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LISTEN の商品レビュー

4.1

130件のお客様レビュー

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2024/01/08

実は私たちの誰もが、愛する人に関しては思い込みをする傾向にある。親密であることやお互いを深く知っていることは素晴らしいのだが、そのため自己満足してしまい、自分にもっとも近い人たちの気持ちを読み取る能力を過信するという間違いを犯してしまう。 よく「聴く」とは、相手の頭と心の中で何...

実は私たちの誰もが、愛する人に関しては思い込みをする傾向にある。親密であることやお互いを深く知っていることは素晴らしいのだが、そのため自己満足してしまい、自分にもっとも近い人たちの気持ちを読み取る能力を過信するという間違いを犯してしまう。 よく「聴く」とは、相手の頭と心の中で何が起きているのかを分かろうとすること。そして「あなたを気にかけているよ」と行動で示すこと。自分の考え・感情・意図を持ったひとりの人として理解され、価値あるものとして大切にされる、それこそが私たちが切望することだ。

Posted byブクログ

2024/01/04

薄っぺらな聴くスキルみたいな事ではなく、いかに聴く事が難しく、重要かという話があらゆる事例や側面から伝えてくれる本。聴くことのマインドセット構築本としてはオススメ、読書慣れしてないと読み終えられないかも。

Posted byブクログ

2023/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

篠田氏監訳による聴くことに関する本。 聞くことで私たちは人を愛し、物事を理解し、成長し、周囲と絆を深めている。聞くとは人間の営みそのものとのこと。 話を聞くのって難しいなと。 聴くことの重要性、可能性を教えてくれる良著 聴くことに関する様々な話が入っていてとても、面白い。浅くなく、人生や人の本質的な内容が多く含まれている コーチングの学び、思想に共通する部分多いと実感 メモ ・私たちは人生の中で注意を向けて聞いてきたものの集大成。適当に聞き流すと世の中への理解は限定されてしまい、一番良い自分になれる可能性を狭めてしまうとのこと。 ・多くの人に簡単にメッセージを送れる時代だが、どれくらいの頻度で直接会って話をじっくり掘り下げて聴くことができているか、その努力をしているか ・聴くことには努力が必要。 ・だめな聞き方  話をさえぎる  言われた言葉に対し、すじがとおらない反応をする  話し手以外をみる  落ち着きがない ・死ぬ際に最後まで持ち続ける感覚の一つか聴力   空腹感と喉の渇き、発話能力、視力と続き、触覚と聴力は最後まで残る ・何を考えどう反応するかは、誰に耳を傾けるかで形作られる ⭐︎よく聴くとは、相手の頭と心の中で何が起きているのかをわかろうとすること。そしてあなたを気にかけているよと行動で示すこと ⭐︎誰かに知ってもらわないと、自分には価値がないと、むなしいといった感情になってしまう。誰かが話を聞いてくれなかった、人とつながる機会を逃したなどが度重なること ・人生で生きた実感を一番味あわせてくれるのは不確実性 ・近接コミュニケーションバイアス  愛する人に関しては思い込みをする傾向。わかっていると思い込みがち ・出会った日とずっと同じ人間なんていない ・ダンバー数 バーでばったりでくわしたときに身構えずにいっぱい飲める程度に相手を知っていると言える人数の上限 150人と言われる ・相手を嫌いになるのは、理解してもらえるという期待が裏切られた時 ・良い聴き手、話し手と同じ感情になって聞ける人 ・聴くことの核心は何が重要かを探り当てること  この人はなぜこの話を私に聞かせているのだろうと常に自問しながら聞いてみる ・感覚や感情は事実よりも重要 ・優れた聞き手はあまっている処理能力を頭の中での寄り道に使わず、相手の話を理論的にも直感的にも理解するために全力をあげている ・瞑想のように聴く。話し手に意識を集中させる 相手の話を全て受け止めた方が的確な反応ができる ・嫌なやつに対してもきちんと聴こうとすれば不快感は減る ・質問は好奇心からでなくてはいけない  ソーシャルメディアは誰にも邪魔されずに自分だけの現実を作り出せるが、現実は聴かないと解決に繋げられない。効果的な反対意見はあいてをりかいしてのみ可能。 ・グレーゾーンに耐えられる人はアイデアを思いついたり、判断するのが得意 ・聴き上手はなぜと言う言葉を使わない。うまく聞ければ、自分1人では絶対に見られなかったものがみられる ・最も生産性の高いチームは全員の発言量が同じくらい ・チームとしての能力を高めるための即興劇研修 ・相手とつながっている感覚を一番実感できるのが笑い ・会話中の自己の感情に注意を払う。自分の恐怖心や感受性のせいで人の話をきちんと聞けなくなったときに自分で認識する ・よく聞くとは自分の無意識からわきあがってくる感情に気づくこと ・うちなる声はあなたがどう現実に対応するかに大きな影響を与える ・下手な聞き手はずらす対応を、優れた聞き手は受け止める対応をしている ・女性は関係性や個人的な情報にフォーカスする一方、男性は事実をもとにした情報に注意を把握傾向。 ・相手の状況を感じ取るのが深く聞くこと。あなたができる最善策は相手の話にただ耳を傾けること ・助言しようとか言うのは相手が状況にうまく対処する能力がないといっているようなもの ・右耳は言葉を聞き取り、左耳は感情を聞き取る ・携帯電話を見ている間に何かを生み出す時間を失っている

Posted byブクログ

2023/11/13

本のぶ厚さに圧倒されるが、ページの余白や行間が十分ありフォントも大きめなので、内容はそこまで濃くない。この手の洋書翻訳版によく見られる。 得られた気づきは以下のとおり。 ・「聞く」と「聴く」は似て非なるもの。聴くことは、受動的でなく能動的。この「聴く」ことに長けている人は、コ...

本のぶ厚さに圧倒されるが、ページの余白や行間が十分ありフォントも大きめなので、内容はそこまで濃くない。この手の洋書翻訳版によく見られる。 得られた気づきは以下のとおり。 ・「聞く」と「聴く」は似て非なるもの。聴くことは、受動的でなく能動的。この「聴く」ことに長けている人は、コミュニケーション力が高い。 ・聴く力は、ある程度は幼少期 - 1歳になるまでの親や養育者による愛着形成- の環境に影響される。その時期に自分の存在や気持ちを純粋に認めてくれる人が近くにると、聴く力も自然と醸成されやすい。 ・聴くためには、沈黙を恐れずに相手の発言に集中することが大事。「次にどんな気のきいたことを言おうか」などと考えていると、脳の余白が奪われ、十分な情報を得られない。 ・IQが高い人は脳が様々な事に気づき、自意識過剰になりがちで、聴くことに集中できない傾向がある。 自分も沈黙が苦手で、目上の人などとの雑談では「次にどう言葉を返そう」などと脳を余分に回転させてしまいがち。だから疲れ気味の時は雑談を遠慮しがちだし、要件のない電話は避けてしまう。 実際に会話の場になると、「よし、落ち着いて相手の発言に集中しよう」と思考すること自体が脳力を消費してしまうため、結局あまり改善しないのかもしれない。が、この本に書かれたキーフレーズを時々振り返しながら、より良い「聴く力」を身につけることは長い人生の終盤ではできそうな気がする。

Posted byブクログ

2023/11/11

篠田さんと深井さんの対談を見たことがきっかけで読むことにしました。傾聴が大切だということは理解していたつもりでしたが、さらなる発見がたくさんできました。 特に親しい間柄こそ聞くことを大事にしないという話には衝撃を受けました。家族の話をよく聞くようになりました。 個人的にはこのデバ...

篠田さんと深井さんの対談を見たことがきっかけで読むことにしました。傾聴が大切だということは理解していたつもりでしたが、さらなる発見がたくさんできました。 特に親しい間柄こそ聞くことを大事にしないという話には衝撃を受けました。家族の話をよく聞くようになりました。 個人的にはこのデバイスごあふれる世の中でこの本をここまで読み進めてくれてありがとうってところがお気に入りです。 この本に出会えて傾聴に関しての考えがより深まりました。

Posted byブクログ

2023/09/13

アメリカのジャーナリストによる「聴く」ことに関する教養書 世間的にはあまり陽の目を見ない「聞くこと」に関して、幅広く、そして深くまとめられている。 内容量は少なくないが、興味深く読める。

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2023/09/04

話を聞くということは、自分では考えつかない新しい知識を連れてきてくれると、著者は言います。 話をじっくり聞ける人は信頼され、友情や愛情など、特別な関係を育んでくれるのは自明の理です。 しかし話を聞くことは、簡単ではありません。 話の聞き方や効用などを、豊富なエビデンスとさまざまな...

話を聞くということは、自分では考えつかない新しい知識を連れてきてくれると、著者は言います。 話をじっくり聞ける人は信頼され、友情や愛情など、特別な関係を育んでくれるのは自明の理です。 しかし話を聞くことは、簡単ではありません。 話の聞き方や効用などを、豊富なエビデンスとさまざまな逸話で解説してくれます。 この方法を知っておくだけで、人生は驚くほど実り豊かになるでしょう。 人の話を聞くのがへただからといって、悪い人だとは限りません。 おそらくあなたのまわりにもいるでしょう。人の話を聞くのがへたな親友、家族、恋人が。もしかしたらあなた自身が、人の話に耳を傾けるのが苦手かもしれません。 でも、それは仕方のないことです。というのも、いろいろな意味で、あなたは人の話を聞かないようしつけられてきたからです。 小さかったころの自分を思い出してみてください。もし親に(おそらく両肩を両手でしっかりとつかまれ)「ちゃんと聞きなさい!」と言われたら、そのあとに続く言葉はほぼ間違いなく、聞きたくない話だったはずです。 もし先生やリトルリーグの監督、サマーキャンプのリーダーが手を上げて「はい、聞いて!」と言えば、その後に続くのはたいてい、ルール、指示、そして楽しみを制限するような話だったでしょう。 ー 48ページ

Posted byブクログ

2023/08/15

話すことが好きで聞くことに関しては下手な自覚がある私にとって耳の痛い話だった。 頭に入ってこない話もあり(若干冗長に感じる) 大きい音で音楽を聴くのが私にとってさらに耳の痛い話も後半にあった。 自分の話ばかりせずたまには聞き手に回るチャレンジをしてみようかな

Posted byブクログ

2023/08/12

話を「聴く」ということが全くできていなかったと痛感した。 よくある「頷く」「メモをとる」「復唱する」なんてことが書いてある本とは違う、満足度が高い内容だった。

Posted byブクログ

2023/08/05

対話の重要性を他の本で感じていてこの本のタイトルに興味が湧き買った。分厚くてなかなか読む勇気が出なかったが覚悟して読んだが読み始めると止まらない。タイトル通り「聴く」ことに関する全てが網羅されていてためになった。読み終わった後の本は折り目だらけだ。今年読んだ中でダントツの1位。自...

対話の重要性を他の本で感じていてこの本のタイトルに興味が湧き買った。分厚くてなかなか読む勇気が出なかったが覚悟して読んだが読み始めると止まらない。タイトル通り「聴く」ことに関する全てが網羅されていてためになった。読み終わった後の本は折り目だらけだ。今年読んだ中でダントツの1位。自分のバイブルにしたい。 とにかく聴く事を意識して、みんなの話に耳を傾けるよう明日から実践してみようと思えた。 皆んなに薦めたい一冊!

Posted byブクログ