会って、話すこと。 の商品レビュー
おじさん2人が喫茶店で話してるような内容 エッセイとしてサクッと読んで、なんだかいい話もあるな、という印象の本。字が大きいよ◯
Posted by
著者の前作『読みたいことを、書けばいい。』がおもしろかったのでこの本も手にとってみた。書かれていたのは「話すこと」でも「聞くこと」でもなくて、その間にある何かだった。人と人の間にあるもの、言葉と言葉の間にあるもの、第三者的なもの、外にあるもの。愛とかつながりとかを感じさせてくれる...
著者の前作『読みたいことを、書けばいい。』がおもしろかったのでこの本も手にとってみた。書かれていたのは「話すこと」でも「聞くこと」でもなくて、その間にある何かだった。人と人の間にあるもの、言葉と言葉の間にあるもの、第三者的なもの、外にあるもの。愛とかつながりとかを感じさせてくれるのはそういうものなんだな。肩の力を抜いて、そういう何かを探してみたい。 【読んだ目的・理由】著者の前作がおもしろかったから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆3.9 【一番好きな表現】知っていることを言う、当意即妙に切り返す、それは楽しい会話の原料であり、人が人に好意を持つきっかけではあるが、もっと深いところで人間が人間とつながる理由は、何の役に立つかわからないが抱えていた知識だ。自分が心から好きななにかであったり、自分自身の遠い記憶であったり、そんな遠い日の「仕入れ」がだれかの記憶と響きあうことなのだ。(本文から引用)
Posted by
前半、読むのをやめようかとすら思った。 というのは、著者の語り口。 自分は面白いことを言える人間で、周りもそう評価していると思っていそうな、私の苦手なタイプであろうことが伝わってきたからだ。 でも、後半はまあまあな内容だった。 「機嫌よく生きる」という考え方はとても参考になったし...
前半、読むのをやめようかとすら思った。 というのは、著者の語り口。 自分は面白いことを言える人間で、周りもそう評価していると思っていそうな、私の苦手なタイプであろうことが伝わってきたからだ。 でも、後半はまあまあな内容だった。 「機嫌よく生きる」という考え方はとても参考になったし、いいことだと思う。 機嫌よくすることは、社会貢献だという発想は素直に素敵だと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
さくっと読める本。 最近人とのコミュニケーションに悩んでふと手に取って読んでみたが、自分のことを話さない、のみならず、相手のことも聞かない、という視点は今まで持ったことがなく、新しい発見になった。 また、田中さんの言葉ではないが、コラムにでてきた永六輔の「あなたが好きです。というのは最悪な言葉。一緒の環境にいるときに同じ感動をする場面にできるだけ一緒にいる。…そうすると、使いあっている同じ言葉にドキンとすることがあって、それが愛なんです。」という言葉、刺さるものがあった。自分は特に心の距離が遠い人にほど、薄っぺらい愛情表現をしていたのかも。 会話をするときに、もっと2人だけでない第三者へ外目線を向けていきたいと思えるようになった。
Posted by
ただただこの人が面白い。 色んな意味で「本にしていいの?」ってくらい はちゃめちゃな内容に、正直始めはついていけません。 ただ読み込んでいくうちに、 一緒になって笑ってしまったりします。 どこかクセになる著者ですね。 これを読み終わった勢いそのまま前作の「読みたいことを、...
ただただこの人が面白い。 色んな意味で「本にしていいの?」ってくらい はちゃめちゃな内容に、正直始めはついていけません。 ただ読み込んでいくうちに、 一緒になって笑ってしまったりします。 どこかクセになる著者ですね。 これを読み終わった勢いそのまま前作の「読みたいことを、書けばいい」も読んじゃいました。
Posted by
書店で平積みされてて気になり、購入。 本文でも出てくるが、いわゆる会話術系の本とは異なる様相だし、むしろそういう本とは真逆に近い話も出てくる。 一方で、書かれてることは一理あると思うし、自分も著者の主張に少し気持ちが楽になるようにも感じた。 前作の話題もちょくちょく出てくるし...
書店で平積みされてて気になり、購入。 本文でも出てくるが、いわゆる会話術系の本とは異なる様相だし、むしろそういう本とは真逆に近い話も出てくる。 一方で、書かれてることは一理あると思うし、自分も著者の主張に少し気持ちが楽になるようにも感じた。 前作の話題もちょくちょく出てくるし、折を見て読んでみようかとも思った。
Posted by
<まずボケてみる> 「上手いこと言うね」 よく耳にする。特に、私の職場ではおじさん発信で。この一言は会話のお尻を有耶無耶にして終わらせる力があると、改めて気付いた。強制着陸させる。僕はおじさんとやりとりを続けたいと思うことはあんまり無いので、この一言に安堵し、ありがたいと思う...
<まずボケてみる> 「上手いこと言うね」 よく耳にする。特に、私の職場ではおじさん発信で。この一言は会話のお尻を有耶無耶にして終わらせる力があると、改めて気付いた。強制着陸させる。僕はおじさんとやりとりを続けたいと思うことはあんまり無いので、この一言に安堵し、ありがたいと思う時もある。 一方相手がおじさんで無い場合、近い先輩なんかやったらどうやろうか。(あれ、思ってた流れじゃないな)ぼやけた不安感が浮かび上がってくる。食べかけの皿をバイトが聞きもしないで下げようとして「あ、まだ残ってるんやけど」と伝えられなかった時みたいな、ゆるい虚しさを感じる。この心の動きが分かった。こんなやりとりは寂しいのだ。キャッチボールの球を勝手に懐に仕舞われて「じゃ、帰るわ」と言われるようなもので、これは仲が良いと思っている相手であるほどキツイ。おじさんだから何とかなっていたわけだ。 と、書いたものの親しい人と話していてそんな流れで切り上げられることはそんなに無い。かつ、自慢ではないけど日常人と話して苦心する事もあまり思い当たらないので、少し他人畑を眺めるような気持ちが最初はあった。しかし、どうやらこの姿勢は形を変えて僕の周りにも潜んでいた。それでは一度ここで筆を休めて、裸になって全力で踊りたいと思います。 あなたは今「コイツ何言ってんねん、頭おかしいんか」と思われたやろう。それです。ツッコミです。田中さんの、会話におけるツッコミに対する考え方が衝撃的やった。ボケ方が雑過ぎる点には一先ず目を瞑っていただきたい。ツッコミキャラなんて言われて悦に浸りがちな方、注意しないといけないかもしれない… 会話という、百人百様の考え方があろうものに対して、こんなに言い切ってしまう。山程世の中に溢れているモノとは全く違う視点で。すごい。 一冊目を読んでいたので、迷わずポチッとしました。僕にとっては前回よりもさらに身近な、人と「会って、話す」ということ。自分の考えと比較しながら、色々と考えました。ツッこむということ…
Posted by
深い話なんだか、手抜きなんだかわからないビジネス本。言ってることはよくわかるし、作者は面白いおじさんだと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読めてよかったです。 書いてある内容だけなら ネットで公開されている いろんなインタビューで知ることはできるんです。 内容ではなく、このダイアローグそのものが この本の内容を表しているように 読めば読むほど感じます。 本当に面白い話しって話た内容がテーマが面白いのではなくて、 その時一緒に過ごしていた時間が面白いんですよね。 あの時何を喋っていたっけって思い出そうとすることができないくらいなのに 何かよく楽しくわからない楽しさがあったなぁとか 一緒に食べていたものとか 一緒に見ていたものとかだけが残って ただ一緒に面白い時間を過ごしたって思い出があります。 テキストで読むのではなく、 音で、言葉で聴きたくなります。 一緒に見ること、一緒に感じること それが会うってこと。 今この時期に読めて良かったです。 感染症がまだ落ち着かないために ただ会うことにリスクがある。 感染症そのものって今この時期でなくても、 ずっとずっとあったのに「未知の」となるだけで怖くなる。 その怖さがある中でも、会って話すことをしたいと言う思い。 電話でも、リモート会議でも 超えられない思い、内容ではない話したいこと。 多分この人がこんな人を話しましたって中身は 記録にすることもできるし、文字にすることもできる でもその一緒に経験することは、会はないとできない。 その人について話すのではなく、 どんなことをしてきたのかを聞くのではなく 同じものを見て、同じ遊びをして、同じものを食べて飲んで、時間を過ごす。 前作があったから今作がありました。 今作があったから前作があります。 書かれた順番が逆だったらどんな作品になったのだろう? 書かれた時期が違ったらどんな作品になったのだろう? 会って話すだけでは終わらない そこで得て感じて今まで考えたことを こうして書籍として形になっていることに いつでも好きなタイミングで読める 読んだからこそ また会って話すことが楽しくなります 既存多くある会話の本の その先を見せてくれました。
Posted by
読了:2021/12/2 書店の平積みで衝動買いしたが買ってよかった。 相手はあなたに興味がない。 あなたも相手に興味はない。 だから外に目を向けよう。 ボケ続けよう。 ツッコミは仮説殺し。 ツッコミする必要があるのは芸人だけ。 理想の会話はみんながボケ倒して「いま何の話して...
読了:2021/12/2 書店の平積みで衝動買いしたが買ってよかった。 相手はあなたに興味がない。 あなたも相手に興味はない。 だから外に目を向けよう。 ボケ続けよう。 ツッコミは仮説殺し。 ツッコミする必要があるのは芸人だけ。 理想の会話はみんながボケ倒して「いま何の話してたんだっけ?」となること。 好きになるのはズカズカと距離を詰めてきた人ではない。 距離感のおかしい人の共通ワードは「そんなこと言っても一歩踏み込まないと人との距離は縮まらないだろう」 自分のやるべきことをしっかりやっていたら、向こうから距離を詰めてくる。それに応えるかどうかは自分で決められる。 会話とは、本質的に傷つくもの。だから自分と会話した後、相手が少しだけ話す前より幸せになっていてくれるように、機嫌をよく保つこと。 2022/1/31 わかり合うために会話をするのだと思っていた。だから、内面をどこかで見せる必要があるのだと。 そうではなく、相手と自分は違うように生まれて違うように生きてきた、その深くて埋まらない溝を発見するために会話をするのだ。自分と相手の境界を発見するということは、相手の輪郭を発見することであり、また自分自身の輪郭を発見することでもある。 「分かり合えない」と絶望してからが始まり。
Posted by