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嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか の商品レビュー

4.6

280件のお客様レビュー

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2024/08/26

不要なものを排除し、合理を突き詰めて契約を遂行していく姿から、組織・個人とは、プロフェッショナルとはなにかを考えさせられる。 不要なものを削ぎ落とした結果、最終年で優勝できたのは絆によるものではないかと思う。 ただし、その絆は感情によるものではなく論理や結果に裏付けされたものの...

不要なものを排除し、合理を突き詰めて契約を遂行していく姿から、組織・個人とは、プロフェッショナルとはなにかを考えさせられる。 不要なものを削ぎ落とした結果、最終年で優勝できたのは絆によるものではないかと思う。 ただし、その絆は感情によるものではなく論理や結果に裏付けされたもののように感じた。

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2024/08/24

落合監督の人物像がガラリと変わった本。勝利のために無駄な価値観を削ぎ落とす、プロフェッショナルとはこういうことだと見せられた気がする。これも一つのリーダー論だなと思う。とにかくリーダーは考え、洞察することが大切だと感じた。

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2024/08/16

会社経営においても「社長は孤独」とよく言われるが、スポーツチームの監督も同じようなものだ。というかどのような肩書き、役職、役割、立場であっても人それぞれ価値観も考え方も異なる中で、少なからず「他人に理解されない」というような孤独感は多少なりとも抱えているのではないかと思っている。...

会社経営においても「社長は孤独」とよく言われるが、スポーツチームの監督も同じようなものだ。というかどのような肩書き、役職、役割、立場であっても人それぞれ価値観も考え方も異なる中で、少なからず「他人に理解されない」というような孤独感は多少なりとも抱えているのではないかと思っている。 情報社会の中でもとりわけSNSの発達により、個々人の価値観や考え、行動に対する批評(もはや批評ではなく単なる誹謗中傷的な反応)が可視化されつつある昨今において、どれだけ自らの信念を貫けるか、その他のことに(ノイズとは言わないまでも)気を取られずに突き進めるかどうかは、本書のような野球というスポーツにしろ、日々の仕事やプライベートにしろ、現代において特に大切なことなのかもしれない。

Posted byブクログ

2024/07/19

落合博満さんについて書かれた本。 落合さんについてではあるけれども落合が主人公ではなくて著者も含めたまわりの人から落合さんを書くというような形式。 ちょうどその頃はダルビッシュや田中将大なんかが甲子園に出ていて、自分が愛知県や名古屋に住んでいたころだったからか懐かしく感じた。 ...

落合博満さんについて書かれた本。 落合さんについてではあるけれども落合が主人公ではなくて著者も含めたまわりの人から落合さんを書くというような形式。 ちょうどその頃はダルビッシュや田中将大なんかが甲子園に出ていて、自分が愛知県や名古屋に住んでいたころだったからか懐かしく感じた。 論理的に正しいことを行うと感情的な空気感を重視する人とは対立するってことなのか。 落合はなんのために自分は雇われているか、それを頭の中に明確に持っていた。それはチームを勝たすこと。 野球界以外でも社会全体で判断基準が好き嫌いになっていることが多い。数字という基準があればいいが、明確に判断基準がないように思う。そこで基準になるのが好き嫌いや空気を乱していないか。 感情が判断基準になっている世界では自分を殺し、他者に迎合して生きていくしかないのか。 そうせざるをえないことがあるが、自分は個を持っていきたいと思った。 契約内容にファンサービスをしろと書かれていたらやったのかな、それなら監督の話を断っていただろうけど。

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2024/07/18

▼メモ ・「今のあいつらにそれを言ったところで理解できないんだ。物事には言えばわかる段階と、言ってもわからない段階があるんだ」 ・「心は技術で補える。心が弱いのは、技術が足りないからだ」

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2024/07/10

落合さんが巨人時代、1994年5月18日の広島戦での槙原投手、完全試合をキッカケに嫌いから好きになってしまった。ブクログでこの本のレビューを読み、絶対読みたい!と思い近くの図書館で何度検索しても出てこず、フラッと立ち寄ったブックオフで平台にポンと置かれていた!即購入^ ^プチ興奮...

落合さんが巨人時代、1994年5月18日の広島戦での槙原投手、完全試合をキッカケに嫌いから好きになってしまった。ブクログでこの本のレビューを読み、絶対読みたい!と思い近くの図書館で何度検索しても出てこず、フラッと立ち寄ったブックオフで平台にポンと置かれていた!即購入^ ^プチ興奮です。 野球ファンではないので落合さん以外の選手の方々全然知らなくて検索しながら読み進めましたがとても読みやすくスポーツ界のシビア過酷さをしることができました。 P425 落合さんが 荒木さんに言った言葉 「心は技術で補える。心が弱いのは、技術が足りないからだ」 私の心の弱さも何事に対しても自信が無いこと、努力が足りない事だと思いました。 言葉少なくモヤモヤした方々も多くいらっしゃるかもしれない答えはあるようで無いのかな?

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2024/07/06

噂といえど「負けてガッツポーズの球団社長」にまでチームを仕立て上げた異形の監督。 次の狼煙をあげる日を待っています。 燃えよドラゴンズ

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2024/07/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

島崎和歌子さんが出てませんが、島崎和歌子さんに出会う前に落合博満と出会っていたら私は落合博満の大ファンになっていたかもしれません。

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2024/06/24

とにかく鈴木忠平さんの文章が読みやすかった。472ページ、辞書のような本だったが5日くらいで読めた。落合さんはひたすら個人主義、合理的な人であると知りました。コロナの対応で世界と比較できる状況で特に明らかになった日本の全体主義、村社会に真っ向から対立する考えですね。これと全く反対...

とにかく鈴木忠平さんの文章が読みやすかった。472ページ、辞書のような本だったが5日くらいで読めた。落合さんはひたすら個人主義、合理的な人であると知りました。コロナの対応で世界と比較できる状況で特に明らかになった日本の全体主義、村社会に真っ向から対立する考えですね。これと全く反対の生き方を貫いてらっしゃり、ある意味で格好いい。落合さんの時代は今よりもっと全体主義だったろうから大変だっただろうと思った。

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2024/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

情に流されることなく、信念を貫く落合監督の姿に真のプロフェッショナルとは何かを考えさせられた。 馴れ合いを排し、圧倒的な才能や結果で、周囲の批判を抑え込む落合監督の生き様に憧れるが、裏にあるとてつもない孤独やプレッシャーとの戦いを想像すると、とても真似できないと思った。 監督が球団の顔の側面も持つとはいえ、経営不振の理由を監督のファンサービス不足による人気低迷のせいにするのは違うだろと思ってしまった。

Posted byブクログ