medium[メディウム] の商品レビュー

相沢沙呼(著者)

2024/07/17

最初は、こういうスタイルの中編集かな？と思いつつ、連続殺人犯との対決にあたって伏線が張ってるはず！と読み進めました。
しかし、こういう感じで回収するとは予想外。
犯人は誰かは構成上予想できますが、読みどころは別のところにあります。
久しぶりに面白いミステリーに出会えました。

2021/11/19

前半に起こる殺人事件を微妙な推理ですいすい解いてしまって、これがミステリ5冠の話なのか？？と疑問だったけど、後半大どんでん返しが始まり、伏線回収、特に翡翠のキャラ変が衝撃的だった。
霊媒探偵という新しい謎解きで面白かった。

2021/11/19

やっと読めた作品。読み終わった後、表紙をあらためて見ると、あーなるほどなぁ、ホームズか、と溜息。素敵な作品で評価に納得です。

2021/11/18

ドラマの脚本のよう。
頭に映像が浮かんでくる描写は非常に秀逸。
多くの人に支持される理由がわかる一冊。

2021/11/17

途中までは特に真新しさもないし犯人はなんとなく予想がつくしそれほど話題になるような作品なのか？そう疑っていてすいません笑。最後はマジカマジカの連続でしたね笑
霊媒という能力で解決することのできた事件が実は洞察力と論理的思考によって導けたというタネ明かしは斬新かつ面白かった！個人的には城塚翡翠さんは最後のような冷たく怖いキャラは演技でその裏には悲しみがあったと思っている方がキャラを好きになれますね笑　続編はmediumすら伏線という帯なので楽しみです。文庫化まってます！

2021/11/16

作中でタネがわかったと思うと人はそれ以外のタネを探そうとしなくなる的なことが書いてありましたがホントにその通りでまんまと手のひらで転がされました笑笑
香月が連続殺人犯というのも直前で気づくぐらい鈍い自分なんですがそこからの翡翠の正体に驚きつつ、今までの事件が他の方法で推理可能だったという事実が今までになくて面白いなって思いました！
ただ全部伏線になってるせいでちょっと疲れちゃいました笑

2021/11/16

霊媒には敵わないのか⁈ 死者の魂は漂っているのか⁈

ミステリ５冠の本書。
推理と犯人の心理重視とすると反則を感じるかもしれないが、エンターテイメントとして十分面白かった！

先が気になり中盤からは一気に睡眠時間を削ってしまった。初読みの相沢沙呼氏が男性で、アマチュアマジシャンということも驚かされた。

城塚翡翠の翠(みどり)色の眼が最後まで気になって仕方ない(°▽°) 表紙の二次元少女から、三次元の人物へと脳内移行は失敗。

2021/11/15

前半の事件の推理は、なんかモヤモヤするなー。って思ってたけど、最後になるほど！って思わせてくれてよかったです！
前半の引っ掛かりも伏線だったとは。
見るべきです

2021/11/15

おもしろかった…！
他でも書かれてるように、最初は霊媒で事件の真相に迫っていく、しかも霊媒師は美人っていう、はいはいちょっと設定取り入れたお決まりのホームズとワトソンのパターンね、と思ってたら…。評価がやけに高いなー、とも感じてたけど、納得の星5。
翡翠ちゃんがねー、「うう、私ドジっ子なんです…」て、自分のことドジっ子？え？そんなキャラクターを作る作者キモ…って思ってたらよかったこれもなんなら伏線だった…笑
続編もあるのかな？だいぶ出せるカードは切ってしまったと思うんだけど、続編があるとしたらすごく読みたい！

2021/11/14

ブク友さんたちの絶賛を見て読みたくなり読破。
霊✖️推理という、新しい形式のミステリーということで、これもありかな、と読み進めていると思わぬ大ドン返しが。。
いやー、痛快でした。前半の設定も面白いし、幾らでもシリーズ化できそうで、キャラクターデザインもアニメにでもなりそうなのに。それらを惜しげもなくかなぐり捨てる作者のきっぷの良さ。その思い切りで、一つの名作が生まれた。
解説でもあったが、同じ手は使えない。折角のプロットを封じ手にしてしまう潔さの果てに、次作ではどの様な驚きを与えてくれるのか、楽しみである。