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LISTEN の商品レビュー

4.1

130件のお客様レビュー

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2023/04/07

500ページ近くにわたって「聞く」をテーマに様々な角度から論じているが、いずれのトピックも新鮮味があり、且つ言われてみれば納得することばかりで、最後まで興味深く読んだ。 自分が話を聞く時の気持ちや態度を振り返り、改めて自らの「聞く力」を高めたいと思った。

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2023/04/05

とにかく、聞くことが最高の知性であり、人生において大切なことが、様々な角度から語られている。全身全霊で聞くこととは何か、を頭に入れて実践あるのみ

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2023/03/26

多くの書籍にある小手先のテクニックではなく、「聴く」ことの大切さやメリットを多くの研究や経験に基づき、体系的に整理して書かれた書籍。約500ページのボリュームの多い書籍だけど、内容は多くの実例や調査結果などを用いて、とてもわかりやすく書かれているため、読みづらさは感じず、楽しく読...

多くの書籍にある小手先のテクニックではなく、「聴く」ことの大切さやメリットを多くの研究や経験に基づき、体系的に整理して書かれた書籍。約500ページのボリュームの多い書籍だけど、内容は多くの実例や調査結果などを用いて、とてもわかりやすく書かれているため、読みづらさは感じず、楽しく読めた。 多くの書籍で書かれている「オウム返しや言い換え、要約」などは傾聴の本質ではなく、相手に関心、興味を持ち、学ぶ姿勢をもって心から「聴く」ことが重要で、一朝一夕で身につくものではない。ただ、努力して傾聴を身につけることで、自身の成長や周りからの信頼など膨大なメリットを得られる。 自分も「聴く」力を鍛えたいと強く感じた。

Posted byブクログ

2023/03/11

この本は聞くことに対するノウハウ本では無く、筆者による「聞くこと」をテーマとしたエッセイ集と思って読むのがおすすめ。総じて聞く耳がなくなった現代人への緩やかな警鐘と、聞くことのメリットが書かれていました。 なんか、今だとChatGPTがこの本の章のテーマを入れたら言いそうな感じも...

この本は聞くことに対するノウハウ本では無く、筆者による「聞くこと」をテーマとしたエッセイ集と思って読むのがおすすめ。総じて聞く耳がなくなった現代人への緩やかな警鐘と、聞くことのメリットが書かれていました。 なんか、今だとChatGPTがこの本の章のテーマを入れたら言いそうな感じも。 自分としては、曖昧なままに会話を続けて、勝手に理解した気になって、後でなんでだっけ?とか、勝手に話し続けられる時にどこまで聞くべきか、とか、ちとノウハウ的なところを期待してた部分もあったので、微妙に刺さらなかった感じ。 聞くことは、労力を使うことであって、時として努力が必要なことや、曖昧なままにしない方が良い時、なんでも聞いていれば良いわけでは無いことなどのストーリーは、自分が再現できるのかはわからないが、記憶の奥底に入ったとは思うので、ミスった時に思い出して改善していけるのでは無いかと。 この本は、想定読者は40代以上の男性かな。

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2023/02/20

端的に言うと、惜しい。 一つ一つの内容は、分かりやすいし共感できる。 ただ、体系的にまとまっておらず、話が短発であり、短編集を読んでいるような感じであるため、何度か読み返さないと、理解は難しそう。

Posted byブクログ

2023/02/10

しっかりと聴くということがいかに難しいか認識させられた。自分がいかに聴けていなかったか自覚したし、ちゃんと聴いてもらった経験も少ないんだなと感じた。印象に残る箇所が多くて結構タメになった。少しずつでも意識しながらこれから聴くことに力を注いでいきたいと思う。

Posted byブクログ

2023/02/02

【養護教諭や公認心理師にお勧めしたい一冊】  著者のKate Murphyはニューヨークタイムズのジャーナリスト。  「これまで誤解したことがある人と誤解されたことがあると感じているすべての人に」とあるが、個人的には公認心理師や養護教諭に是非お勧めしたい一冊である。  「相手の話...

【養護教諭や公認心理師にお勧めしたい一冊】  著者のKate Murphyはニューヨークタイムズのジャーナリスト。  「これまで誤解したことがある人と誤解されたことがあると感じているすべての人に」とあるが、個人的には公認心理師や養護教諭に是非お勧めしたい一冊である。  「相手の話を聞いて、なぜか自分の体験談を語り出す」なんて教員あるあるすぎて笑えるレベル。  また、「アドバイスしようと思いながら聞くと、大概失敗してしまう」もありがちな支援。  もっと早くこの本に出会いたかった。  でも出会えて本当に良かった。

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2022/12/29

名著だと思う。 こういう切口の本はなかなかなかったのでは。 自分ができていないことが多すぎて、へこみますがそれだけ伸びしろがあると言うことで。 ネット文化には「1%の法則」「90対9対1の法則」がある。ユーザーの90%はただ見ているだけ、9%はコメントを書くなど控えめな貢献...

名著だと思う。 こういう切口の本はなかなかなかったのでは。 自分ができていないことが多すぎて、へこみますがそれだけ伸びしろがあると言うことで。 ネット文化には「1%の法則」「90対9対1の法則」がある。ユーザーの90%はただ見ているだけ、9%はコメントを書くなど控えめな貢献をし、わずか1%がほとんどの発信コンテンツを生んでいる。 人の意見を聞くということは、相手が話をやめて自分が話せるようになるまで礼儀正しく待つことではない。 親しい友達や家族の話を聞けば聞くほど、相手があなたの話を聞けば聞くほど、お互いの考えは似てきます。 生きた実感を1番味わわせてくれるのは不確実性です。 人は不確実性を避ける傾向がある。そして人の口から出てくる言葉ほど意外なものはありません。だから人は興味深い。不確実性を避けたいがために人の話に耳を傾けないのだとしたら、退屈な時間になり、新しい学びがないためにあなた自身もつまらない人間になる。 私たちは反射的に自分は分かっているという幻想を持つ傾向があります。そのために、耳を傾けたいという気持ちや好奇心が弱まってしまう。 また自分の先入観を正当化しようとする「確証バイアス」「期待バイアス」がかかる。 良い聞き手とは話し手と同じ感情になって聞ける人 人の話を聞くときは、探偵のように「この人はなぜこの話を私に聞かせているのだろう?」と常に自問しながら聞いてみよう。 1番会話を邪魔するのは自分は次に何を話そうかと言う心配。 成功するチームはメンバーの話をお互いに「聴きあって」いる。 メンバーは最後まで、交代で発言し、言葉にされていない考えや感情を理解しようとしていた。 多くの人の話を聞けば聞くほど、人間の持つ多様な側面に気づくようになり、直感も冴えるようになる。 人は自分の聞きたいようにしか聞かない。 ありとあらゆるものに意味があるということを前提に考える。 何かが腑に落ちなければ、話を止めてよく理解できなかったと言いましょう。 曖昧な点をはっきりさせると誤解が減る。 ずらす対応ではなく、受け止める対応をする。 うちの犬がいなくなって3日後に見つかった ❶うちの犬はフェンスの下を掘ってる。リードをつけないと外に出せない(ずらす)❷そうなの。結局どこで見つかったの?(受け止める) 聞くのにできる最善策は、相手の話にただ耳を傾けること 賢明なアドバイスもなければ、自分の似たような経験をいうこともありません。その人の考えを誘導したり、影響を与えたりするための質問もしない。 自分の感情は置いておいて、まず話を聞いてみよう 人に話してもらった方が早いし楽な上、間違いも減る 24時間だけでも質問されない限り言葉を発さないことに耐えられればより優れた聞き手になる。それが無理なら1回の会話だけでも努力をしてみよう。 自分の気持ちを素直に人に伝えることは、世間で言われているほどよいことではない。相手の繊細さより自分のエゴを優先してしまっている。

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2022/12/27

正直なめていました。 この手の内容は、シンプルに聞くことの大切さを様々なデータを基に普遍的に読者を誘導していく形をとり、決してそれはネガティブなことではなく、読者はそれを望んでいる為、効率的な自己啓発に繋げていくイメージがあった。 しかし、それはもちろんのことで、その上、人生とは...

正直なめていました。 この手の内容は、シンプルに聞くことの大切さを様々なデータを基に普遍的に読者を誘導していく形をとり、決してそれはネガティブなことではなく、読者はそれを望んでいる為、効率的な自己啓発に繋げていくイメージがあった。 しかし、それはもちろんのことで、その上、人生とは…恋愛とは…仕事とは…友達とは…など、日常を生きていく上で、聞くことの重要さをより具体的にかつより魅力的なスキルとして記していた。そして、それは聞くことがありきではなく、一定基準での幸せをクリアする為の手段でしかなく、聞くことよりも幸せを説いているかのような書籍です。 また、個人的にこのようなタイプの書籍には、様々な有識者や偉人、故人などの研究成果や言動、民族や宗教、国籍や性別などの根源論をはじめ、嘘か誠か見分けがつかない逸話を目にするのがとても好きであり、期待している。 まさにこの書籍は、その期待を裏切ることなく、多くの方の実体験や格言をちりばめており、非常に量が多い本だが、飽きることなく読み終えることができた。もちろん、翻訳によって、若干のニュアンスが異なり、理解できないこと、もしかしたら、理解が異なっていることがあったかもしれないが、各登場人物の言わんとしていることにユーモアがあり、興味のそそり方がプロであり、聞く力(読書でいうと読み取る力)の楽しいトレーニングにすら感じた。 自分は、基本的にしゃべることが好きで、とにかく自分の思いや考えを矢継ぎ早に伝えることに必死になる。しかし、書籍を通じて、それ自体を決して否定することなく、そのスキルも必要と前提は置きつつも、自らの豊かさの向上を望む以上、聞くことへの興味関心を拡大する他ないと、気付かせてもらった。 【書籍内の好きな言葉】 ・人の行動にはふたつの理由がある。正しい理由と本当の理由。 ・次何話そうかなより、相手の話を聞いた方が面白い。 ・その人が変わっていく過程の話しに耳を傾けたり、その過程に加わりたいと思ったりする以上の愛がなどあるのか。 ・言葉には硬貨1枚、沈黙には2枚の価値がる。 その他にも、まだまだたくさんあります。

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2022/12/27

いわゆるこの本のような 「分厚い翻訳本」は、 そのビジュアルやら先入観やらで 読む前からもう内容に入り込めないのだけれど、 この本は私にとって あまりにも響く指摘を何度もしてくれた。 私がなぜ 当たり障りのない話をするのが苦手なのか、 なぜ「聴く」のが苦手なのか、 など様々に言...

いわゆるこの本のような 「分厚い翻訳本」は、 そのビジュアルやら先入観やらで 読む前からもう内容に入り込めないのだけれど、 この本は私にとって あまりにも響く指摘を何度もしてくれた。 私がなぜ 当たり障りのない話をするのが苦手なのか、 なぜ「聴く」のが苦手なのか、 など様々に言語化してくれた。 確かに、いつも頭が寄り道しているなぁ。 もっと「聴く」ように、努力したい。

Posted byブクログ