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国宝(上) の商品レビュー

4.4

696件のお客様レビュー

  1. 5つ

    347

  2. 4つ

    237

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2026/05/10

読書家の父から借りました。映画は観ていません。歌舞伎役者の話、堅苦しいのかと思いきやなんとも読みやすい。すっかりハマってしまい、数日で読み終わりました。 上巻の終わり方が下巻を誘う終わり方で、早く下巻も借りてこなければ!

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2026/05/09

特殊な出自から特徴的な性格を備えた主人公が、厳しい芸の世界に身を投じ、困難な逆境の耐えながら成長していく。2026.5.9

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2026/05/06

私にはあまり、惹きつけるものというのが無かった。歌舞伎に限らず昔気質の芸能の低迷期らしく、鬱屈した空気を重く感じた。

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2026/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

喜久雄はもちろん、徳次も弁天もマツも、波瀾万丈。でも皆たくましく、カラッとしたものさえ感じさせる。そして肝っ玉の据わった女性の多いこと。マツも春江も市駒も。 文体に最初は慣れなかったが、楽しく読めた。ナレーションを聞いているかのような語り口がむしろ良かった。これが一人称視点だと、ドロドロで読みづらかったかもしれない。 青春篇は喜久雄がどん底のような状態で終わるので、これからどうなるのか…映画は観ているけど早く続きが読みたい。

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2026/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歌舞伎の知識も映画の知識も全く無いまま読み進めていました。 古典芸能における“血”の絶対的な強さをこれでもかと目の当たりにさせられ、この世界に生きる苦悩と恐ろしさの一端が、芸能に縁のない私でも少し分かった気がします。血を持つ一方で才能が追い付かない者と、才能が抜きん出ているにも関わらず血を持たない者の、両者の不遇は普通の世界に生きている人間には理解できないし我慢もできないものだと感じました。 芸事の話も男たちの生き様も非常に惹き付けられるストーリーと語り口で、下巻も早く読み進めたいです。個人的には主人公の父親を殺害した黒幕を知る唯一の人物も居なくなってしまった中で、これからこの点について語られるのか否か、どう語られるのか楽しみでもあります。

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2026/05/02

まだ上しか読めてませんが今の率直な気持ちとして早く読み進めたいということだけです。 映画の情報も入れずに誰がどの役柄なのかも分からないまま読み進めまだ半分といったところです。 歌舞伎の口調と表現していいのかわかりませんが語り手口調で物語が進むためこの喜久雄と俊介の物語が一つの大き...

まだ上しか読めてませんが今の率直な気持ちとして早く読み進めたいということだけです。 映画の情報も入れずに誰がどの役柄なのかも分からないまま読み進めまだ半分といったところです。 歌舞伎の口調と表現していいのかわかりませんが語り手口調で物語が進むためこの喜久雄と俊介の物語が一つの大きな舞台のようにイメージしながら読み進めています。 歌舞伎の知識もろくにないままなので入り込めるかなと思っていましたが思ったより読みやすくこのボリュームを感じさせない展開です。 心情描写がうまく表現されていてその時々の喜久雄の心境がものすごく伝わってきます。 続きが気になるので下巻へGO。

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2026/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

権五郎を殺した辻村将生との因縁がどう回収されるのか期待しながら読み進めたが、結局その伏線は特に回収されないまま終わった。下巻で回収されるのだろうか。 246ページからは不幸の連続で、よくもここまで不幸な出来事を詰め込んだものだと感じた。 俊介の失踪、父親代わりである花井白虎の病、鶴若からのいじめ、育ての母・幸子のカルト宗教への傾倒、花井白虎の死と借金、赤木洋子の自殺未遂、さらに映画撮影現場でのいじめ……まるでドラマのように不幸が畳みかけてくるが、どのエピソードも心情の深掘りが足りておらず、キャラクターへの感情移入が全くできなかった。 喜久雄が花井半次郎を継ぐに至った理由も曖昧で、彼自身の努力が十分に描かれていない点も気になった。 1億2000万円もの借金を肩代わりし、ヤクザから金を受け取りながら、さらに借金を増やしていく展開も、短絡的に物事を決定しているようにしか見えずもう少し丁寧な描写が欲しかった。 どぎついエピソードを淡々と流していくスタイルのため、感情移入する間もなく置いてけぼりをくらってしまった。

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2026/04/21

全ては運命と言われれれば、そうだったのかもしれないと思わされる。 一方で全ては意志であり、意地であり、欲であり、怒りであり、 人の正負が混在した意識が濁流となってできたような展開に飲み込まれていく。 以下抜粋 - そう問いかける半二郎の、何も知らぬような目を見たとたん、ああ、...

全ては運命と言われれれば、そうだったのかもしれないと思わされる。 一方で全ては意志であり、意地であり、欲であり、怒りであり、 人の正負が混在した意識が濁流となってできたような展開に飲み込まれていく。 以下抜粋 - そう問いかける半二郎の、何も知らぬような目を見たとたん、ああ、旦那はまえから何もかも知ってはったんやな、と、今さら気づく喜久雄でございます。(P.195) - 俊ぼん、アンタは生まれときから役者の子や。他の子らと野球するのも我慢して稽古してきはずや。何があっても、ちゃんとアンタの血ぃが守ってくれる。そいで喜久雄。アンタ、うちに来て何年や?五年になるやろ。そのあいだ、一日でも稽古休んだことがあるか?ないはずや。この『道成寺』かて、誰よりも稽古してきたんやろ。せやったらなんの心配もいらん。アンタが舞台で振り忘れても、アンタの体が勝手に踊ってくれるはずや。(P.199) - 役者なんて、ほんま、意地汚い生物やわ。(P.278)

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2026/04/20

映画を先に見てから暫く経ってから原作を読んだ。映画と原作は似て非なるものと思ったが、先に映画を観たことで原作の解像度が高まり、原作を読むことで映画のシーンを振り返って、こういう事だったのか…と思うことができた。 青春篇の方がより映画に近い内容で、任侠の世界から芸に没頭する疾走感が...

映画を先に見てから暫く経ってから原作を読んだ。映画と原作は似て非なるものと思ったが、先に映画を観たことで原作の解像度が高まり、原作を読むことで映画のシーンを振り返って、こういう事だったのか…と思うことができた。 青春篇の方がより映画に近い内容で、任侠の世界から芸に没頭する疾走感が感じられた。

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2026/04/19

喜久雄と俊介の人生が対照的でありながらお互いを補うように、まるで太陽と月のように描かれている。映画を観ておらず歌舞伎にも疎いが、ありありと映像が目に浮かぶような、特等席で芝居を見ているような芸の凄みを見た感覚になった。 「…見るもん、やるもん、何から何まで新鮮で、歌舞伎が好きで...

喜久雄と俊介の人生が対照的でありながらお互いを補うように、まるで太陽と月のように描かれている。映画を観ておらず歌舞伎にも疎いが、ありありと映像が目に浮かぶような、特等席で芝居を見ているような芸の凄みを見た感覚になった。 「…見るもん、やるもん、何から何まで新鮮で、歌舞伎が好きで好きで、稽古がおもろうておもろうて…」 「…歌舞伎が憎くて憎くて仕方ないんでしょ。…でも、それでいいの。それでもやるの。それでも毎日舞台に立つのがあたしたち役者なんでしょうよ」 芸に魅了された者と生まれた時から芸に生きる道を決められた者、この文章にすべてが凝縮されているのではないかと思う。花道篇を読むのが楽しみ。

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