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赤と青とエスキース の商品レビュー

4.3

1221件のお客様レビュー

  1. 5つ

    560

  2. 4つ

    436

  3. 3つ

    153

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    6

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2021/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なるほど。面白かったです。 驚きの展開だった。いや、私が鈍いのかな。 赤い服を着ていたことは覚えていて、それも伏線の一つだったのだとあとから気付いた。

Posted byブクログ

2021/12/11

まさか、こうくる話とは予想もしませんでした。 第一章はオーストラリアで出逢った21歳の日本人のカップルのブーとレイ。 交換留学生としてやってきたレイに現地で暮らしていたブーは「期間限定での付き合いをしよう」と言い、レイもそれを受け容れ、ジャック・ジャクソンというブーの友人の若い...

まさか、こうくる話とは予想もしませんでした。 第一章はオーストラリアで出逢った21歳の日本人のカップルのブーとレイ。 交換留学生としてやってきたレイに現地で暮らしていたブーは「期間限定での付き合いをしよう」と言い、レイもそれを受け容れ、ジャック・ジャクソンというブーの友人の若い画家を訪ね、レイの肖像画を描いてもらいレイは涙の帰国をします。 赤いブラウスを着て青い鳥のブローチを付けたレイの肖像画は「エスキース」と呼ばれます。 第二章と第三章は「エスキース」は出てくるものの、一見、全然違う話になったのかと思いました。 第四章ですべての話が繋がっていたのだとわかりました。 茜がオーナーのユリさんに、51歳にしてパニック障害になり「生き延びなさい」と忠告されるところは、私も体が丈夫でないので、心に染みました。 ユリさん曰く「人生は何度でもあるけど、それを経験できるこの体はひとつしかないのよね。だから長持ちさせなきゃ」 そして、この作品を全部つないでいたのは紛れもなく、ジャック・ジャクソンの描いた「エスキース」でした。 どんな風につないでいたのかは、読まれてみてください。

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2021/12/11

最後まで読みたかったけどなんでか読めなかった… 余裕のない人たちの心の隙間を描いているのに 不自然に余裕のある生活と洋風かぶれな雰囲気が なんともいえない心地の悪さにつながりよめなかった…ぜひ読み切った人の感想を読みもう一回向き合いたい!

Posted byブクログ

2021/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

多分何か物足りないと思うのは、主人公たちがどうやって生活しているかわからないからだと思う。 留学して帰って会社員になって画廊始めて喫茶店始めて雑貨店の社員じゃ、多額の遺産でもないと無理じゃない?と思ってしまう。 霞食べて都合よく生きてそうで、そこがちょっとひっかかる

Posted byブクログ

2021/12/12

赤と青とエスキース 著作者:青山美智子 発行者:PHP研究所 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 傑作連作短篇、2021年本屋大賞2位「お探し物は図書館室まで」の著作青山美智子さんの新境地。

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2021/12/09

タイトルに全てが凝縮されていると感じる。 出会い、関わり方、人生とは何か、読了後に自らの足跡を振り返りたくなるそんな作品と思う。

Posted byブクログ

2021/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ポンポンと気持ちいいくらいの伏線回収に、読んでいるページの指を挟んで前のページのその文章を探すのに忙しかった。青春時代、すっ飛ばして50代の2人の姿が彼ら目線で語られていたけど、その間の2人を他者から見た図もよき。ハッピーエンドで気分もよい。

Posted byブクログ

2021/12/08

引き寄せられるかのように出会った2人から素敵な絵が生まれる。 そしてその絵は、人を惹きつける。 出しゃばらずに絵を引き立てる額縁がまた魅力的だ。 まるで額縁に喩えたような穏やかなゆらぎ、飽きない温かみを全体から感じた。 四章まであるが、エピローグまで読みきってから良さがわか...

引き寄せられるかのように出会った2人から素敵な絵が生まれる。 そしてその絵は、人を惹きつける。 出しゃばらずに絵を引き立てる額縁がまた魅力的だ。 まるで額縁に喩えたような穏やかなゆらぎ、飽きない温かみを全体から感じた。 四章まであるが、エピローグまで読みきってから良さがわかる。 人生をどこからでも、どんなふうにでも新しく始めることができる。 …ということばが胸に沁みた。

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2021/12/07

35頁 『生命力って、生きる力じゃなくて、生きようとする力のことだよ。』 大好きな言葉になりました。

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2021/12/07

この人の作品を読むのは、お探し物は図書館までに続き2作品目だが、マンガのようにどんどん伏線が回収されていくのがなんとも気持ちいい。 今作も4章構成で、それぞれの章に登場する人物に関するストーリーが読み進めていくうちにどんどん鮮明になっていく。 最後のエピローグでは全てのストーリー...

この人の作品を読むのは、お探し物は図書館までに続き2作品目だが、マンガのようにどんどん伏線が回収されていくのがなんとも気持ちいい。 今作も4章構成で、それぞれの章に登場する人物に関するストーリーが読み進めていくうちにどんどん鮮明になっていく。 最後のエピローグでは全てのストーリーが繋がり、気持ちよく終わった。

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