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ヨルガオ殺人事件(下) の商品レビュー

4.2

129件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    2

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2022/02/25

一粒で二度おいしい。 この作品を読み終えて、懐かしいキャッチコピーを思い出した。 特に「愚行の代償」は楽しく意外なラストだった。 逆に本筋の方の犯人が明かされた時は あまり意外性がなく、これで終わりなのかと 少し拍子抜けしたが、 そこはやはりこの作者。 簡単な幕引きはせず、最終...

一粒で二度おいしい。 この作品を読み終えて、懐かしいキャッチコピーを思い出した。 特に「愚行の代償」は楽しく意外なラストだった。 逆に本筋の方の犯人が明かされた時は あまり意外性がなく、これで終わりなのかと 少し拍子抜けしたが、 そこはやはりこの作者。 簡単な幕引きはせず、最終、 「そう来たか〜!」とうならせる結末を用意していた。 もう一度カササギ殺人事件を読み返したくなった。

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2022/02/23

カササギ殺人事件の続編。 またしても、アラン•コンウェイの『アティカス•ピュントシリーズ』の本に纏わる事件。 今回もめちゃくちゃ面白かった。 個人的にはカササギ殺人事件よりも好きだったな。

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2022/02/23

面白かった!作中作をこんなにもしっかりと絡めてくるとは……アラン・コンウェイ恐るべし、いや、ホロヴィッツだ。作中作もめちゃくちゃ面白いので、本当に一粒で二度美味しい、最高です!!このシリーズも次があるとか?楽しみ過ぎる!

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2022/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結局、現実も小説も結論は普通のところに落ち着く。 小説の中に犯人が、、、とする割にはかなりお粗末。 前作でも思ったが、どっちつかずにするよりはどちらかの話をもっとしっかりした方が良かった。 もう次作があっても読まないだろう。

Posted byブクログ

2022/02/19

物語の中に 物語。 ミステリーの中にミステリー。 まるで "入れ子"のようになっていて しかも 中で引用される ミステリーの方が より一層 面白いって  どういうこと⁉️ と 思わず鼻息も荒くなる 『カササギ殺人事件』で 一世を風靡した  アンソニ...

物語の中に 物語。 ミステリーの中にミステリー。 まるで "入れ子"のようになっていて しかも 中で引用される ミステリーの方が より一層 面白いって  どういうこと⁉️ と 思わず鼻息も荒くなる 『カササギ殺人事件』で 一世を風靡した  アンソニー・ホロヴッツの続編。 私は こちらの方が好きでした。 イギリスのホテルが舞台という いかにもな アガサ・クリスティ風味も 堪能できましたし 純粋に 謎解きの面白さもあり 登場人物は 曲者ばかり。 某ホテルオーナーの令嬢が ある日 両親にかけた 一本の電話。 8年前 そのホテルで起きた 殺人事件の犯人は あるミステリーを読んだおかげで 「冤罪であることがわかった」。 この電話の直後に 彼女は失踪。 心配した両親が 問題のミステリーに 編集者として携わった女性に 謎解きを依頼するというストーリーです。 そういった仕掛けの場合 普通だったら 物語の中に登場するミステリーの方は ほんの少し引用する程度だと思うのですが この作品では なんと 丸ごと! 最初から最後まで しっかりと書き込まれ 現在進行形のストーリーと 絡み合って より味わいを増すという "1粒で2度おいしい"ミステリー。

Posted byブクログ

2022/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前人未踏の『このミス』4年連続一位の大偉業に違わぬ安定度。 海外ミステリのお勧めは?と聞かれたら迷わずホロヴッツを挙げる。 古き良き形式を携えながらも、大胆な仕掛け、細かな遊び、周到な伏線を駆使して読者を全く飽きさせない超絶技巧作品。 とはいえ鼻につく部分もなくはない。 いやいやこの現代でいち編集者上がりの素人探偵が自分への危険も顧みずそこまで突っ込んだ調査はしないだろ、とか、欠かせない土台となっている性的設定とか。 小学生の娘に『オリエント急行』は勧められても、さすがにこれはまだかな。。。 自分的にもホーソーンの方が好き。 ただ、続編の意向を示しているとのことで、これ以上どうするつもりなのかとの期待と興味は増すばかり。 海外ミステリ隆興の起爆剤になって欲しいものです。

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2022/02/05

作中作が事件解決の鍵を握っているという、たまにある作品構成だ「そこが鍵かい」という作品。確かにいわれてみればその通りだし、盲点だ。 殺人のトリックも犯行理由も全然古典的なのだが、展開が上手なのか古びた感じがしない。ちゃんと言われてみればの伏線やミスリードも入っている。 この作品自...

作中作が事件解決の鍵を握っているという、たまにある作品構成だ「そこが鍵かい」という作品。確かにいわれてみればその通りだし、盲点だ。 殺人のトリックも犯行理由も全然古典的なのだが、展開が上手なのか古びた感じがしない。ちゃんと言われてみればの伏線やミスリードも入っている。 この作品自体がアガサ・クリスティーへのオマージュとなっているが、作中作の主人公探偵、アティカス・ピュントのセリフがちゃんとポアロっぽくなっているのがいい。 犯人だけではなく、登場人物が全員あまり共感出来ない人物設定となっているのも、クリスティーっぽい。

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2022/01/30

アンソニー・ホロヴィッツ最新作。 今回も読み応え十分。 何てったって、極上ミステリーが一つの作品で2回楽しめるんだから。 方法としては入れ子式。 古よりある技法なのだが、この作中作の中に、ヨルガオ殺人事件のヒントが隠されているらしい。 探偵役の元編集者、スーザンは当時担当してい...

アンソニー・ホロヴィッツ最新作。 今回も読み応え十分。 何てったって、極上ミステリーが一つの作品で2回楽しめるんだから。 方法としては入れ子式。 古よりある技法なのだが、この作中作の中に、ヨルガオ殺人事件のヒントが隠されているらしい。 探偵役の元編集者、スーザンは当時担当していたアティカス・ピュントの「愚行の代償」を読んだ時、そんなものが存在するとは分からなかった。 押しかけ依頼人のために、もう一度読み始めるのだが…。 わたしには解けず、唸りながらスーザンの推理を待った。 真犯人当て、そして理由。 人探しの要素も相まって、難問である。 だが答えはずっと示されていた。 最初から。 人の心は複雑だ。 誰もが自分を守るため、嘘をつく。 何かを隠している、と直感した時は確かに何か隠されている。 犯人の行為には微塵も同意できないが、背景には同情もする。 翻訳作品であり、少々長い。 慣れないと途中でやめてしまうかもしれない。 しかし傑作である。 映像作品になったらどんなふうになるのだろう。 シリーズ続編はあるのだろうか?期待している。

Posted byブクログ

2022/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アンドレアスーーーー!! カッコよかった。 それは差し引いて考えても、ギリシャに住みたくなった。午前中ホテルの仕事して、午後は海風にあたりながらのんびり編集の仕事。最高だな。 結局誰が犯人だかわからないまま終盤まで読み進めることになった。個人的には一作目より面白かった。アラン・コンウェイ、相変わらず気持ち悪いな。清々しいくらい気持ち悪い。 でもアンドレアス、メールは不調で受け取れなかったにしても電話の着信無視はどう言うことなのか。

Posted byブクログ

2022/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公が謎解きの調査の過程で事件に深く関わりがあるという推理小説を読み始め推理小説を読んでる途中からまた別の小説の謎解きが展開される。とにかく上巻からの続きと真相を知りたくて下巻も一気読み。個人的にはアンソニーホロビッツ作品はアティカス・ピュントが出てくるシリーズが1番好き 感想を書いていてまた最初から読みたくなった

Posted byブクログ