として紡がれる4つの物語+エピローグです。すべての物語で赤と青の対比が描かれています。 青山さんの新境地と言われている今作ですが、確かに今までの作品に比べ...
青山さんの最新作!エスキースとはフランス語で「本画を描く前の構想」のこと。メルボルンで画家の卵が描いた一枚のエスキースを発端として紡がれる4つの物語+エピローグです。すべての物語で赤と青の対比が描かれています。 青山さんの新境地と言われている今作ですが、確かに今までの作品に比べるとちょっと大人っぽかったです。でもやはり青山さん、とても読みやすく、人と人との縁をテーマとしたハートフルなところは変わらず、さらにちょっとリアルなドラマチックさを加えた感じでした。 仕掛けがあるという触れ込みだったので、いろいろ勘ぐりながら読んでいたんですが…エピローグですべての種明かしがされ、なるほど!と唸ってしまいました。 今作の装丁も素敵ですね〜。正直、水彩画でペインティングナイフ⁈と思ったんですが、表紙に使われている水彩画のシャープな白い線や色の濃い線はペインティングナイフで描かれているようですね。お話に出てきたエスキース、見てみたいです。カワセミのブローチも素敵。青山さんのインスタで、たぶん同じものを青山さん自身が身につけてらっしゃるのを発見して、おっ!となりました〜。
Posted by
まだ途中だが、絶対星5つ!笑 生命力、生きる力ではなく、生きようとする力。 媚びがなくて清潔だ、気高い生命力。 エスキースとは、下絵のこと。下書きではなく 本番とは違う紙や板に自由に描いて構想を決める。頭の中をリアルな世界に落とす、最初の作業。 額縁の縁は、縁えん。 ジャ...
まだ途中だが、絶対星5つ!笑 生命力、生きる力ではなく、生きようとする力。 媚びがなくて清潔だ、気高い生命力。 エスキースとは、下絵のこと。下書きではなく 本番とは違う紙や板に自由に描いて構想を決める。頭の中をリアルな世界に落とす、最初の作業。 額縁の縁は、縁えん。 ジャック・ジャクソンに私も会いたい! 読み終わった!笑 一周回って、ホントにいい! 最後のエピローグで細かなところが回収。 鉛筆いっぽん買うのも大変だったジャックジャクソン、友だちの友だちを描いた、エスキースの絵が世界を巡り、縁があり昔の友だちに素敵な額を作られる。 心が温まる、今までの作品より大人な一冊。
Posted by
素晴らしい!! いろんな愛情の形を、1枚の絵を通して巡ることができる、絵画展のような短編集。 最後は「そうだったのね!」という仕掛け付き。 思わずラスト1章を読みながら、最初の章を読み返してしまいました(笑) 一貫して「赤」と「青」の色彩にこだわった作品。 大好きな1冊になりまし...
素晴らしい!! いろんな愛情の形を、1枚の絵を通して巡ることができる、絵画展のような短編集。 最後は「そうだったのね!」という仕掛け付き。 思わずラスト1章を読みながら、最初の章を読み返してしまいました(笑) 一貫して「赤」と「青」の色彩にこだわった作品。 大好きな1冊になりました。 作品に出てくる「エスキース」と額縁、実際に見てみたいな。。
Posted by
凄く美しい愛の作品 どこかで聞いた人生は一冊の本だとの言葉を思い出しこの作品にピッタリの言葉だと感じた ハラハラではなく日常系だけれど後半になると鳥肌が立ち心が温まった この本に出会えて読めて本当に良かったなっと思った
Posted by
なにこれ、、、!!おもしろすぎる、、! もう一回見ないといけない!! 一本の映画を見てたような感じ。 素敵な一冊に出会ってしまいました。 あの絵のタイトルが【エスキース】てとこもまた良い。
Posted by
青と赤が、女の子、タワー、飲み物や鬼など姿を変えて巡る。名前に姿を変えたエピローグを読んだら最初から確認したくなった。一枚の絵と恋人たちの月日を辿る素敵な物語だった。
Posted by
押忍(推す)4です。 帯で期待値上がりまくって、二度読み必至!とか「日本へ渡って三十数年、その絵画はふたりの間に奇跡を紡いでいく」とか書いてあったから、 多分短編の何処かにと見逃さないように読んでみました。 エピローグでそういうことか〜と、少しだけ鳥肌立って押忍プラス1。 この本...
押忍(推す)4です。 帯で期待値上がりまくって、二度読み必至!とか「日本へ渡って三十数年、その絵画はふたりの間に奇跡を紡いでいく」とか書いてあったから、 多分短編の何処かにと見逃さないように読んでみました。 エピローグでそういうことか〜と、少しだけ鳥肌立って押忍プラス1。 この本を読み終わったとき最初に思い浮かんだ人を、 どうか大切にしてくださいー。 って帯に書いてあったけど、特に誰も思い浮かばなかったです。。。 短編だったけど、エピローグまで読んで完結っていう感じでしたね。 エピローグがよかったです(o´・ω-)b
Posted by