ミカエルの鼓動 の商品レビュー
こんなふうに患者のことを本気で考えてくれている医者に会ってみたい。 内容的にはそんなに深いものはなくサラッと読めてしまいます。
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手術支援ロボ、ミカエルに不具合の噂が。 これを公表する事で、ミカエルの手術を今行う人を見殺しにし、大多数を救うのか、今目の前の一人を救うために、公表せずにいるのか。 トロッコ問題の医療版。 命とは何かを考えさせられる話。
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自分の信じていたものに欠陥があったら、そのことを公表できるだろうか。先のことを考えて行動するのは勇気がいるだろうな。それができるってすごい。
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第一章が非常だるく、断念しそうになったがここを超えるとあとはどんどん読み進められた。内容はとても良かった。ずっと覚えておきたいと思える言葉もいくつかあった。
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命、権力、家族、ライバル、仕事、様々なことが描かれている。医療関係者ではない自分にも、抽象化すると同じような問いが立つので、考えさせられるストーリー。
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「ミカエル」を使って手術する西條も、従来の術式で手術する真木も患者や医療に対して誠実であろうとする姿は救いであり、希望でもある
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生命がテーマとなる医療機関を舞台に繰り広げられる人間ドラマにグイグイ引き込まれる。ハラハラドキドキしたり、色々考えさせられたりしてあっという間に読み終わった。
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プロローグに書かれた人は誰だろう、いつこの話題が出るだろうと構えて読んだが、エピローグまで引っ張られるとは。それと、西條医師や院長などの出てくる人達の上昇志向が強すぎて、前半は暗い気持ちで読まされた。真木も秘密が多いし、仕事場の雰囲気も悪い。 少年の心臓手術で、この少年を救おうと...
プロローグに書かれた人は誰だろう、いつこの話題が出るだろうと構えて読んだが、エピローグまで引っ張られるとは。それと、西條医師や院長などの出てくる人達の上昇志向が強すぎて、前半は暗い気持ちで読まされた。真木も秘密が多いし、仕事場の雰囲気も悪い。 少年の心臓手術で、この少年を救おうと西條が考え始めた頃から面白くなってきた。何としても救おうと真木にオペのバックアップを頼み、予想通りミカエルが暴走する。緊迫の場面が生々しい。 失敗を隠そうとする医療関係者達。それを告発すべく立ち上がった西條。弱者である患者及び家族を救えるのは、やはり当事者や倫理観を持った専門家だと強く思わされた。
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柚月さんの作品を読むのは2作目。 初めて読んだ『臨床真理』が強すぎて敬遠していた。 今回のミカエルは、ダヴィンチをイメージしており 心臓外科の手術は、移植のイメージとかぶる。 ストーリーとしては驚くほどの作為ではなく、 たぶん、そうなるよね・・・といった感じ。 昭和感があちこちに...
柚月さんの作品を読むのは2作目。 初めて読んだ『臨床真理』が強すぎて敬遠していた。 今回のミカエルは、ダヴィンチをイメージしており 心臓外科の手術は、移植のイメージとかぶる。 ストーリーとしては驚くほどの作為ではなく、 たぶん、そうなるよね・・・といった感じ。 昭和感があちこちに漂うから、読みやすいけど 推理できてしまうかな。 真木の人間像をもう少し深堀ってほしかったし、 西條も独身のままでよかったような気がしないでもない。
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難しい医学用語が多かったのに続きが気になってあっという間に読了。 主人公の天才心臓外科医たちの心情や描写がすごい。
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