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ソニー再生 の商品レビュー

4.2

105件のお客様レビュー

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    41

  2. 4つ

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2021/08/21

平井さんの考え方、人柄がよくわかる内容でした。 しっかりと社員のために時間取り、直接現場に出向いて声を聞き、社長自らが本気でこの課題に取り組んでるというのを伝えていくというシーンが何度もありました。 ご自身でも書かれていますが、カリスマという感じはせず、むしろ人にしっかりと向...

平井さんの考え方、人柄がよくわかる内容でした。 しっかりと社員のために時間取り、直接現場に出向いて声を聞き、社長自らが本気でこの課題に取り組んでるというのを伝えていくというシーンが何度もありました。 ご自身でも書かれていますが、カリスマという感じはせず、むしろ人にしっかりと向き合ってくれる頼りになる兄貴的存在なのかなと思いました。 社員からすると神様的な存在の恐れられるような支配的リーダーシップのカリスマ経営者としてバリバリ引っ張っていくと言うよりは、 社員、メンバーらを鼓舞しながら、一緒に課題を解決していく、メンバーに寄り添いながら成果を出していくというサーバント型のリーダーのお手本のようだと感じました。 EQ(心の知能指数)の高さがリーダーには必要だと再三書かれており、人を大切にする平井さんの考え方、人柄にすごく惹かれる内容となっていたのでおすすめです。

Posted byブクログ

2021/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子供の頃から馴染みのある会社だったソニーがどのように再生したのか興味が湧き買いました。 ウォークマンやテレビ、パソコンなどそれぞれの開発品があるなか、過去の栄光に縛られず改革を進める大胆さと行動力に驚きました。またとても読みやすい文章で馴染みのない言葉でもスラスラ読めました。 気になったところを列記します。 ・今後の方向性を示す言葉「KANDO」の周知 ・リストラの決行 「10,000人の人員削減」  対象者への通告など嫌な仕事は部下に任せない。 「米国本社ビルの売却」  ソニーはアメリカの会社と思う人がいる中での「決断と決行」。なかなかできる事じゃない。 ・エレクトロニクスでの成功体験に縛られない。 ・量から質へ 経営目標を売上高から自己資本利益率10%以上にする。 ・事業領域を成長(ゲーム)、安定(デジカメ)、変動(テレビ、モバイル)と分けて体制を整える。 最後に前身企業の東京通信工業の設立趣意書には 以下の言葉があり原点回帰と思いました。 「いたずらに規模の大を追わず」 「愉快なる理想工場の建設」

Posted byブクログ

2021/08/16

企業再生系のビジネス書で、久々に当たりだった1冊。一つひとつのメッセージがシンプルで明快。経営層は言語化能力が求められることを再認識できました。

Posted byブクログ

2021/08/15

仕事は個人ではなく、チームで行うものだと改めて認識できた。 その前提で、突き詰めると人を大切にする人なのだと、また読んでて優しさを感じることができた。 自身、管理職だが仕事が忙しくなると、ついカッとなったり。これからはEQを意識して日々取り組んでいきたい、という思いになる本で...

仕事は個人ではなく、チームで行うものだと改めて認識できた。 その前提で、突き詰めると人を大切にする人なのだと、また読んでて優しさを感じることができた。 自身、管理職だが仕事が忙しくなると、ついカッとなったり。これからはEQを意識して日々取り組んでいきたい、という思いになる本でした

Posted byブクログ

2021/08/15

業績をV字回復させるのは簡単ではない。 それを何度も達成した真のビジネスマンだと思った。 各章、長くもなく短くもなく端的にまとめられている。最後まで飽きずに臨場感を持って一気に読んでしまった。

Posted byブクログ

2021/08/14

評価 平井さんのEQと行動力が、SONYを大きく変えたことが 心から理解できる本であり、これからのリーダーの指針でもあり、伝統的日本企業の文化を見直すヒントが多く詰まった価値ある一冊。 感想 読みやすいうえ、とても心に刺さる、心から思って伝えたいことを絞り出してリアルに表現をし...

評価 平井さんのEQと行動力が、SONYを大きく変えたことが 心から理解できる本であり、これからのリーダーの指針でもあり、伝統的日本企業の文化を見直すヒントが多く詰まった価値ある一冊。 感想 読みやすいうえ、とても心に刺さる、心から思って伝えたいことを絞り出してリアルに表現をしていただいたものだと思う。 SONYの本を出しつつも、平井さん自身の新たな人生目標に読者を無意識的に巻き込んでいることに感動した。 新たなプロジェクトに、自分も行動したいと思った。 内容 章ではなく、学びを記載した。 ・リーダー自ら異見を求める、そうした人を傍に置く ・自らが1番のファンになる。第一線の声を聞き、本気であることを行動で示す(取り上げ、直轄にし、参加する) ・厳しい仕事こそリーダーが直接行う(リストラなどを任せない) ・臨場感を大切にする(自分が今動く、入る、選ばれるようにする) ・誰もが共感を生む言葉は、自分が心より出した言葉。 ・伝統や慣習を否定することで、変化するチャンスを周りに示す →リーダーの行動一つ一つは、経営の意思決定であると同時に、従業員へのメッセージになることを考える。 メッセージは、心に伝えることと、こうした行動をしてもいい、すれば良いという二つの軸で示すこと。

Posted byブクログ

2021/08/14

マネジメントする上で平井氏の考え方は非常に参考になる。 特にチームを立て直す際に行う「メンバへのヒアリング」、「部下から選ばれる存在か」、新しい取り組みを行うときは「リーダーがしっかりと関与する」などはすぐにでも使えるメソッドである。 節目節目で読みたい名書。

Posted byブクログ

2021/08/13

3度もソニーの危機を救い、ソニーを再生させた著者のリーダー論が学べる。リーダーのEQ(心の知能指数)を重要視する著者が、諦めずに社員との信頼関係を築いていく様が、ドラマチックで大変面白い。 リーダー論として心に留めておきたい言葉、「リーダーは自社の製品やサービスの一番のファンであ...

3度もソニーの危機を救い、ソニーを再生させた著者のリーダー論が学べる。リーダーのEQ(心の知能指数)を重要視する著者が、諦めずに社員との信頼関係を築いていく様が、ドラマチックで大変面白い。 リーダー論として心に留めておきたい言葉、「リーダーは自社の製品やサービスの一番のファンであれ」「もし部下による選挙が行われたら自分は当選するか?」 また、著者はソニー退社後、恵まれない子どもの貧困と教育格差の解消に向けて活動するという。こちらも注目、応援していきたい

Posted byブクログ

2021/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【この本を読んだ目的】 ・中田敦彦さんのYoutube大学で紹介されていて興味を持ったため。 ・ソニーを再生させた社長の話に興味があったため。 【要約】 ・平井一夫さん本人書き下ろしによる、3度にわたるソニー再生の裏側。 ・平井一夫さんの遍歴(ざっくり)  親の転勤により小学生~大学生は日本↔アメリカを何度も行き来する生活   ↓  CBS・ソニー(後のソニー・ミュージック)に入社   ↓  SCEA社長(ソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ)   ↓  SCE社長(ソニー・コンピュータエンタテインメント)   ↓  ソニー社長  ⇒SCEA、SCE、ソニーの社長を務め、”3度”の経営再建。  <平井さんが大切にし、実践していたこと>   ① 一人一人の社員の話に徹底的に耳を傾ける → ”EQ(心の知能指数)”が大切。クリエイターファースト。   ② 自社の”製品”のクオリティを求める → ”KANDO”を与える商品。「リーダーは自社の商品の一番のファンであれ」   ③ 人が嫌がる仕事は自分がやる → クビを言い渡す、とか。   ④ 異見を求める → 互いに違う強みを持つプロの集団をつくる。 ・久夛良木健さん…プレイステーションの父。鬼才。仕事に徹底的にこだわりを持つ人物。          平井さん曰く、久夛良木さんは「研究社、アントレプレナー、プロダクトプランナー、経営者、マーケッター、クリエイター…その全部を兼ね備えた人」 ・ソニーショック(2003年) 大赤字、株価ストップ安。  AppleのiPod → ウォークマンが売れない。  サムスン、etc... → 家電のコモディティ化。激しい価格競争に。テレビが売れない。 ・プレイステーション3  久夛良木健さんの最高傑作。家庭用のスーパーコンピュータというコンセプト。  販売当時の価格:\62,790(売るたびに赤字)   → コストカット後価格:\29,980 ・3度の経営再建、その時平井さんの判断  ① SCEA   プレイステーションのソフトで、つまらないと判断したものは販売許可しない方針。(量より質)  ② SCE   プレイステーション3の徹底的なコストカット。コストカット会議には自ら参加。   「プレイステーションはスーパーコンピュータではなく、ゲーム機」という理念のもと、  ③ ソニー   テレビはクオリティで勝負 → 画質・音質の追求   パソコン(VAIO)部門の事業売却 → OSと半導体を他社からの調達に頼っていては差異化が困難。   モバイル事業は継続 → 一度手放してしまうと再参入が困難。 ソニーは2018年、最高収益7348億円。20年ぶりに更新!  ↓ その後、平井さんはソニー社長を退任。 【学んだこと・感じたこと】 3度の経営再建を成し遂げた平井さんの考え方、大切にしている理念は、目新しさや、トリッキーさはない。 ではなぜ、3度も会社の再建ができたのか。 「ソニーの製品が好きだ!」という情熱、製品をつくるクリエイターへの信頼、ソニーという会社そのものへの「まだまだソニーはこんなものではない」という信念 etc… といった、平井さんの人間的な部分が人を惹きつけ、会社としての成功を導いたのではないかと思う。 また、平井さんの「うまいな~」と思わせるところが、「自分がどう見られているか?」を意識して、それを利用するところだと思う。 「社長直々に会議に参加してるならこの案件は重要なんだな…」と社員に気付かせる、など。 言葉ではなく姿勢で語るのも人がついてくる理由の一つではないかと感じた。 ソニーが存続の危機に陥ったことがある、ということすら知らない状態で読み始めたけど、、 とにかく、めちゃくちゃおもしろかった。

Posted byブクログ

2021/08/08

ソニーを再建したと言われる平井社長の経歴が事細かく理解できる本。 内容は非常に面白く、人との出会いによって仕事が作られていく、キャリアが変遷するのが面白い。 久夛良木氏や丸山氏など、ソニーPlayStationの王道を作った方々との物語も必見。 ソニーに興味がある人は是非。

Posted byブクログ