予言の島 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
悪い意味で絶叫した。 いくらなんでもあのオチはないんじゃないのか…。 どんなに伏線が張り巡らされていたとしても…。 「ある人物」が全く見えない存在として ストーリーに絡み続けた…は無理がありすぎる。 やっぱり澤村伊智には、 絶望するような怪異を描き切って欲しい。 期待していたぶん、残念な一冊となった。
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著者のノンシリーズ作品。 霊能者が残した不吉な予言と、島に伝わる怨霊。 たまたま遊びにきた主人公一行と、怨霊に怯える村人。 こういう民俗ホラーは大好物です! 不吉な予言通りに人が死んでいく恐怖や、終盤の怨霊がいよいよ山から降りてくるさながらパニックホラーな部分は作者の表現力もあ...
著者のノンシリーズ作品。 霊能者が残した不吉な予言と、島に伝わる怨霊。 たまたま遊びにきた主人公一行と、怨霊に怯える村人。 こういう民俗ホラーは大好物です! 不吉な予言通りに人が死んでいく恐怖や、終盤の怨霊がいよいよ山から降りてくるさながらパニックホラーな部分は作者の表現力もあって臨場感抜群でした。 そしてそうこうしているうちに、ミステリの部分が顔を出し、その結末に驚かされました! この本の売り文句に"初読はミステリー、二度目はホラー"というのがあるのですが、最初見た時「逆じゃね...?」って思ったんですよ、それがいざ読んでみたら何も間違えてなかった。凄い。
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予言の島というタイトルに騙されていました。 土俗は作られたものも多そうですが、本当に昔から残っているものは調べてみると面白そうだとも感じました。 「複数の妙な体験談をたった一つの原因、たった一つの理由で説明しようとしたら、もう超自然的な意志や存在を持ち出すしかないの。」 「悪意...
予言の島というタイトルに騙されていました。 土俗は作られたものも多そうですが、本当に昔から残っているものは調べてみると面白そうだとも感じました。 「複数の妙な体験談をたった一つの原因、たった一つの理由で説明しようとしたら、もう超自然的な意志や存在を持ち出すしかないの。」 「悪意のある言葉だけが呪いになるのではない。」
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驚きの結末。読んでいて最後まで気づかなかった。自分は素直に受けとめたが、人によって賛否は分かれそう。著者は歪な家族関係を描くのが本当に上手。オカルトへの考察も深く、物語へと巧みに織り込まれている。本編の後に続く解説も含めて、これはひとつの作品なのだと思った。
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・新しいタイプのホラー作品でちゃんとびっくりすることができた。 ・様々な人間に降りかかる呪詛、呪いとの向き合い方に色々と考えてさせられた。 ・
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友人がオススメしていたので読んでみた。 呪いやオカルトには興味ないが、ある意味呪いであったり束縛であったり、人為的な要素が多くて良かった。トリックがあるというよりは島の真相であったり予言に溺れる人間が印象的。最後は理解するのに時間が掛かりそう。2度読んでも良いかもしれない。
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瀬戸内海の小さな島で6人の命が奪われる。島の怨霊のせいなのか?中盤までは島の不気味さが煽られる。後半三分の一ぐらいで怨霊の正体=硫化水素が判明するが、話は終わらず最後の一人が殺される。そしてどんでん返し。主人公は一人ではなかった。息子に取り憑く母親、ある意味ホラーでした。しかし、この設定は必要なんだろうか?
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友人と懐かしいノリで向かうことになった島で起こる 不可思議な事件、その真相に向かう部分はまさにミステリー。 ホラーとしてのぞぞっとくる部分とどんでん返しあり。 そういうことかと理解するラストに合わせて、 参考文献の一つでなるほど、、と。 解説者についても、、、 いろいろ芸が細かい...
友人と懐かしいノリで向かうことになった島で起こる 不可思議な事件、その真相に向かう部分はまさにミステリー。 ホラーとしてのぞぞっとくる部分とどんでん返しあり。 そういうことかと理解するラストに合わせて、 参考文献の一つでなるほど、、と。 解説者についても、、、 いろいろ芸が細かい、個人的に澤村さん作品外れないです。
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この衝撃たるや…。 帯にある、「再読率200%!!!初読はミステリ、ニ度目はホラー。」まさにそうでした。
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