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赤と青とエスキース の商品レビュー

4.3

1221件のお客様レビュー

  1. 5つ

    560

  2. 4つ

    436

  3. 3つ

    153

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    6

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2021/12/22

一枚の絵画が紡ぐ「ふたり」の物語。 緻密な心情描写に感情が揺さぶられ、一章の時点で泣いていた。 各章のエピソードに関連した「赤」と「青」を象徴するタイトルがめちゃくちゃ良い。 連作短編集だけど長編作品でもある。 締めのエピローグこそメインにふさわしい。 こういう仕掛け、ホント好き...

一枚の絵画が紡ぐ「ふたり」の物語。 緻密な心情描写に感情が揺さぶられ、一章の時点で泣いていた。 各章のエピソードに関連した「赤」と「青」を象徴するタイトルがめちゃくちゃ良い。 連作短編集だけど長編作品でもある。 締めのエピローグこそメインにふさわしい。 こういう仕掛け、ホント好きだなあ。

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2021/12/21

1つの絵画が色んなところで色んな人と繋がって 、面白くてどんどん読み進めていってしまいました。 今、私自身辛い状況ではありますが、たくさんの繋がりを大事にしていきたいと改めて思いました。

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2021/12/20

ああ、いい物語だ。 始まっては終わり、終わっては始まる。 小さくも大きくも、繰り返されながら続いていくんだね。

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2021/12/19

ネットギャリーにて読了。 ミニチュア写真家、田中達也さんの作品が表紙になっている青山さんの小説は、ほぼ全て読んでいるが、どれもクスッと笑えて、どこかホロッとくる心が温まる連作短編集である。 この「赤と青とエスキース」は前述した小説たちとは、表紙の雰囲気からして違っている。どん...

ネットギャリーにて読了。 ミニチュア写真家、田中達也さんの作品が表紙になっている青山さんの小説は、ほぼ全て読んでいるが、どれもクスッと笑えて、どこかホロッとくる心が温まる連作短編集である。 この「赤と青とエスキース」は前述した小説たちとは、表紙の雰囲気からして違っている。どんな小説なのかとても気になり読み進めた。 一言で言うならば、表紙と小説が一体となって響き合っている、そんな物語たちだった。 連作短編であるところは、やはり、青山さんだ。 けれど、軸になる人物とそれにまつわる絵画が一貫してどこかに登場する。 これまで読んだものとは違い、全体に切なくやるせない、少し冷んやりとした空気が漂う。 それでも最後には、人生とはそう簡単なものではないが、それぞれが何かを求め続ける価値のあるものなのだよ…と語りかけてくれているような、そんな余韻が残った。 そして青山作品のお約束通り、最後の章を読むと、また最初から読み返したくなるのだ! 2021.12.19

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2021/12/18

今年のNo. 1作品ですね!最高でした。 2回読むと、また味わいが変わります。 ずっと気になっていたのは「赤と青〝の〟エスキース」ではないのか。ということ。 エピローグまで読むと分かる。これは「赤と青〝と〟エスキース」だと。 青山美智子先生の本を読むと、毎回熱い気持ちになるん...

今年のNo. 1作品ですね!最高でした。 2回読むと、また味わいが変わります。 ずっと気になっていたのは「赤と青〝の〟エスキース」ではないのか。ということ。 エピローグまで読むと分かる。これは「赤と青〝と〟エスキース」だと。 青山美智子先生の本を読むと、毎回熱い気持ちになるんだよなぁ。「俺もやらなくちゃ」って思うんだよね。 もしかすると、青山先生と俺のモチベーションは〝完璧な結婚〟なのかもしれません。

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2021/12/18

短編集は好きじゃないけど、この作品は全てが繋がっていて面白かった。エスキースか…初めて知った言葉。なんか素敵な言葉でした。この登場人物たちの未来が幸せでありますように。、

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2021/12/16

さすが青山美智子さん! 絵画をテーマにした本なので、特に楽しみにしていました。 全ての話がこう繋がってくるとはいい意味で驚かされましたし、心がすーっと晴れるような気持ちになる本です。 赤と青に色んな意味が含まれていて、エスキースがどんな作品なのか想像が膨らんでいくばかりです。 ず...

さすが青山美智子さん! 絵画をテーマにした本なので、特に楽しみにしていました。 全ての話がこう繋がってくるとはいい意味で驚かされましたし、心がすーっと晴れるような気持ちになる本です。 赤と青に色んな意味が含まれていて、エスキースがどんな作品なのか想像が膨らんでいくばかりです。 ずっと本棚に置いておきたい1冊です。

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2021/12/16

優しい気持ちを抱いたままスーと読了。再びオーストラリアに行ける日が早く来ないかなぁ。うまく各編がつながっているんだ。水彩画でペインティング・ナイフ使えるんだ?ふーん。

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2021/12/16

ある一つの絵と、赤と青にまつわる人たちを描いた短編集。かと思いきや…。 終盤、「仕組み」に気づいて、もれなく私も「あら」と呟いた。 「数年前に発行された日本人作家のミステリー」。もしかしてあれかな?とは思ったけれど、まさかちょっとした伏線になっていたなんて。確実にあの作品ですね...

ある一つの絵と、赤と青にまつわる人たちを描いた短編集。かと思いきや…。 終盤、「仕組み」に気づいて、もれなく私も「あら」と呟いた。 「数年前に発行された日本人作家のミステリー」。もしかしてあれかな?とは思ったけれど、まさかちょっとした伏線になっていたなんて。確実にあの作品ですね。 エスキースは「下書き」。本番の前の準備段階。 人は、人とのかかわりによって生かされている。 歳をとっても悩みは尽きないけれど、歳をとってもなお人生は楽しいのだと、明るい希望を抱かせてくれた。 “私たちは色を失くしたりしない。色のない世界に私たちはいない。そのときの自分が持つ色で、人生を描いていくのだ。” (p.207より) 個人的には、「トマトジュースとバタフライピー」のタカシマに共感した。 バタフライピー、飲んでみたいなあ。 装丁のデザインも遊び心があってとても素敵。 さすがnext door design 岡本歌織さん。

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2021/12/13

最初にブクログに登録するために作品名検索で間違えた時から、「赤と青『の』エスキース」ではなく、「赤と青『と』エスキース」というタイトルである事がずっと気になっていました。エピローグまで読み終わって、今、なるほど!と思わされた感覚です。 「世界は狭い」という言葉を...

最初にブクログに登録するために作品名検索で間違えた時から、「赤と青『の』エスキース」ではなく、「赤と青『と』エスキース」というタイトルである事がずっと気になっていました。エピローグまで読み終わって、今、なるほど!と思わされた感覚です。 「世界は狭い」という言葉を、私自信はそういう風に感じたことがなかったのですが、こうして気づかないうちに繋がっている糸もあるのでは無いかと、少し、自分の意識で感じられた気がします。

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