1,800円以上の注文で送料無料

残照の頂 の商品レビュー

3.7

116件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2023/06/25

山女日記の続編。 と言っても、もちろんいつもの短編。 コロナ禍に書かれたもので、コロナ禍と思われる描写もあり。 一つ目の後立山連峰が一番好きかな。 いつもみたいに、めっちゃ泣ける!すごい良い!とまではいかず。 元々の期待が高いが故の点数。

Posted byブクログ

2023/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

山女日記2作目。 久しぶりの山岳ですね。 全4編。1編目、4編目が特に好き。 ① 喫茶店の女主人と取引先の女性営業マン。歳の差がある他人の女性2人とガイドの男性1人での登山は少し考えにくい組み合わせだった。 ④ 大学生時代の登山友達、女性2人がそれぞれ登山した話を手紙で綴る。 人生を山に例え、これまでの過去を振り返る。 人生山あり、谷ありっていうけれど起伏は人様々だし、 実感するのも時間差ある。休憩できる時に休むのも、今あるものだけでやり過ごさないといけないのも、生きる上で、登山する上で大事だなあ。 山や自然の多いところに行き、苦労や疲れ、感動を共有すると人って素直になる。本心が出やすくなるのかも。下山すると日常に戻り、そのギャップに苦しむこともあるのかな。 自然は変わらないけれど、人は自分も他人も変わってしまう。ずっと同じ関係、同じ思いでい続けるのは難しい。だから人は時々変わらないもの、確固として変わらない、存在感のあるものを見たくなるのかもしれない。自然や山はエネルギーの塊。惹き寄せられる何かがあるのかも。

Posted byブクログ

2023/06/14

続・山女日記 アールグレイさんの推し(^^♪ 五年前に読んだのは友人からのプレゼント 今回は図書館 登山経験もなく、まして今や近くのスーパーまでもヨレヨレの婆さんですが、山頂に立った気分に浸りました。 湊かなえさん、ありがとうございます。 様々な事情を抱えた女性たちが目指...

続・山女日記 アールグレイさんの推し(^^♪ 五年前に読んだのは友人からのプレゼント 今回は図書館 登山経験もなく、まして今や近くのスーパーまでもヨレヨレの婆さんですが、山頂に立った気分に浸りました。 湊かなえさん、ありがとうございます。 様々な事情を抱えた女性たちが目指すもの 息を切らしてその後につかむもの 4編それぞれ、よかったあ~ 夫、恋人への想い 母と娘の想い 友人への想い おいしい空気を吸い込んだように本を閉じました。 ≪ 山頂の 景色が教える 次の一歩 ≫

Posted byブクログ

2023/06/04

2023/06/04 #残照の頂 #湊かなえ 《感想》 #山女日記 の続編! 人間の闇深さにフォーカスしていません! それよりも、人間の繋がり、山との繋がりに フォーカスされて、感動と共感を感じる1冊! 読んでて最後には良かったねぇ!って思える。 特に好きだった章は、「立山...

2023/06/04 #残照の頂 #湊かなえ 《感想》 #山女日記 の続編! 人間の闇深さにフォーカスしていません! それよりも、人間の繋がり、山との繋がりに フォーカスされて、感動と共感を感じる1冊! 読んでて最後には良かったねぇ!って思える。 特に好きだった章は、「立山·剱岳」 母と娘が一緒に登山する話なんですけど、泣けます。 母が子に対する心配と、子も子どもながらに母親を想いあってた事が、山に登ることによって、 やっと中和できるというか、共有できたというか、 読みながら何故か、涙が出てきていました。 他にもタイトルである「残照」の意味、 コロナや震災によって働く環境や家庭が変わった人達と山を掛け合わしたお話になってます。 全て山を通して、未来に向かって前向きに進んでゆく章になってるので、読んでるこっちも暖かいものもらえます! 湊かなえさん、登山好きですもんね! 記載されてる山とか実際に登ったらより、楽しく本を読めるんだろうなぁって毎回思うばかり。 山、挑戦しますか!

Posted byブクログ

2023/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

山に登る女たちの短編集第二弾。 人生は山あり谷あり、とはよく言ったもの。 物語それぞれの登場人物たちの背景は異なるけれど、山を登ることで自らの人生を山になぞらえる。 山を愛する女たちの生き様、信念には共通したものが多い。女たちの直向きさに、第一弾同様今回も心地よい読後感にひたれた。 目を開けろ。耳をすませ。己に負けるな。山を信じろ。 数々の難所を自らの足で抜け、ひたすらに山頂を目指す。ペース配分に気を配り余力を残しつつ登り詰める。 読んでいるだけなのに、こちらまで一緒に山を登っている気分になれた。 「山はその時ごとに、ショーを見せれくれるんです。山から登山者へのご褒美だと思っています」 友と共に登る者もあれば、母と、娘と、恋人と、たとえ一人きりであっても。山は何十年何百年経とうとも、いつでも変わらずそこに在り続ける。この圧倒的な安心感があるから、人は山頂を目指すのか。 下界で起こった悩み・迷いなどは途中の道に置き去りにして、山からのご褒美を信じて。 下界ではいつも飲み込む辛さも、山を登ると不思議と吹っ切れて、その先で生まれる達成感。この達成感はやみつきになる。

Posted byブクログ

2023/05/20

目次に地元の山があったので手に取りました。 山関係の本を読むと山に登りたいって、いつも思うんですけど、山は素人が安易に行く場所じゃないから、憧れますね。湊かなえさん自身も登山経験者だそうで、描かれている風景がリアルでした。この山全部制覇されたのかな?

Posted byブクログ

2023/03/26

私は登山の若葉マークですが、頑張って登った人にしか観られない景色は、登った人のご褒美だと思う。 安達太良山の紅葉は是非観たいですね。

Posted byブクログ

2023/03/15

山登りを通して、人生の躓きにも向き合っていく登場人物たちが眩しく見える。 高尾山くらいしか登ったことないけど、本格的な山登りにも興味が沸く。 山で食べるお菓子、美味しいだろうなあ。

Posted byブクログ

2023/02/18

2014年に刊行された『山女日記』に続く第二弾。 今回は「後立山連峰」「北アルプス表銀座」「立山・剱岳」「武奈ケ岳・安達太良山」の4編収録。 登山の醍醐味とも言える美しい日の出の描写は圧巻。 山頂での食事も美味しそう。 自分は富山県が地元で遠足は立山登山、いつでも立山連邦を拝...

2014年に刊行された『山女日記』に続く第二弾。 今回は「後立山連峰」「北アルプス表銀座」「立山・剱岳」「武奈ケ岳・安達太良山」の4編収録。 登山の醍醐味とも言える美しい日の出の描写は圧巻。 山頂での食事も美味しそう。 自分は富山県が地元で遠足は立山登山、いつでも立山連邦を拝める環境だった事もあり、あえて山に嵌まる事はなかった。 それでも、一の越山荘や立山黒部アルペンルート、黒部ダム、雷鳥にます寿司など富山ワードが登場するたびにワクワク。 登山を通して一歩前に歩みを進めた女性達に気持ちを馳せながら懐かしさと共に読了。

Posted byブクログ

2023/01/21

山女日記、続編楽しみにしてました。 もう少し続きが気になる話もあり登っている時の気持ちが、わかります。

Posted byブクログ