ブラックサマーの殺人 の商品レビュー

M.W.クレイヴン(著者),東野さやか(訳者)

2023/04/03

160ページあたりまでなかなかハマれなくて、遅いペースで読んでいたが、その後からは一気読みだった。個人的には1作目より好き。
ブラックサマー、なるほどそこから来てるのか、とにやりとした。

2023/02/18

過去に一度捕まえた犯人が冤罪である決定的な証拠を突きつけられるも、ポーが過去、そして今の自分を信じ抜く姿に心を撃たれた！前作「ストーンサークル」を上回る面白さ！

2023/02/11

前作の面々が再登場。
今回犯人の殺人を立証する展開で、前作とは大きく趣を変える。
さすがに若干パワーダウンした感はあるが、緻密な展開でラストまで一気に読めるレベルには仕上がっている。
この作家はストリーテラーと言うか、話の展開がうまいし文章が魅力的なのもポイント。

2023/02/06

冒頭の、ポーが追い詰められるシーンが頭から離れず、読んでいてハラハラしっぱなしだった！
ジリジリとタイムリミットが迫るなかでもティリーの真っ直ぐな信頼がポーを支えてくれる。
フリンも合わせて3人揃えば何とかなる気がしてくる。
どんな状況であろうともそれを逆手に取って現状をひっくり返すポーに、今回も読んで大満足のお話だった！

2023/01/30

６年前に娘のエリザベスを殺害した罪で有罪判決を受けたキートン。しかし今になってエリザベスが姿を現し、キートンを逮捕したポーの責任が問われかねない事態に。窮地に陥ったポーはティリーに頼るものの、しかし状況はどんどん不利になるばかり。殺人事件は本当に起こっていたのか、そしてキートンの企みは何なのか。謎と緊迫感に満ちたミステリです。
死んだはずの娘が現れたという事態は、おそらく本人ではないのではと思ったのですが。しかし彼女が偽物だとすればどのように血液鑑定を欺くことができたのか、その謎もまた難題。監視が鉄壁すぎる……！　しかもこれをなぜ６年も経ってからなんだろうとか、もし殺人があったらどのように死体を運搬したかなどと、謎がとにかく盛りだくさん。そして謎を解くとっかかりとなった「ブラックサマー」もまたどのような意味合いを持っているのか。読みごたえ満点です。
それにしてもやはりポーとティリーのコンビが最高です。なるほど、彼女のような人が捜査に関わるのはキートンにとって予想外だったでしょうね（笑）。有能さも可愛さもダントツ。素敵すぎますティリー。

2023/01/29

ワシントン・ポー警部2作品目。
今回も面白かった。ポーが刑務所に送った娘殺しのシェフ。その娘が6年後生存が確認され誤認逮捕の罪を着せられるポー。
自分が間違った捜査をしてるはずがないと今のチームと共に謎を追う。
中盤少々中だるみしたが、1作目より グロさもなく読みやすかった。

2023/01/24

イギリスのNCA（国家犯罪対策庁）に所属する部長刑事・ワシントン・ポーを主人公に据えたシリーズ第2作。
ポーが追い込まれていく前半は閉塞感があるけれど、タイトルが回収される辺りからは攻勢が続き、飽きさせない。また今回は、対決する相手がなかなか悪辣に描かれている分、素直に上質なカタルシスを味わうことができた。

2023/01/05

'23年1月5日、Amazon audibleで、聴き終えました。MWクレイヴンの作品、ニ作目。

前作「ストーンサークルの殺人」と同様、本作も、楽しんで聴けました。面白かった！

ゆっくり＆じっくり、階段を一段ずつ登っていくような緻密な展開、登場人物たちのユニークさ、そして凶悪な殺人…と、前作に負けず劣らずの魅力を感じました。ポー、ブラッドショー、フリン…三人揃って登場で、こちらも満足。

ただ、前作で際立って魅力的だった、僕の大好きなブラッドショーが、ちょっとおとなしかったな、と…僕が慣れただけかな？ハチャメチャさが、ちょっと足りないようなಥ⁠‿⁠ಥ

三作目まで、リリースされているようで…audibleには本作までしか無いので、紙の本で読んでみようかな…と、考えてしまうほど、僕には魅力的なシリーズです！

2023/01/04

逮捕した犯人が冤罪だったかもしれない(いやこの場合絶対としか言いようがない)主人公の窮地。
面白かった。
そして思い出した。そうか、このシリーズ1作目も面白かったんだった。

2023/01/03

一作目に引き続き、ポーとティリーのコンビが○
緻密な内容で、読み進めていく中で少しずつ全体が見えてくるような展開がとても良かった

ローテクとハイテクのバランスが良いトリックも○