1,800円以上の注文で送料無料

赤と青とエスキース の商品レビュー

4.3

1221件のお客様レビュー

  1. 5つ

    560

  2. 4つ

    436

  3. 3つ

    153

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    6

レビューを投稿

2022/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても温かくなれる本。まあ、青山美智子さんの作品は大体そうか。短編集の様相を呈しておりながら、その実繋がっている、私の好きな形式。 ・金魚とカワセミでは、レイとブーの出会いからジャックがエスキースを描くまでを語る。 ・東京タワーとアーツセンターでは、額縁職人のジャックとの出会いから、エスキースの額縁を作るまで描く。実はエスキースの額縁を依頼した画商がレイとブーだったことは、読者は最後に知る ・トマトジュースとバタフライピーでは、ベテラン漫画家とその弟子のインタビューが喫茶店で行われる。喫茶店内のエスキース。喫茶店のオーナーとウェイトレスがレイとブーだったことは、読者は最後に知る ・赤鬼と青鬼では、雑貨屋とデザイナーの初老のカップルの別れを描く。エスキースは登場せず、彼らこそがエスキースとなったレイとブーだと言うことが語られ、仲直りをする。 ・エピローグではジャック視点で今までのことをおさらいされる。

Posted byブクログ

2022/01/30

本屋大賞にノミネートされたので気になった本。 とても読みやすい文章で引き込まれていく 1枚の絵画をめぐる5つの物語。 途中コレは!と気付くところもあったけれど 最後にはそれもだったのか!となって全てが繋がる。 とにかく『エスキース』なのがすき。 あとブーもすき

Posted byブクログ

2022/01/30

大好きな青山さん。ラストは予想できちゃった部分もあるけど、やっぱり好き。お弟子さんとの話、好きだな。近くで見てくれる、そばにいてくれる存在を大事にしよう。絶対また読み返す。

Posted byブクログ

2022/01/30

1枚の絵を軸にした5つの短編集。第4作品だけが長いなあって思っていたのだけど、なるほど、4番目は重要でした。5番目のエピソードも併せて、なるほどそうだったのかって二度読みもわからないわけではない感じです。青と赤ってブルーとレッドか(当たり前(笑))。 先日読んだ「ワンダフルライ...

1枚の絵を軸にした5つの短編集。第4作品だけが長いなあって思っていたのだけど、なるほど、4番目は重要でした。5番目のエピソードも併せて、なるほどそうだったのかって二度読みもわからないわけではない感じです。青と赤ってブルーとレッドか(当たり前(笑))。 先日読んだ「ワンダフルライフ」も似たような構成だったけど、なるほど、こちらの方が温かい気持ちになって、本屋大賞ノミネートも理解できるなあ。

Posted byブクログ

2022/01/29

素敵な本でした。 物語は章ごとに別の話だけど、最後に物語が繋がるところがすごく面白かった。 また、なんと言っても章ごとの物語が感動的で毎回泣きそうになりました。 また、読み直そうと思います。

Posted byブクログ

2022/01/30

ずっと気になっていたけれど、本屋大賞ノミネートを知って購入。どうやったらこんな構成思いつくんだろう…絵にまつわる物語だからなのか、綺麗な風景、綺麗な心の人に溢れた作品でした。読んでるこっちまで何だかお洒落になった気分を味わうことができました。

Posted byブクログ

2022/01/29

本屋大賞ノミネート作品なので、読んでみました。 一枚の絵が、それぞれの登場人物たちの物語を見守っていくような物語。 ミステリではないので、一つ一つの物語のつながりは薄いように思うけれど、時を超えても変わらない絵が、誰かの物語の中に登場することで、奥行きが出るのが興味深かった。 ...

本屋大賞ノミネート作品なので、読んでみました。 一枚の絵が、それぞれの登場人物たちの物語を見守っていくような物語。 ミステリではないので、一つ一つの物語のつながりは薄いように思うけれど、時を超えても変わらない絵が、誰かの物語の中に登場することで、奥行きが出るのが興味深かった。 題名がこう繋がるのかと。 絵っていうのは、描く人にも見る人にも、特別な物語を用意する。 平易で優しい語りも心地よく、悩みの多い時期だったこともあり、とても癒された。 純愛ストーリーで、さまざまな愛の形が描かれるのだが、どの愛も主張がなく、支えるような柔らかい愛情であったこともよかった。 50代になって、パニック障害を抱えたしまう女性の話は身につまされてしまったが、そんな人にもホッとできるお話なのでは。 働きすぎて心を砕いている現代人の癒しになる作品だった。 昨年度も青山さんの作品は上がっていたが、本屋大賞ノミネート作品としては、過去作と似た傾向にある作品なのかなと思った。

Posted byブクログ

2022/01/29

読み終えた後の温かい余韻がすごくて… とっても素敵な恋愛を読ませてもらいました。 そして、よく皆さんがインスタにも書いている通り、 ここがつながるのね! という楽しみも味わえて満足感もひとしお。 1話目の「金魚とカワセミ」から心持っていかれ、 「赤鬼と青鬼」では、とある“仮説...

読み終えた後の温かい余韻がすごくて… とっても素敵な恋愛を読ませてもらいました。 そして、よく皆さんがインスタにも書いている通り、 ここがつながるのね! という楽しみも味わえて満足感もひとしお。 1話目の「金魚とカワセミ」から心持っていかれ、 「赤鬼と青鬼」では、とある“仮説”…いやいやむしろ、こうだったらいいな、という“願望”を持ちながら読み進めました。 「お探しものは図書室まで」を読んだ時も思ったけど、 青山さん、どうしてこんな温かい話が書けるんだろう。 自分に起きる出来事や、大切な人をちゃんと大切にしようって思わせてくれます。 装丁も内容もとにかく大好きな一冊になりました。

Posted byブクログ

2022/01/29

こういう恋愛物(個人的括り)は読まないのですが、とても良かったです。 エスキースを中心に、様々な要素(ネタバレ回避)があるおかげで、くどくないようになっています。 私と同じで、恋愛物に距離がある方も、これは平気なはずなので、手に取ってみて下さい。

Posted byブクログ

2022/01/29

1枚の絵に関連する様々な人間模様が書かれていて、ラストの伏線回収が面白かった。帯にあったように本当に2度読みして確認してしまった。

Posted byブクログ