月曜日の抹茶カフェ の商品レビュー
青山さんの本、大人気。多くのブク友さんレビューもありますね。こちらの本は図書館で約8カ月待ち。 「木曜日にはココアを」の続編で、毎月の短編がパズルのようにピースが埋まっていき、それぞれの登場人物の心情の機微と触れ合いに心がほんのりあたたかくなる。今からの人肌恋しい季節に、こんな風...
青山さんの本、大人気。多くのブク友さんレビューもありますね。こちらの本は図書館で約8カ月待ち。 「木曜日にはココアを」の続編で、毎月の短編がパズルのようにピースが埋まっていき、それぞれの登場人物の心情の機微と触れ合いに心がほんのりあたたかくなる。今からの人肌恋しい季節に、こんな風に出会って楽しい時間を過ごしたい。社会人になったらなかなか新しい縁を作るのは勇気がいるけれど、こんな素敵なカフェがあったら、毎日でも行きたい。また続編があるのだろうか。 大丈夫。私は、最高にツイている。(月曜日の抹茶カフェ、睦月・東京) ふたりがずっと一緒にいたっていう史実を、何よりも確かにしてくれる(手紙を書くよ、如月・東京) いつでも何度でも訪れますよ、次の新しい季節は。(春先のツバメ、弥生・東京) 自分が一番大事だって感じることをちゃんと大事にできたんだから、それでいいんだよ(天窓から降る雨、卯月・東京) 私は声を張り上げ、おばあちゃんを物語の中へ連れていく。(拍子木を鳴らして、皐月・京都) なにかを持ったことなんて一度もないし、これからだって何も持つ気はないわ。(おじさんと京都、文月・京都) 私の人生で抜けていた「二巻」を、今やっと読めた気分だった。(抜け巻探し、葉月・京都) 技術的に上手いか下手かじゃなくて、どれだけ描きたいことがあるかだ(カンガルーが待ってる、神無月・京都) わたしもね、いまだって、みんなに育ててもらっています。みんなっていうのは、もちろんあなたたちもです(まぼろしのカマキリ、霜月・東京) 実際にやれることがすこしずつ増えていく体感は、かつて味わったことのない、何物にも代え難い歓びだった(吉日、師走・東京) 昨日は市内の庭園で市民大茶会があり、いろんな流派のお茶会が開催。二つの会に着物を着て参加しました。抹茶とお菓子を頂いて文化の日堪能しました♪
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『木曜日にはココアを』の続編。 『木曜日・・』の舞台となった〈マーブル・カフェ〉が定休日の月曜日に1度だけ開かれた「抹茶カフェ」(第一話、睦月「月曜日の抹茶カフェ」)を起点とした、連作短編12ヶ月(12話)の物語が収録されております~。 『木曜日・・』にも登場したキャラと新キ...
『木曜日にはココアを』の続編。 『木曜日・・』の舞台となった〈マーブル・カフェ〉が定休日の月曜日に1度だけ開かれた「抹茶カフェ」(第一話、睦月「月曜日の抹茶カフェ」)を起点とした、連作短編12ヶ月(12話)の物語が収録されております~。 『木曜日・・』にも登場したキャラと新キャラを織り交ぜて、数珠つなぎのように各話の登場する人と人がリンクし合っていく展開で、前作が東京とシドニーを舞台にしたのに対して、今回は東京と京都が舞台です。 個人的には『木曜日・・』よりもポエムポエム(←?)していなくて、本作の方が好きですね。 にゃんこ目線の話があるのも可愛くて良き♪(第七話、文月「おじさんと短冊」) 各話、ええ話ばかりなのですが、第十話(神無月「カンガルーが待ってる」)で〈マーブル・カフェ〉のオーナーで他にも手広く色々している「マスター」の、 「どんな出会いも、顔も分からない人たちが脈々と繋いできた手と手の先なんだよ」 「でも一番素晴らしいのは、遠いところで 手を繋いできた人たちが、自分がどこかで誰かを幸せにしているかもしれないなんてまったく分かっていないことだね ・・(略)自分の身の回りのことに取り組んだ産物が、あずかり知らぬ他人を動かしたってことが。」 ・・と、いう台詞が印象に残りました。 そう、あなたの何気ないアクションが、あなたの知らないところで、どこかの誰かを幸せににしているかもしれないってことなんですよね~・・何か素敵じゃないですか(´艸`*) で、『木曜日・・』でもそうだったように、一話目と最終話(師走「吉日」)がカチッと繋がって終わるのも、まぁるいご縁の輪が完成したような“めでたしめでたし感”があって、ぽかぽかした気持ちになれちゃいます。 ちなみに、第十一話(霜月「まぼろしのカマキリ」)に登場した宮司さんが、青山さんの他作品にも出てくるらしいですね(そっちの方が先なんかな?)・・しかも他にもリンクがあるとか?・・なんて目にするとチェックしない訳にはいかないですよね~。 てなわけで、結局著作を順番に読んでいく方がいいシステムみたいなので、今後もズブズブと青山作品をチェックしていくことになりそうです~。
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木曜日にはココアを の続編。 12の短編が少しずつ繋がって、ぐるりと一周して最後にカチリとハマる感じが青山先生!って感じ。12の物語の中のどこかに自分や自分に近い人間がいるかも知れませんね、私も二人ほどかつて近い思いをした人間を見つけました。
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青山美智子先生の本はこれで4冊目。 「木曜日にはココアを」読了後、お気に入りのアンティークカフェで読みました。 大勢の人々の目に見えない繋がりがあって今の自分がある。”縁”は脆いものだから、大事に大事に育てる。特に自分が大切にしているものをきちんと見てくれる人たちには、思いや...
青山美智子先生の本はこれで4冊目。 「木曜日にはココアを」読了後、お気に入りのアンティークカフェで読みました。 大勢の人々の目に見えない繋がりがあって今の自分がある。”縁”は脆いものだから、大事に大事に育てる。特に自分が大切にしているものをきちんと見てくれる人たちには、思いやりを持って丁寧に接する。そして、自分に誇れる自分でいること。そんなことを改めて思いました。 人間関係に悩んで心が疲弊しているときの薬にもなり、新しいことにチャレンジするときにそっと背中を押してくれる、そんな優しい本です。 今年の秋は鴨川デルタ周辺へ行こうかな〜
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文庫本サイズで読んだのですが、前作があると知らなかったので、前作を見てからの今回の本。 あ、この人はあれか、おーあれか、とまた違った楽しみが出来ました。 改めて読んでみて、やっぱりおばあちゃんの話が個人てに一番突き刺さる うちの亡き祖母を思い出しました 後は猫視点も楽しかった...
文庫本サイズで読んだのですが、前作があると知らなかったので、前作を見てからの今回の本。 あ、この人はあれか、おーあれか、とまた違った楽しみが出来ました。 改めて読んでみて、やっぱりおばあちゃんの話が個人てに一番突き刺さる うちの亡き祖母を思い出しました 後は猫視点も楽しかったし、最初と最後が繋がるのが本当に好きです 改めて読んで良かった!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『木曜日にはココアを』の続編。 こちらの方が好き。 前の章に出てきた登場人物が次の主人公になるので、次は誰だろうと楽しみになる。 ベスト3は 1「8.抜け巻探し」 2「10.まぼろしのカマキリ」 3「12.吉日」 婚約破棄された彼と彼女はその後どうなったのかなぁ… 読んでて原点に返り、前向きになれる、そんなリレー話。
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「木曜日~」の続編だったんですねー。こっちから先によんでしまいました。一つ一つの話がリレーみたいに繋がっていくので面白かったけど、抹茶カフェのつながりが途中なくなってしまったところは残念でした。でも楽しく読めました。
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繋いでいきたい、という意思があれば、その思いは叶うのかもしれない。それが縁であっても、信念であっても。意思があれば、自然と行動に現れる。行動を起こせば未来が変わっていく。 そんな希望を見出すことができた。 人の営みを温かく見つめている作家さんだよなーといつも思う。 優しく、柔ら...
繋いでいきたい、という意思があれば、その思いは叶うのかもしれない。それが縁であっても、信念であっても。意思があれば、自然と行動に現れる。行動を起こせば未来が変わっていく。 そんな希望を見出すことができた。 人の営みを温かく見つめている作家さんだよなーといつも思う。 優しく、柔らかく、でも芯に強さを秘めている作風がとても好き。
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短編連作で、とてもおもしろかった。 自然に登場人物とストーリーが繋がっていって、また最初の話を読みたくなる。そんな展開だった。 すべてが心温まるお話だった。
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確実に幸せが約束されている、暖かい縁の連鎖すごいよかった~~ ココアもいいけど、こっちもすきだなぁ 紡がれる言葉が全部全部あったかくて、いい色してる いーなぁ、皆に幸あれ
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