予言の島 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
図らずも霊能者が出てくる本ばかり続けて4冊読むはめに。 怨霊が降りてきて6人死ぬという噂の島を訪れた主人公たち。噂の真相が明らかになると、超常現象ではない怨霊の正体になるほど。 しかし真相はこれだけでは済まなんだ。真相の真相がわかると目が点に。えっ!?多重人格なの!?と一瞬思って何度も序盤のシーンを読みに戻りました。これってほとんど反則技とちゃうかいな(笑)。嘘はついてないけど伏せているなんて。 実在の事件も多く登場するから、当時ほんとうに「乗っては駄目」という人もいたのかもと思ったりして。 京極さんと三津田さんで遊ぶところも相変わらず。澤村さんも含めてこの3人は楽しい。
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もっとオカルトチックな感じかなと思って読みましたが、がっつりミステリーでした。ただ私の読解力が無いせいか、最後は理解するのが大変でした。
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今は亡き霊能者の残した予言は当たるのか? 島を訪れた淳達は予言通りに進んで行く災いに遭遇する 違和感があるところには意味がある しっかりホラーでした 速攻で戻って再読したくなる本です 以前読んだ本でも思ったけれど悪い予言は呪いになってしまいますね
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パワハラによる精神的ストレスにより、自殺未遂を起こした宗作。傷を癒そうと同級生達で、旅をすることに。場所は瀬戸内海の霧久井島。内容は、有名な霊能者が遺した予言が、実際に起きるのか。興味本位で行ってみたところ、「行かないほうが良い」と言われたり、泊まる旅館から理不尽にキャンセルされ...
パワハラによる精神的ストレスにより、自殺未遂を起こした宗作。傷を癒そうと同級生達で、旅をすることに。場所は瀬戸内海の霧久井島。内容は、有名な霊能者が遺した予言が、実際に起きるのか。興味本位で行ってみたところ、「行かないほうが良い」と言われたり、泊まる旅館から理不尽にキャンセルされたりと前途多難。そんな時、ある人物が遺体で発見された。 序盤から、怨霊や予言といった怪しさ抜群で始まる展開にホラーな要素満載でした。 作者の澤村さんは、「ぼぎわんが来る」を始め、あらゆるホラー小説を書いているので、ミステリーと紹介されてはいますが、真相は得体の知れない何かで終わるのでは?と勝手に想像していました。 途中までは、ホラーで感じるゾワゾワ感漂う展開だったのですが、ある真相を境にミステリー色に変化し、違った雰囲気が出てきました。 それは、「怨霊」の正体でした。しっかりとした理由づけのもと、より現実的な真相だったので、グッと身近に感じただけでなく、ホラーとは違ったゾワゾワ感を味わいました。 増えていく「死」。予言が本当に実現に近づく一方で、謎の人物たちが抱える苦悩には、悲しい過去となる背景があって、総合的に考えると、痛ましい出来事だなと感じました。 これで、終わりかと思いきや、衝撃的な展開に「はい?」と思わずボカーンとしてしまいました。 本の帯では、「初読はミステリ、二度目はホラー。」と表記している通り、再読しました。 たしかに叙述トリックなのですが、ちょっとズルいかなと個人的には思いました。それをわからせる要素が見え隠れして、「なんだかなぁ〜」と思ってしまいました。その一方でまんまとやられてしまった感覚がありました。 1回目はあまり気にせずスルーしていましたが、改めて読むと、「たしかに・・・」と違和感のある出来事が浮き彫りになってきます。じわじわとくる恐怖に1回目とは違ったゾワゾワ感を味わいました。 最後が衝撃すぎた分、「怨霊」の真相が薄くなってしまったので、ミステリー小説で考えるならば、最後の真相は要らないのは?とも思いました。 いずれにせよ、1回目と2回目で読んだ印象がガラリと違っていて、濃密な恐怖を味わった感覚で、面白かったです。
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個人的な事情もありまして、親というか保護者から与えられる愛情とは何なのかと思って、読み終わった時に泣いてました。 それと、元々、ホラーは好きですが、それだけでないところに相変わらず凄い作家さんだなぁと思う私です。
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