明け方の若者たち の商品レビュー

カツセマサヒコ(著者)

2022/04/21

場面場面で曲が入っているけど、
自分はアジカンかなぁ。
映画の音楽が気になる。

懐かしい感じがして、
すぐ読めました。

2022/04/19

人それぞれ恋愛はされてきたと思うが、その方の生きてきた人生における、恋の比重によって感じ方が全然違う作品だと思った。

作者の比喩表現がとにかく素晴らしい。
くそぉ、勝てねぇ、って思うた。

2022/04/17

日曜日の夜に読んではいけない。僕にとってサザエさんよりも遥かに攻撃力が高い。とても憂鬱になった。
本の中には僕（25歳社会人）が逃避している現実が全て書いてあった。リアルで怖い。

2022/04/15

2012年5月、東京の学生街のそれっぽい沖縄料理屋で、第一志望の企業から内定を得た学生にだけ参加資格が与えられる「勝ち組飲み」が開かれた。僕はそこで彼女に出会う。

主人公が彼女と出会い、就職し、"こんなハズじゃなかった""何者にもなれない自分"にくさくさしつつ、魅力的な彼女との目眩がするような甘い生活に没頭する、数年間のお話。
こんなに格好悪い主人公は初めて。生々しくて、痛々しくて、これぞエモーショナル、というのか。　面白かった。

2022/04/12

大失恋の経験者には刺さる一冊

いわゆる大学生の普通の恋愛かと思いきや、後半で大きな展開を向かえる。

"彼女"が居なくなってからの"僕"の描写がリアルで、彼が感じる絶望感が浮き彫りに。

そして

何者かになりたい、だけど、どこにも踏み出せない
主人公に共感できる読者は多いはず。

甘美な大学生活の終わりから物語は始まり、
主人公が、こんなはずじゃなかった大人へと向かう過程を追体験できる作品

ややキザでポエミーなセリフも多いので、
日常生活で隙あらば使ってみたい(笑)

2022/04/04

読みやすかった！
驚くほど年代がドンピシャな主人公たちの、自分は他と違うと信じている姿や、同世代の輝く人を見て自分も動き出さなきゃともがく様が手に取るように理解できた。

今のままじゃダメだ！何とかしなきゃ！って言いつつも特に行動には移さずに仲間と愚痴るだけという図が真面目系クズには刺さる。

恋愛のところは、失恋した主人公の心理描写をねっとりと書いてくれたのが面白かった。
特に「ミカ」に泣きつくところが一番好き。

しかし、恋愛部分はなんかどっかで見たような表現だなと思うのが多々あったんだけど、報われない恋愛の歌詞を文章にした感じだったからかも。
（彼が百の幸せを与えるなら、僕は百一の幸せを渡したかった。とか）
え、突然RADWIMPSみたいなの挟むな。と戸惑ってしまった。
ちょいちょいそんなポエミーな文章が入ってくるのでその度に違和感を感じてたらそのまま終わった。

2022/03/31

　前半は普通のベタな恋愛物語が進んでいく。ベタすぎるくらいに。しかし、読み進んでいくと本の中間あたりで大きな展開を迎える。そこでやっとベタな前半の物語の意味に少しだけ納得できる気がする。
　主人公の願いが叶わない残酷な物語だなと思った。それと共に、現実を読者に味わせる物語なんだなとも感じる。あんまり予想していなかった展開が起きたのはとてもびっくりした。面白かった。

2022/03/29

映画を観てから読んだ。映画も、スピンオフの「あの夜、彼女は明け方を想う」から観た。多分色々順番は違うけどこの関連とにかく良かった。私のドンピシャだった。カツセマサヒコの言葉のチョイスにまた感銘を受けた。ひとつひとつが真似したい！と思うような言葉で…人生のマジックアワー素敵な時間、素敵な言葉。

2022/03/21

恋愛した楽しさ、別れた辛さ、時間が解決してくれる、若い頃を思い出した。こんなはずじゃなかったという思い、周りの結婚ラッシュ、共感できることが多かった。

2022/03/21

人生のマジックアワーを描いた青春譚。恋も仕事も純粋に、悩んで、迷って、前に進む。あの頃のこんなはずではなかったという挫折感や焦燥感。汚れなく美しい。あれだけ苦しんだ日々が輝いて見えるし、あの頃はよかったと思える。不思議だ。そう思えるのは、真剣に生きた証だと思う。