明け方の若者たち の商品レビュー
どの年齢で読むかによって感想は変わるかもしれない 大人になった今振り返ると、人生のマジックアワーは確かにあって、それは過去だけれどその過去があって今に生きている気がするので、無駄なことではなかったとおもっている 主人公と彼女の別れは、不倫にしなくてもよかったのになぁ...せつな...
どの年齢で読むかによって感想は変わるかもしれない 大人になった今振り返ると、人生のマジックアワーは確かにあって、それは過去だけれどその過去があって今に生きている気がするので、無駄なことではなかったとおもっている 主人公と彼女の別れは、不倫にしなくてもよかったのになぁ...せつない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画を先に見て、その直後に読み始める。原作を先に読むと映画は答え合わせ的に見て楽しめなくなるのだけど、原作を後に読むのは気にならない。映画がそれほど面白くなくて、原作を読むのが億劫だったのだけど、主人公の一人称で内面が生々しく語られるため、映画よりずっといい。映画に感じた空々しさがない。 就職して働くのが本当につらそうで、僕は就職活動もまともな就職もしたことがなく、もし自分がその立場なら即辞めているとしか思えない。恋愛も彼女の魅力が大いに語られているのだけど、その感じ方で女性を好きになったことがないので、「そうなんだー」とか「へー」としか思えない。ただ、こんな風に好かれたら女性としてはうれしいのではないだろうか。
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苦しくも美しい20代の恋愛。 途中でそうきたか!!ってなった。笑 私も後悔しないような選択をしたいと思ってたけど、あまり考えずに本能に従って進んでみるのも、この時期ならアリなのかなと思った。
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叶わぬ恋、でもやめられない恋、 愛して愛して傷ついて愛して 僕はダサくて人間らしくて あんなにひとりを愛せる男はかっこいい 彼女は残酷で綺麗だった 何者でもないことにみんな燻っているのかな 何者かになろうとあがいて、諦めていく 諦めてもやっぱり何者かになりたくて そん...
叶わぬ恋、でもやめられない恋、 愛して愛して傷ついて愛して 僕はダサくて人間らしくて あんなにひとりを愛せる男はかっこいい 彼女は残酷で綺麗だった 何者でもないことにみんな燻っているのかな 何者かになろうとあがいて、諦めていく 諦めてもやっぱり何者かになりたくて そんな香ばしい若者たちも妙にリアルでした 大学生の今、くだらない日常が だらだらとした平凡な日々が いつか輝いて見えるのだろうか 自分も燻ってる何者でもない人です
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とても読みやすい小説だった!! 主人公の話すことにとても共感できる点が多かった。 大企業に務めてる人はめっちゃ大変なんだなっていうのも感じた…
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なんかこれ読んでる時、読んだことなかったのに細かい描写の想像がついて、あたってしまうというなんとも不思議な現象が何度も起きた… ひとつひとつの言葉選びとか、表現の仕方が素敵すぎて、あと妙にリアルさもあって、共感もあって、こういう感じの小説めっちゃ好きだなと思った。
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「こんなハズじゃなかった」とか考えてる余裕があったら、さっさと目の前の課題を進めた方が、よっぽど効率的なんだ
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描きたいことを書いてるのか、若者をマーケティングして好まれるようなものを書いたのか。あざといくらいエモいけど、最後まで読ませる筆力を感じた。風呂のシーンがとても良かった。途中まで真相を書かないのは、信頼できない語り手のひとつなのかな。
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あらゆるものには、優劣が存在しているとおもう。 平等や公平なんてものは存在しなくて、どちらかが優勢で、どちらかが劣勢で、そのバランスが安定したところで落ち着いているだけだ。 だって、何者か決められちゃったら、ずっとそれに縛られるんだよ。 結婚したら既婚者、出産したら母親。 レー...
あらゆるものには、優劣が存在しているとおもう。 平等や公平なんてものは存在しなくて、どちらかが優勢で、どちらかが劣勢で、そのバランスが安定したところで落ち着いているだけだ。 だって、何者か決められちゃったら、ずっとそれに縛られるんだよ。 結婚したら既婚者、出産したら母親。 レールに沿って生きたら、どんどん何者かにされちゃうのが、現代じゃん。 だから、何者でもないうちだよ、何してもイイ時期なんて。 間違いのない人生って、きっと楽しくないんじゃない? 人生は、打率では表さないんだよ。 野球と違って、何回打席に立ってもいいし、何回三振を取られてもいいの。 ただ、一度だけ特大のホームランを出す。 そうしたら、それまでの三振は全てチャラになる。 野球は、打率が下がったらレギュラーから外れちゃうでしょ。 でも人生は、何回空振りしていようが、一発当たれば認められる。 だから、打席には多く立った方がいいのよ、きっと。 バッターボックスから降りられない状況つくって、バットを振り続ければ、いつか一本くらいホームランが出る。 そのときまで、ひたすら三振し続ける日常を受け入れることを'覚悟'って言うんじゃね? フラれた相手のことは、同にも忘れられないものだし、飽きるまで、好きでい続けるしかないよ。 体だけでも前を向かないと、心は尚更後ろを向いたままだよ。 人間の体は、あっためて甘いもん入れたら、少しは落ち着くようにできてんだよ。 俺が彼女を好きで、彼女が俺のことを一瞬でも好きだとおもってくれたなら、二人がいっしょにいたいっておもったなら、それがもう全てでいいのにって。 よくよく考えてみると、RPGには必ず「逃げる」ってコマンドがあるだろ。 どんな勇者でも、逃げていいんだよ。 普段、連絡をとっていなくても、ふとしたときにはきちんと繋がる。 数年会っていなくても、再開した瞬間、昨日の続きのように話ができる。 そういう人間が人生には数人存在していて、その人たちだけを親友と定義しようとおもった。
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〝それまで味気なかった携帯が、満を持して生まれた愛くるしい生き物のように、愛おしい存在として生まれ変わった気がした。” とか、物の喩え方が上手で好きだな〜と思った。 『オールで遊んで、明け方ダラダラと話して、翌日しんどいながらに会社行く。あれって若いうちしかできないことだっ...
〝それまで味気なかった携帯が、満を持して生まれた愛くるしい生き物のように、愛おしい存在として生まれ変わった気がした。” とか、物の喩え方が上手で好きだな〜と思った。 『オールで遊んで、明け方ダラダラと話して、翌日しんどいながらに会社行く。あれって若いうちしかできないことだったんだよ。』 〝人生のマジックアワー”は私も後悔しないぐらい楽しく遊んで本当に良かったなぁと思った。 若いうちにしかできないことって沢山あるから、後悔しないぐらい遊ぶって今となっては大切なことだったんだなぁと思う。 ただ、自分に積極性があれば 『私と飲んだ方が楽しいかもよ?笑』って言ってみたかったなぁ〜と。笑 一言で言えば、こういう物語を〝エモい”って言うんだろうな〜と思った。 2022年、5冊目。
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