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LISTEN の商品レビュー

4.1

130件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    38

  3. 3つ

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2023/07/30

人と話をしているときに、相手の言葉をさえぎることがあるな、と自覚しており気になっていました。たまたまこの本を見かけ、何かヒントが得られれば、と手に取りました。 元々分厚い本を読むのは苦手ですが、この本はとても読みやすく、サクサクと読み進められます。 聴くことのゴールは理解。相...

人と話をしているときに、相手の言葉をさえぎることがあるな、と自覚しており気になっていました。たまたまこの本を見かけ、何かヒントが得られれば、と手に取りました。 元々分厚い本を読むのは苦手ですが、この本はとても読みやすく、サクサクと読み進められます。 聴くことのゴールは理解。相手が伝えることが本当はなんであるかを掘り起こして理解するには、注意力・集中・経験が必要。「聴く力」は鍛錬によるもの。要は努力が必要ということです。 今までの習慣や癖を急に変えることは難しいかもしれませんが、少しずつ意識しながら聴く力を身に付けたら、何か変わるのではないか、という気がします。 個人的には、耳の構造や左右の聴覚情報の処理法の違い、騒音・難聴について書かれた章と、スマホ依存についての章が興味深かったです。

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2023/07/02

聴くこと、聴かれること、自分の中でどんなことが起こるかワクワクしながら読めました。 客観的にダラダラ話が進みがちだけど、何に気をつけてどんな声色で話すと良いかそんなことが理解できる本でした。 色々なケースをテーマに、傾聴の大切さと話し方の工夫、聴くときの耳、読み進めるごとに話す...

聴くこと、聴かれること、自分の中でどんなことが起こるかワクワクしながら読めました。 客観的にダラダラ話が進みがちだけど、何に気をつけてどんな声色で話すと良いかそんなことが理解できる本でした。 色々なケースをテーマに、傾聴の大切さと話し方の工夫、聴くときの耳、読み進めるごとに話す時試してみたくなる事がたくさんありました。

Posted byブクログ

2023/06/27

いや~拍手喝采。鈍器本でありながら、とても読みやすく、あっという間だった。 元々は自分が「もっと他人の話を聞ける人間になりたい」と思って手にしたもの。ただその考えは甘かった。 本書は「聞く」ではなく「聴く」なのだから。 人間は誰しもが話を聴いてほしい生き物。でも今の時代はイン...

いや~拍手喝采。鈍器本でありながら、とても読みやすく、あっという間だった。 元々は自分が「もっと他人の話を聞ける人間になりたい」と思って手にしたもの。ただその考えは甘かった。 本書は「聞く」ではなく「聴く」なのだから。 人間は誰しもが話を聴いてほしい生き物。でも今の時代はインターネットが普及して、コロナなどの新しい感染病も増え、ますますじっくりと話す機会が減ってしまった。 それでも聴くこと自体はできる。普段から意識すればするほど、それが経験値のように上がっていき、やがてはトークスキルよりも強いコミュニケーション能力が得られる。 本書の内容は素晴らしいし、何より着眼点が本当に良い。自分の中で、読み始めた時から少し変わった感覚さえある。とても良い読書でした。 ブックリストのお気に入り自己啓発本TOP3を更新するか悩んだくらい。わずかな差で今回は断念。まだTOP3はキープ。

Posted byブクログ

2023/06/05

・孤独を感じるのは、「よいことが起こった」のに誰にも注意を払ってもらえないとき ・よく「聴く」とは、相手の頭と心の中で何が起きているのかをわかろうとすること。そして「あなたを気にかけているよ」と行動で示すことです。 ・「聴く」とは何かを教えたり、影響を与えたり、批評したり、評価し...

・孤独を感じるのは、「よいことが起こった」のに誰にも注意を払ってもらえないとき ・よく「聴く」とは、相手の頭と心の中で何が起きているのかをわかろうとすること。そして「あなたを気にかけているよ」と行動で示すことです。 ・「聴く」とは何かを教えたり、影響を与えたり、批評したり、評価したり、正しいやり方を示したりするものではありません。「聴いてもらう」とは「相手が自分を体験すること」を体験することです ・好奇心があるということは、思い込みがないこと ・自分に関心を持ってもらおうと過ごす2年間よりも、他の人に関心をもって過ごす2か月間のほうが多くの友人を作ることができる ・生きた実感を一番味わわせてくれるのは不確実性です ・聞き手がうなずいたり、オウム返ししたり、別の言葉に言い換えたりするよりも、意味付けと解釈を伝えたほうが話しては理解してもらえたと感じる ・日々直面する様々な状況に対して、もうすでに全部わかっていると考えながら対応してしまうと、成長し、学び、人とつながり、進化する能力が発揮されません。優れた聞き手とは、他の人の経験や考えに喜んで耳を傾け、相手の視点を認められる人です ・自分の考えを修正したり、古いものの見方や考え方を投げ捨てたりするのはいまだにいやなことです。しかし、このような苦痛を伴う再構築こそ、学習と呼ばれているものであること、またたとえ苦痛を伴うとしてもそれは、人生をより正確に見ることができるという更なる満足を常にもたらすものである ・データは、データがある場所しか照らさない ・目立ちたい人は、自分が「十分ではない」ことをカバーするために自己顕示する ・それぞれの視点から聞いた話をまとめたら最高の作品ができる ・誤解は、人の話をもっと注意深く聞いたり、もっと深く質問したりするためのインスピレーションのもとになる ・優れた聞き手は常に、受け止める対応をします。話を受け止めたうえで意味付けしたフィードバックを返す ・会話のナルシシズム ・気を付けてほしいのは「決めつけ」が隠れている質問 ・欧米文化では、会話に間が生まれるのをひどく居心地悪く感じる傾向がある ・ポジティブなうわさ話を聞いた人は似たような行動をとろうとし、ネガティブなうわさ話を聞いた人は自己肯定感が増すことを発見しました

Posted byブクログ

2023/06/03

傾聴とは異なる能動的な「聴くこと」について。 子どものわかりにくい話にもこの姿勢で取り組んでみたら、違う気付きがあるように思った。

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2023/06/02

この日本語の本を読んだ後、原書で読んでいる。タイトルが面白い。原題は、You're Not Listening. (あなたは聞いていない)。だから、「リッスン(聞きなさい)」になるのだけれど・・・。そして、いい邦題だと思う。このタイトルにしたのは、センスがいい。優れた聴...

この日本語の本を読んだ後、原書で読んでいる。タイトルが面白い。原題は、You're Not Listening. (あなたは聞いていない)。だから、「リッスン(聞きなさい)」になるのだけれど・・・。そして、いい邦題だと思う。このタイトルにしたのは、センスがいい。優れた聴き手であることは、とても大切だと学んだし、詐欺師が優れた聴き手であるというのは、さもありなん、と思った。

Posted byブクログ

2023/05/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

誰か1人の人と会って、じっくりその人の話だけを聴く時間はあっただろうか。  聴くことは、アメリカ流の会話を仕切って、言いたいことだけを言い切る能力、素晴らしさに囚われて、もっと大事な人生に深みを持たせる会話、特に他人から聴くということを忘れていないか、という問い。ビジネスをやっていれば、聴く間にもう答えを出していないといけない、時間こそが最大の資産であり、それを余計な時間をかければそれだけ生産性が落ちる。だから、遮り、終着点に最短ルートで行く。会話し始めてすでに会話の終わりが見えたら、途中はすっ飛ばしてきた。あなたの話を聞いてくれるのは誰ですか?と聞かれて、うっとなる人が多い。実は、家族でさえも、本気で聞いてくれない。子供達にとっては、本当に切実な問題だが、妻と夫の関係もまた同じと言える。本書では、聴くふりとか、流して聞いているということ、携帯をたまにチラッと見ているのもまた、相手の話を聞いていないことを示している。  話を遮る、言われた言葉に対して曖昧、筋の通らない反応、携帯や時計など話し手以外を見る、落ち着かない、といった反応がまさに聞き手になれないもっともやってはいけない行為。相手のことをわかっていると言う誤解、配偶者のことは一番わかっている、として喜ばれないプレゼントを渡してしまう。相手のことを知らない、理解したい、という考え方から会話すれば、聴くことが最もその近道であろう。聴きながら、自分の話にすり替えてしまうのも、大きな道を外す。もう一つは、ずらす反応。犬が好きなんだという話題に対して、自分は猫が好きでなぜなら、、、と言うふうにずらした上で自分の話をしてしまう。犬のどの辺が好きなの?と受け止めることが肝要と説く。  アクティブリスニングは、相手の話が終わるまで唇を閉ざすことではなく、相手が言いたいことを積極的に考えて返すこと。つまり、非言語において理解可能な範囲でその背景などを考えて返すということ。そのとおり、という答えが返ってくるかがYesかどうかの境目になろう。聞き手に徹することを教わってこなかったから、攻め込むこと、話題を提供すること、で面白い人であり続けるのが自分らしさだと思っていたら、大きな勘違いだ。相手の視点に立つ、相手の視点を取り込むことは鍛錬で培うことが必要だ。相入れない考え方を、忍耐で受け止めるということも大事だ。攻撃されていると体が勝手に動いてしまう。  内なる自分の声、という概念も新しい。自分で独り言を言うとき、それはポジティブなものが多いか、それともネガティブなものが多いか、考えてみる。内なる声は、時としてアドバイスをくれたりする。実は、これらは読書、他人との会話で培ったものが影響するらしいので、正しい内なる声を育むには、対話をすることが一番だ。  そして、良い質問には、助言してあげよう、助けてあげよう、という概念がないことがポイントだ。それはどういうことなんだろうか、と言う風に考えてみた。困ってるんだよね、、、と言う言葉には、だからどうして欲しいという思いはない。壁打ち相手が欲しいだけだ。それにも関わらず、方法論をぶってみたりしても、意味がない。子供が嫌だと言う言葉に、じゃあ、こうしよう!と言う風に変えてしまうのは非常に良くない。なんでそう言うふうに思ったの?と聞くのが正だ。  聴く相手は、自分が興味がある人、自分を抑え、言いたい人がほとんどの世の中で、聴きたい人になること。壮大な我慢比べに打ち勝った人だけが、強くなれる社会なのかもしれない。

Posted byブクログ

2023/05/20
  • ネタバレ

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聴くことは話すことよりも大事ということを 理由、具体例、方法等あらゆる視点からかかれたもの。 聴くことは瞑想のようなもの このフレーズが一番心に残った。 どうしても聴くとなると力んでしまいがちで、 次何言おうと考えてしまう そうじゃないことを教えてくれた。 SNSなどの多くの情報量より 1人の人からじっくり話を聴くこと 質の大きさ その1人のひとの数を増やしていけば行くほど、多様な人間の側面に気づき直感も冴える 純粋にきく ずらす対応ではなく、受けとめる対応 決めつけやアドバイスはいらない、 人はたいてい解決してほしいと思っているわけではなく、壁打ち相手が欲しいだけ 聴くことは相手の状況を感じ取ること 懸命なアドバイスもいらない、似たような自分の経験を言う必要もない、誘導したり影響力の発言もいらない、救ってあげよう、助言してあげようも要らない その人がさらに深く考えられるよう手助けして、その人自身で内側から答えが出るように いま大切なこと、その場を聴くこと 喋っている様子も聞き入れる 日常の家族への実用的な質問だけではだめ 発言の意図を理解すればするほど身近に感じられる 子どもの頃に話を聞いてもらった経験は長きにわたって良い影響をもたらす 間や沈黙をうけいれる勇気 自分が話さなかったからこそ、価値のあることが聞ける  右耳は言葉を聞き取り、左耳は感情を聞き取る 右利きの人は左耳で聞くより右耳で聞いた方が言葉の意味を深く早く理解できる ものの騒音 耳の神経は身体のどこの部位よりも多く大事な部位なので保護され敏感 依存 音が流れていると衝動買いしやすい 自分の考えに耳を傾けにくい 携帯電話を見ている間に何かを生み出す時間を失っている 携帯電話=バーチャルな世界で起きているかもしれないことに気を取られ現実の世界で集中しにくくなる 現代人は白昼夢を見る能力までも失いつつある 人間の脳は情報の洪水を扱えない 倍速は声のニュアンスも失われる マルチタスクは幻想 何か情報がひとつ入ってくるたびに集中力は低下する うわさは集団が学習するための効率的な仕組み SNSの大量の噂よりこっそり得た噂、情報の価値はいかに入手しやすいか、いかに平凡かと反比例の関係 倫理的にふるまうには、自分の行動や言葉が他者にどれだけ影響を与えるか、そしてそれは聴くことなくして実感できない

Posted byブクログ

2023/05/01

聞くことがどれほど大切かという本。 しかも聞き方は、why、を使わないようにしないといけないし、普通の質問ではいけないという。 聞く難易度も、質問難易度も、話す難易度も高い。 とりあえず自分の話は、あまりしないようにしようかな。

Posted byブクログ

2023/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私が好きなYouTuberが読んでいて、気になって購入した一冊。 辞書みたいに厚い!!笑 長くて心が折れかけましたが、 「この本を読むことも傾聴のひとつ」と思いながら 読み進めました。苦笑 相手に興味関心を持つこと、 ネガティブな反応、言葉が相手に与える影響、 好きな人への無意識のバイアス… 付箋がついている箇所がたくさん。 (ラインを引くのはどうしても私はできず、いつも付箋です) 話したい、聞いてほしい、表現したいという人がいるなか、相手に興味関心を持ち、しっかりと聞くことの大切さ、それが信頼につながるということですね。 私もあっちこっち考えたり、 相手の話を聞く前に、過去に聞いた話で判断したり、 思い込んだりしがちですが、 そういう時こそ、本書に書かれていることを思い出すようにします。

Posted byブクログ