明け方の若者たち の商品レビュー

カツセマサヒコ(著者)

2022/03/19

大学生から社会人になる青春時代。
こんなにも人を好きになるのかってくらい主人公は大恋愛をしていてそれが儚くも既婚者だったとは…。
そんな恋愛をしたことないから悲しくもあり、むず痒しさもあり。
また仕事も勝ち組と称された職場でありながらも、辞めたいと友達と飲みながら語る。周りの友が辞めると羨ましくもあり、自分には勇気がでないなど、そんなことも含めて若き時代にはありがちな描写を自然にかかれていた。

2022/03/17

いつだって青春を走る私たちの物語

コロナ禍で、青春を奪われたように感じていた私に希望を与えてくれた。今しかない青春を味わえ切れなかった、走り切れなかった。でも、この蒸し暑い気持ちでさえ3年後には青春の思い出になっているのかな、と。

「人生のマジックアワー」を知らずに通過する前に読むことができてよかった。
まだまだ走って足掻いて、辛いながらも少しの幸せを全力で楽しみたい。

2022/03/14

ーふとした何かでよみがえる想い。

〈あらすじ〉
大学卒業の年に忘れられない恋をした。彼女の全てが自分の世界の中心だった。ふとした何かで彼女との思い出がよみがえる。しがない社会人、内定が先に決まって勝ち組だと思っていたのに、いつのまにか、使えない社員、同級生たちに置いていかれてる自分になっている。それでも彼女だけが拠り所だった、、、。

〈感想〉
これは、社会人2〜3年目の方向けの小説だなあと思いました。少し早く読んでも、少し遅く読んでも、ぴったりはまる感じがないと思います。
この2人の恋愛については色々と物議を醸すところがあると思いますが、正直、私はこの2人どちらとも魅力を感じなくて、そういう意味ではお似合いなのかなあとか思いました(ひどい)。
映画化もされるようで、一体全体こんな恋愛をみんなしてるのか？！と半信半疑な感じで、他人の恋愛模様を覗いた気分で、それは面白かったです。

2022/03/13

恋愛の場面はあまり共感できなかったが、大学生から社会人になったとき、自分が何も特別なことは成し遂げられないと思い知ったり、社会の理不尽さに打ちのめされたりといった経験は自分にも思い当たるところもありかなり共感できた。

2022/03/13

彼女が理解できない。
彼女は自分の気持ちに素直な人、社会の評価ではなく自分の評価を大切にする人。
だからと言って人を利用して自分の気持ちを満たすのはどうなのかと。
僕もそんな彼女を承知の上で愛したのだから同情はできない。

印象的だったのは石田という人物の存在。
彼もまた端から見たら間違っている人生を必死に生きている。
彼にも早く自分のこれまでを振り返る時が来れば良いと思った。

私が僕のようなに人を深く愛したことがないからだろうか。
読んでいて共感したり、得られたものは何もなかった。
雰囲気だけの物語というのが率直な感想。

2022/03/03

辛くなるほどリアルすぎる。

それは、描写が上手く表現しているのもあるが、出てくる作品、音楽、場所がリアルで特定されているから、
イメージしやすかった。

すごく読みやすかった。

これでやっと映画館で観られそう。

2022/03/01

時間と体力とお金があるうちにやりたいことやらないとだめだな
思い出だけが輝いててもそこに価値はあるって言いたい、誰かを深く愛した経験がある人の人生はそうでない人よりも深みがある
大失恋した後に読んだら心抉られて号泣しちゃうかも

2022/02/28

読みやすかった。
胸が苦しかった。
確かに今思うと「こんなハズじゃなかった！」と嘆いてた過去のあの時間はマジックアワーだったなとしみじみ！！

2022/02/27

とっても読みやすくてページを巡る手が止まらなかった。
自分にはこういう体験はなかったけど、ちゃんと恋愛をしたことある人は共感するところだらけだと思う。
多感な時期の心の内側が丁寧に書かれていてエモかった

2022/02/23

誰かを心の底から愛して傷つく、
ということを経験した人生はとても価値あるものだと思う。
その人をまるごと愛するってどういうことなんだろう。
どうやったらそうなれるんだろう。
人生のマジックアワー、その一瞬の恐ろしいくらいのきらめきと苦しみ　
目の当たりにできて良かった。
映画も是非観たい。