明け方の若者たち の商品レビュー
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大学卒業して就職すると、夢見てたキラキラした世界と何者にもなれない自分という現実とのギャップを目の当たりにして苦しくもなるけど、あとから振り返ったらお金も体力も時間もある20代前半は人生のマジックアワーみたいなものだから、その時間を大切に生きた方がいい っていうメッセージかなと感じました。 大学に入る前にこの本を初めて読んだときはなんかエモいな〜切な〜いいな〜くらいの薄い感想しか持ってなかったけど(薄すぎ)、大3になり就活が始まりつつも自分の本当にやりたいことはなんなのか自問自答しながら、現実を見てしまうせいで明確な夢を持てないままなんとなく過ごしている今の時期に読み返すとかなり感じ方が違いました。 “何者でもないうちだけだよ、何してもイイ時期なんて”というフレーズが個人的にはすごく心に残りました。何度でも読み返したい作品です。
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あの友達に読ませたいと思った。 名言多くてフレーズ集できる。 思ってること言い当ててくれるし、そのフレーズ使おう!っていうのが結構ある。 最近失恋したわけでもないのに想像できすぎて泣ける。
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浮気とか下北沢とか汚い居酒屋に、儚さゆえの美しさみたいなものを感じる人には刺さると思う。書評にも、「人生のマジックアワー」と書かれていたし。共感したり憧れたりするところがほとんどなくて、物語との距離を感じちゃった。高3とか大1くらいに読んでたらもっと楽しく読めたのかなぁ。 ・好き、という言葉を愛おしそうに使う人だった。 ・大切な人は、いつも突然いなくなる。でも実はまだ「突然」でもなんでもなくて、きっと行動や表情には見えない心の機微が積み重なって、「突然」のように見えているだけなんだ。 ・「花火を見てるとき、大人が子供ほどはしゃがないのは、なぜか知ってる?」 「わからん。なんで?」 「いつか誰かと見た花火を、静かに思い出してるからなんだとさ」
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前半はこんな男は嫌だな、こんなだったらじき振られるな、なんて思いながら読んでたんだけど、中盤、彼女の秘密が明かされ、それでこういう思考回路だったのねと分かり、一気に感情移入がすすんでしまった。 『ノルウェイの森』を読んでいるような、そんな感覚がした。雰囲気が似てる気がする。
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正しくはないかもしれない、周りの理解は得られないかもしれない、それでも全力で誰かを好きになる。そんな恋を私もしてみたいと思った。 どんなに辛い恋だったとしても、たっぷりと時間がたった後に思い起こせば、こんなこともあったなといい思い出として消化できる日がきっとくる。 だから、どんなに辛い恋になりそうでも、自分がどれだけ深く傷つきそうでも、若いうちに飛び込んでみたいと思った。 冷静になれない、大人になりきれないうちでしか経験できない恋をしてみたい。
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YouTuberがオススメの恋愛小説!と言っていたので、Kindleで調べてみたらセール中だったので買いました。 読んでみたらビックリ!え、これ、俺のこの前の失恋にそっくりやん!となりました。 失恋を意識し始めた頃(LINEが来なくなったあたり)の心情なんて、まんま俺で、グサグサ刺さりすぎて電車で泣きました。バスでも泣きました。それぐらいリアルでした。 とても読みやすい文体、表現で、2日で読み終えてしまいました。周りにも似たような恋愛をしてる人は0ではないと思います。そんな恋に悩んでる人がいたら教えてあげたい。そんな本でした。これが今流行りのエモいか。
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主人公の体験がまんま自分と重なった、というより重ねられた。追体験したかのような、その時々の風景が思い浮かべられた。 恋は盲目であり、強欲であり、純朴である。
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主人公の気持ちを強く理解することが出来たし、させられました。あまり、、、共感したくない自分の弱さまできれいに入ってくるもんだからついつい目を背けたくなるところもありました。恋がどこまで人を活動的に、無気力にするかも解像度高く書かれてて、社会人になることをちょっと躊躇しました笑笑
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8/2 純粋な恋ってなんだろうってたまに考える 浮気とか不倫はだめなのか ただ1人を愛さないといけないのか 別に私たちの気持ちは初めから規則があって動いているわけではないから、「好きかどうか」がただ問題だと思う それが世間から見て、相手から見て「酷く普通ではない」行為だったと...
8/2 純粋な恋ってなんだろうってたまに考える 浮気とか不倫はだめなのか ただ1人を愛さないといけないのか 別に私たちの気持ちは初めから規則があって動いているわけではないから、「好きかどうか」がただ問題だと思う それが世間から見て、相手から見て「酷く普通ではない」行為だったとしても 本自体はすごく読みやすいのでおすすめです
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ちょっとやるせなさとか生きづらさを感じながらも、今の私たちからすると若者の青春と呼べてしまうような、キラキラした自由が似合う若者たち。あの頃特有の、何かを背負わずにいられた頃の感覚がよみがえってきて、ただただまぶしい。
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