認知症世界の歩き方 の商品レビュー
しばらく前にwebsiteの存在を知ってブックマークしていましたが更新をチェックするのを失念していましたが書籍になっており図書室から借りてきました。100名を超える当事者に行ったインタビューをベースに、個々の具体的なエピソードを紹介しつつその背景にある認知機能の障害の種類と度合に...
しばらく前にwebsiteの存在を知ってブックマークしていましたが更新をチェックするのを失念していましたが書籍になっており図書室から借りてきました。100名を超える当事者に行ったインタビューをベースに、個々の具体的なエピソードを紹介しつつその背景にある認知機能の障害の種類と度合について、障害のない者にも想像しやすいように配慮して編集してありわかりやすかったです。家族が認知症と診断されて数年経っているのでいろいろと納得しながら読みました。100人の方は多かれ少なかれ「自分は認知症である」という病識がある方なのかと推測、しっかりハッキリとではなくとも病識さえ持てれば、家族や周囲の方に助けを求めたり、自宅や職場でもいろいろの工夫を凝らして対応していくことが出来るものの、私の家族の場合はそうではなく、本人に病識がないのでなかなかむつかしいことが多いです。高齢化社会で認知症はますますごく身近なものになっていくし誰もが「自分もいずれそうなるかもしれない」と今から意識して心の準備を出来るようになれば良いなと思います。サクッと読めます。半日で読了。
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認知症患者が健常者とどう違うのかが具体的にイメージできる。認知症患者の失敗に対する、なぜこんなことができないのかという疑問に答えている。解決方法に関してはあまり詳しくないが、まず理解することが多くの問題の解決に繋がると考えると、非常に意義ある本。デザイナーが手掛けているだけあって...
認知症患者が健常者とどう違うのかが具体的にイメージできる。認知症患者の失敗に対する、なぜこんなことができないのかという疑問に答えている。解決方法に関してはあまり詳しくないが、まず理解することが多くの問題の解決に繋がると考えると、非常に意義ある本。デザイナーが手掛けているだけあって、とても心地よく読める。認知症についてよく知らない、イメージがわかない人に勧めたい。自分で読み返す必要はない内容だった。
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はっと気づくことはある。きっとこれを読む人は認知症に興味を持っていたり、家族がそうなのだとすれば、どのように接するか、もう少し具体的に書いてもいいのかもしれない。
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認知症といっても一括りに出来ないほど、症状には個人差があるのだとわかった。 同じ行動をしていても、そうする理由は人によって違うという点が興味深かった。
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ひとくくりにされがちな認知症。驚くほど色々な症状が出てくる。皮膚感覚が変わるとか錯覚で歩けなくなるとか今の私には理解しがたい。でも知らないことを知るのは大切。その人が起こすその行動の意味を知らないと認知症への偏見が酷くなるばかりだもの。認知症が増えているこの世界、みんな読んでみた...
ひとくくりにされがちな認知症。驚くほど色々な症状が出てくる。皮膚感覚が変わるとか錯覚で歩けなくなるとか今の私には理解しがたい。でも知らないことを知るのは大切。その人が起こすその行動の意味を知らないと認知症への偏見が酷くなるばかりだもの。認知症が増えているこの世界、みんな読んでみたらどう?認知症になった人も周囲の人も認知症に優しい世界になりますように。
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『認知症』という病気がどういうモノかを「本人」の視点で分かりやすく紹介し、その気持ちや困りごとが理解できるように作られた本。認知症のある人が生きている世界がガイドブック形式で描かれているので、介護や介助する者にとっては、その気持ちを汲み取りやすくなるのではないだろうか。大変な世界...
『認知症』という病気がどういうモノかを「本人」の視点で分かりやすく紹介し、その気持ちや困りごとが理解できるように作られた本。認知症のある人が生きている世界がガイドブック形式で描かれているので、介護や介助する者にとっては、その気持ちを汲み取りやすくなるのではないだろうか。大変な世界を歩き回っているので、手助けできるようになりたいと思った。
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認知症の方に見える世界をユニークな世界観とイラストで説明してくれていて、印象に残りやすい。 認知症の母とどう接するのがよいか知りたくてこの本を買った。 認知症と一口にいっても、どの部分の認知機能の働きが弱くなっているか、どのようなシチュエーションで問題が発生するのかには個性があ...
認知症の方に見える世界をユニークな世界観とイラストで説明してくれていて、印象に残りやすい。 認知症の母とどう接するのがよいか知りたくてこの本を買った。 認知症と一口にいっても、どの部分の認知機能の働きが弱くなっているか、どのようなシチュエーションで問題が発生するのかには個性があるということだった。 本書では認知症の方が日常で遭遇する問題を数多く挙げていて、全ては覚えられないが、総じて感じたのは子供のようだということだった。 子供と過ごすように、失敗を責めず、困っていたらサポートし、出来ることはチャレンジさせてあげようと思う。
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とてもわかりやすく本の内容が書かれてあります。分かりやすい海外の書籍のような印象を受けました。認知症について知りたい方には良い書籍だと思います。
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私、まだギリ30代なんですが、とにかくしょっちゅう定期入れを落とすんです。 1ヶ月で3回落とす→再発行の手続きを繰り返し、駅員さんに苦言を呈されたことも…。そこから定期入れを伸縮式ストラップ付きのものにしてズボンに括り付けておくようにして落とすことはなくなったものの、先日ストラッ...
私、まだギリ30代なんですが、とにかくしょっちゅう定期入れを落とすんです。 1ヶ月で3回落とす→再発行の手続きを繰り返し、駅員さんに苦言を呈されたことも…。そこから定期入れを伸縮式ストラップ付きのものにしてズボンに括り付けておくようにして落とすことはなくなったものの、先日ストラップが切れた2日後にまた落とすという(笑 本著によると、認知症とは「認知機能が働きにくくなったために、生活上の問題が生じ、暮らしづらくなっている状態」のことだそうで、当てはまるな私。 さて本著、「『本人』の視点で認知症を知ることのできる本」をめざしたというコトで、まるで地球の歩き方のような旅行ガイド的な書きぶりで、「乗るとだんだん記憶をなくす『ミステリーバス』」「人の顔がわからなくなる『顔無し族の村』」といったユニークな纏め方で認知症を解説しています。 本は分厚めなんですが、文字が大きくイラストや図も多いので実際は2時間ちょいで読み終わりました。認知症の解説+旅のガイド(じゃあどうするか、が書かれている)という構成も非常に親切。 読了して感じたコトは、以下3点です。 ①「課題先進国」日本で生まれた本著は、海外に羽ばたく可能性があるのでは? 海外では認知症に対するスタンスが少し違うかもしれないけど、こういう情報のニーズはあるんじゃないかと思いました。もう類著があったりするんでしょうか…。 ②認知症の症状は、今後のテクノロジーの発展である程度カバーできるのでは、ということ。 認知機能が目・鼻・耳等の働きなのであれば、メガネ型デバイスなりインプラントなり、サポートするデバイスができれば生活に支障をきたすことはなくなりそうだなと。本著内でもICカードやスマホの活用が謳われたりしているので、これからもっと良くなる可能性もありそうですね。 ③家を建てたり、リフォームしたりする際には、自分が将来認知症になるかも?という観点があった方が良さそう、ということ。 家の中の段差はもちろんですが、壁紙の色が派手だと視覚に悪く作用してしまう可能性もあるとか。 また、「終の棲家」を用意して、早めに慣れておくコトも、認知機能が働きにくくなった際には有用なのかもと思いました。 という感じで、何となく読み始めた本著ですが、そこそこの学びを得ました。 誰もがいつか通る道かもしれないので、たまにはこういう本に触れるのも良いなと思いました。
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