月曜日の抹茶カフェ の商品レビュー
喫茶店「マーブル・カフェ」からはじまる物語。人ってみんなどこかでつながっている。つながっていない人なんていないのかもしれない。角度や立場が変わると同じものも見え方や考え方がガラッと変わる。柔らかくいろんな面から見られるようになれたら。
Posted by
前作「木曜日にはココアを」の続編であり、京都が舞台ということで期待していたが、少々退屈だと感じてしまった。猫目線の話は蛇足だったような。
Posted by
青山さんの優しい文章に感動しています。 お探しものは図書室まで も感動したので、 他の本もますます読みたくなりました。
Posted by
名言集かのような、素敵な言葉がたくさん詰まった短編集。 特に私は、和菓子屋の厳しいおばあちゃんとそれに反発する孫娘の、お互いを大切に思っているのに素直になれないその関係の描写に感動した(『木曜日にはココアを』では、幼稚園の先生同士の、厳しい先輩と若い先生の関係を描いてる章が好きだ...
名言集かのような、素敵な言葉がたくさん詰まった短編集。 特に私は、和菓子屋の厳しいおばあちゃんとそれに反発する孫娘の、お互いを大切に思っているのに素直になれないその関係の描写に感動した(『木曜日にはココアを』では、幼稚園の先生同士の、厳しい先輩と若い先生の関係を描いてる章が好きだったな…私、そういうのに弱いのかな笑)。
Posted by
ただいま神様当番がきっかけで、青山美智子さんいいな、と思い手に取った2冊目です。 思わずほろりとしたり、微笑んでしまう短編が詰まった一冊。 月曜日限定でマスターが開く抹茶カフェが舞台のお話から始まる。各短編に出てくる登場人物が、次の話の主人公になっている構成も面白かった。 個人的...
ただいま神様当番がきっかけで、青山美智子さんいいな、と思い手に取った2冊目です。 思わずほろりとしたり、微笑んでしまう短編が詰まった一冊。 月曜日限定でマスターが開く抹茶カフェが舞台のお話から始まる。各短編に出てくる登場人物が、次の話の主人公になっている構成も面白かった。 個人的にはタヅばあちゃんと光都の話がお気に入りです。 他の青山作品も読んでみたくなります
Posted by
Posted by
一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12の物語からなる連作短編集。1月(睦月)から月々の風景の中で語られるのは、自分自身の気付きと共に誰かの助けとなって行く、とても心暖まる物語。読み進めることが勿体なく、かといって先の話が気になり、結局アッという間に読み終わってしまった。師走...
一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12の物語からなる連作短編集。1月(睦月)から月々の風景の中で語られるのは、自分自身の気付きと共に誰かの助けとなって行く、とても心暖まる物語。読み進めることが勿体なく、かといって先の話が気になり、結局アッという間に読み終わってしまった。師走の話が睦月とつながって、ハッピーエンドになっているところも良かった。
Posted by
イベントで開店した「抹茶カフェ」から始まる連作短編集。 最初はよくあるハートウォーミングな再生物語を集めたものかと思ったが、すぐにのめりこんでしまった。 人と人との縁や知らず知らずのうちに助け合っているといったことがテーマになっているのだが、前の物語の脇役が次の物語の主人公となり...
イベントで開店した「抹茶カフェ」から始まる連作短編集。 最初はよくあるハートウォーミングな再生物語を集めたものかと思ったが、すぐにのめりこんでしまった。 人と人との縁や知らず知らずのうちに助け合っているといったことがテーマになっているのだが、前の物語の脇役が次の物語の主人公となり、人の輪が繋がっていって最終話で元に戻るという回収のしかたで、構成でも読ませる作家さんだなという印象を持った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
連作短編集。12話、12ヶ月の物語。東京と京都を舞台に、それぞれの登場人物がつながっていく。舞台となるカフェが『木曜日にはココアを』の店で、「マスター」なるおじさん(多分やり手の経営者)は出てくる。 ツイてない携帯ショップ店員、京の茶問屋の若旦那、ハンドメイドのランジェリーショップオーナー、紙芝居をライフワークにする女性、その祖母(京の和菓子や大奥様)、色々なお宅にお邪魔する猫目線・・・ どの話も素敵で、読んでてほっこりする。恋人と別れたミュージシャンの話ですら、ゆるりと「がんばれよー」と励ます気持ちになった。ほとんど棘や波風のない書き方になっている上に、さらに「少しがんばってみよっかなー」とゆるい前向きさもあって、ポジティブになれる。 茶問屋の若旦那の章、 自分を変えられないって思っていたけど、変化していく環境の中で少しずつのマイナーチェンジは必要、そうすればできることが広がっていく。というところ、春にはぴったりの文章だと思う。
Posted by
縁をテーマにした話。 人との繋がりはどこから始まっているのか分からないし、その濃度もバラバラだ。私の縁は誰かの繋がりによるものであり、自分の繋がりも誰かの縁となっているのかもしれない。 そう考えると、自分も周りの人も素敵だなと思える。 初めから未完成であり、時間に伴ってアップデー...
縁をテーマにした話。 人との繋がりはどこから始まっているのか分からないし、その濃度もバラバラだ。私の縁は誰かの繋がりによるものであり、自分の繋がりも誰かの縁となっているのかもしれない。 そう考えると、自分も周りの人も素敵だなと思える。 初めから未完成であり、時間に伴ってアップデートする必要がある。完璧主義思考のある私には刺さる言葉だった。 作中に登場した水無月は是非食べてみたい。
Posted by