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嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか の商品レビュー

4.6

283件のお客様レビュー

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2023/08/12

落合博満のプロフェッショナルを感じた。スポーツ選手なんてファンのためチームのためなんて言うけど本当は自分のためにプレーしなければならない。自分の仕事をすることがチームの勝ちに繋がりファンの喜びに繋がるという一見当たり前のことを当たり前にやり切ったのが落合さんだったんだなと思った。...

落合博満のプロフェッショナルを感じた。スポーツ選手なんてファンのためチームのためなんて言うけど本当は自分のためにプレーしなければならない。自分の仕事をすることがチームの勝ちに繋がりファンの喜びに繋がるという一見当たり前のことを当たり前にやり切ったのが落合さんだったんだなと思った。そこに過去の栄光や感情の余地はなく、その日使える駒を使って勝ちをもぎ取るのが落合さんの役割りだったんだなと。筆者は落合さんへの取材や観察を通して自分自身も変わったことを描かれていて、取材者を通しての視点というのも新鮮だった。

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2023/08/08

厳しい勝負の世界で結果を残す名将とは、どういうものなのか。 単なる厳しさではなく、勝利を追求する現実的な視点とプロとして責任を全うする確固たる意志があった。 本書を通して勝負の本質を捉えた指揮官の実態に触れることができたことは、競技こそ違うものの今後の自分の血肉になるはずだ。

Posted byブクログ

2023/07/29

完成形であるプロ野球選手をより強固(何者でもない者を何者か)にする為に落合監督が放つ本質すぎる課題が不遇を生み出し、選手はもがき苦しむ事になる。 それは、これまで選手が培ったアイデンティティを疑う事であり、プライドを揺さぶられ相当きつかったに違いない。 ただ、落合監督に正面から向...

完成形であるプロ野球選手をより強固(何者でもない者を何者か)にする為に落合監督が放つ本質すぎる課題が不遇を生み出し、選手はもがき苦しむ事になる。 それは、これまで選手が培ったアイデンティティを疑う事であり、プライドを揺さぶられ相当きつかったに違いない。 ただ、落合監督に正面から向き合い、心を技術で補えたものだけが何者かになれたのではないかと思った。

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2023/07/09

中日ファンではないけれど、私が1番好きな監督 彼が残していったものは限りなくシンプルなのに その後に継続する事ができなかったから今の中日があるのだろうか、、、と思っていたが、監督自身も相当に葛藤し悩み続けた部分が伝わってきま ドラフトや育成に関しては功罪あるとは思うけど、罪...

中日ファンではないけれど、私が1番好きな監督 彼が残していったものは限りなくシンプルなのに その後に継続する事ができなかったから今の中日があるのだろうか、、、と思っていたが、監督自身も相当に葛藤し悩み続けた部分が伝わってきま ドラフトや育成に関しては功罪あるとは思うけど、罪の部分がフォーカスされ過ぎてるのかなとは思いましたね。 いずれにせよ、当時の選手の心情や報道だけでは伝わってこなかった監督の様子などが伝わってくるので、野球好きとして面白かったです

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2023/07/09

これは本当に面白かった。落合さんが監督になった頃は既にあんまり野球を見なくなってたときだけど、十二分に楽しめました

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2023/07/01

《目次》 ・ プロローグ 始まりの朝 <2004> ・第1章 川崎憲次郎 スポットライト <2005> ・第2章 森野将彦 奪うか、奪われるか <2006> ・第3章 福留孝介 二つの涙 <2007> ・ 第4章 宇野勝 ロマンか勝利か <2008> ・ 第5章 岡本真也 味方な...

《目次》 ・ プロローグ 始まりの朝 <2004> ・第1章 川崎憲次郎 スポットライト <2005> ・第2章 森野将彦 奪うか、奪われるか <2006> ・第3章 福留孝介 二つの涙 <2007> ・ 第4章 宇野勝 ロマンか勝利か <2008> ・ 第5章 岡本真也 味方なき決断 <2009> ・ 第6章 中田宗男 時代の逆風 <2010> ・ 第7章 吉見一起 エースの条件 <2011> ・ 第8章 和田一浩 逃げ場のない地獄 ・ 第9章 小林正人 「2」というカード ・ 第10章 井出峻 グラウンド外の戦い ・ 第11章 トニ・ブランコ 真の渇望 ・ 第12章 荒木雅博 内面に生まれたもの ・ エピローグ 清冽な青 ・ あとがき

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2023/06/18

落合の孤独と信念を窺い知る一冊だった。リーダーとして、このようにありたいと思いつつ、決して成れないことも分かった。

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2023/06/18

勝利至上主義に徹する中で、時には冷酷な采配を奮った落合監督の人間性、哲学について触れることができました。周囲のの目を気にせず、プロとして結果にこだわり抜く姿勢に尊敬の念を抱きました。

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2023/06/03

これはプロ野球ファン全員が読むべき… いかに自分たちが、マスコミが作り上げた落合という冷酷非情で人間味のない虚像を信じ込んでいたか痛感させられる。 読み終えた後、心に残るものが確かにあるし、何より落合が監督をしていた頃の中日は確かにめちゃくちゃ強かったと思い出した。 もちろ...

これはプロ野球ファン全員が読むべき… いかに自分たちが、マスコミが作り上げた落合という冷酷非情で人間味のない虚像を信じ込んでいたか痛感させられる。 読み終えた後、心に残るものが確かにあるし、何より落合が監督をしていた頃の中日は確かにめちゃくちゃ強かったと思い出した。 もちろん良いことばかりではない。当時から言われていたように若手が育たず今の悲惨な中日がある面も否めないだろうし合わない選手はとことん合わないだろう。でも、落合は確かにチームを1つにしたし、強いチームを作り上げた。それは間違いない真実。 電車でちょっと涙が出そうになった。

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2023/06/01

当日、落合さんの中日をよくテレビで見ていた。 なぜこの戦力で勝てるのか?といつも思っていた。 当時から勝つ事に貪欲な野球が好きだったから、応援していた。そして、あのソフトバンク相手に最終戦まで戦った中日に涙を流した。 その感動を再び味わえるかもと思い購入しました。 あれから10年...

当日、落合さんの中日をよくテレビで見ていた。 なぜこの戦力で勝てるのか?といつも思っていた。 当時から勝つ事に貪欲な野球が好きだったから、応援していた。そして、あのソフトバンク相手に最終戦まで戦った中日に涙を流した。 その感動を再び味わえるかもと思い購入しました。 あれから10年以上の月日が経っていたが、読む事で当時の映像を鮮明に思い出せる。 当時は各選手は平然と野球をやっていると思っていたが、それぞれの悩み、苦悩を持って戦っていたのだなと改めて理解した。 これだけ結果を出した落合さんでも最後は切られてしまったと思うととても残念です。 それぞれ思い、目標が違うとすれ違うものだと、感じました。 私はこれからも落合さんのファンです。

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