明け方の若者たち の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
帯に惹かれて読みました 作中出てくる音楽を聴きながら読むと物語の空気感がより理解できました 話の途中からあの人はいなくなるのだれど、主人公の中で存在し続けるほど切ない恋愛ものがたりでした あの人がいなくなった後の世界はキラキラしたものではなかったけれど、最後の1行で主人公の今までがどんな状態だったのかわかって安堵しました 尚人のセリフが心に残りました 「フラれた相手のことは、どうにも忘れられないものだし、飽きるまで、好きでい続けるしかないよ」 「失恋の傷は、異性で癒そうとするな、時間で癒せ」 「寂しさを埋めるためにする恋愛は人を成長させねーよ」
Posted by
映画を観てから読みました。映画は割と原作に忠実でしたね。若者のマジックアワーに、そういうどろっとしたものが流れ込んできてたのはだいぶ衝撃的でした。
Posted by
失恋したことない人間って、きっと本当に薄っぺらいんだろうな…と思って、なんだかほんとうにほんとうに悲しくなりました。羨ましく思いました。 なんか途中で泣きたくなったし、なのに泣けないし。感情に蓋されてる状態で読んでて、寂しかったし切なかったし。なぜかこの話が自分のことじゃなくて...
失恋したことない人間って、きっと本当に薄っぺらいんだろうな…と思って、なんだかほんとうにほんとうに悲しくなりました。羨ましく思いました。 なんか途中で泣きたくなったし、なのに泣けないし。感情に蓋されてる状態で読んでて、寂しかったし切なかったし。なぜかこの話が自分のことじゃなくて悲しかった。
Posted by
純粋で満たされていた僕と彼女との日々。 社会人になり、ぶち当たる理想とかけ離れた現実。 誰もが当てはまるような20代前半の戸惑い、迷い、焦りを描いた作品。 振り返ると「こんなハズじゃなかった」と思い返すこと。それを何回も乗り越えて、気付いたら若者から大人になるのかな。 夜遅く...
純粋で満たされていた僕と彼女との日々。 社会人になり、ぶち当たる理想とかけ離れた現実。 誰もが当てはまるような20代前半の戸惑い、迷い、焦りを描いた作品。 振り返ると「こんなハズじゃなかった」と思い返すこと。それを何回も乗り越えて、気付いたら若者から大人になるのかな。 夜遅くまで仕事に追われ「なぜ俺だけがこんな目に」と思い、いっそボイコットしてやろうかと企んでいた頃を思い出す。
Posted by
彼女との関係に驚いた。主人公が最初から割と人生に暗い気持ちで生きててイライラしたけど、読んでいくうちに現代人ぽくて好きになった。
Posted by
出てくる場所全てが大学生活過ごした場所そのもので、その時間が恋しくなったりした。 まさに新卒1年目で全然思い描いてた社会人ではないけど、今がマジックアワーの渦中ならばこの瞬間を大切に生きたい。 そうすることが将来の思い出をつくるのだと思う。
Posted by
今までしてきたような恋愛が、あるいはしてこなかったけどどこかに面影を感じる恋愛が現実世界に登場する場所・物を通じて鮮明に描かれている。 異常に親近感の湧く物語の中で紡がれた言葉は自分の胸に傷となって残るような感覚さえ覚えます。 きっと誰もが体験したような愛情や友情、その周りに...
今までしてきたような恋愛が、あるいはしてこなかったけどどこかに面影を感じる恋愛が現実世界に登場する場所・物を通じて鮮明に描かれている。 異常に親近感の湧く物語の中で紡がれた言葉は自分の胸に傷となって残るような感覚さえ覚えます。 きっと誰もが体験したような愛情や友情、その周りにある人間関係そして空気感を存分に味わいながら読み進められることのできるこの作品はどの世代の方にも受け入れられる物語だと感じます。 感傷に浸りながら友人と飲みに行きたくなるような作品です。是非!
Posted by
随所にサブカルが散りばめられてて、そういうのが好きな人にはめちゃくちゃハマるだろう。 私は正直、思ってたより知らないものが多くて、勉強せねばという感じだったけど。 でも、去年少しだけこの作品と同じ様な経験をしていたから、「僕」と私を重ねて読むことができたのが良かった。 同じ...
随所にサブカルが散りばめられてて、そういうのが好きな人にはめちゃくちゃハマるだろう。 私は正直、思ってたより知らないものが多くて、勉強せねばという感じだったけど。 でも、去年少しだけこの作品と同じ様な経験をしていたから、「僕」と私を重ねて読むことができたのが良かった。 同じ様な経験なので、言うまでもなく成就しなかったんだけど、自分なりいろいろ気持ちを整理してきたつもりだ。 だけどまだ何となく言葉にならないもやもやがあって、この作品の言葉がそんな私のもやもやに少し輪郭を与えてくれた気がする。(もちろん、まだもやもやしていたりもするのだけど。。。) たとえば、「彼女の下心を僕の真心と交換することで成り立っていた三年」みたいな表現で、「ああ。私は真心、彼女は下心だったんだな」と気づかされたりした。 最近、小説を自分の気持ちを理解するためのテキストみたいに読んでる。 さて、次は何読もうかね。
Posted by
へー、映画の原作なんだ。 と手に取り、パラパラっと中を見た。 そしたら、舞台となってる街のほとんどが、かつて若者だった自分の過ごした街と重なっている。 よく行った場所も多数出てくる! と、気が付いたら購入し、夢中で読破。 20代の頃の、よく分からない苦しさが甦ってきた。 当時の自...
へー、映画の原作なんだ。 と手に取り、パラパラっと中を見た。 そしたら、舞台となってる街のほとんどが、かつて若者だった自分の過ごした街と重なっている。 よく行った場所も多数出てくる! と、気が付いたら購入し、夢中で読破。 20代の頃の、よく分からない苦しさが甦ってきた。 当時の自分は、いつも灰色の世界で、もがいていた様な気がする。 それでもやっぱり、「人生のマジックアワー」だったのかな。 今の自分には、心にピタッと嵌まった、とても面白い作品でした。
Posted by
映画を見てから読みました。 世代的にものすごくそう思うこと、こんなはずじゃなかったとかほんとにいっぱいあって共感できすぎて、でも最後までちゃんと引きずるの含めてなんとも惹きつけられる青春感がすごく良かった。
Posted by