スイッチ 悪意の実験 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
キラキラの書影に惹かれて購入しました。 the王道ミステリって感じで、犯人に迫っていく展開は面白かったです。 しかし、犯人の動機やトリックを見ても、「まあそうだよな」と言ったもので、どんでん返しや裏切られた感といったものは感じられませんでした。 警察とのコネで解決するようなご都合主義的展開にもイマイチ納得できませんでした。 残念ながら、私にはあまり響かなかったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主な登場人物は12人。 心理コンサルタントの安楽は、変わった実験アルバイトを学生たちに持ちかける。 日当一万円。 初日に家族経営のパン屋「ホワイトドアーフ」に連れて行き、 バイトに参加した6名のスマホに、ある”スイッチ”をインストール。 30日の間、各人はそのスイッチを押すか押さないかを委ねられる。 しかし、誰かが一回でもそのスイッチを押せば、安楽は「ホワイトドアーフ」に対する資金援助を打ち切り、資金難のこの店は廃業に追い込まれるという。 パン屋の家族と実験に参加する6名は何の関係もない。 安楽の狙いは、 『理由のない悪は存在するのか』 その実験に、全ての行動を頭の中のコイントスの裏表で選択する箱川小雪が参加してきた。もちろん参加したのもコインの「表」が出たから。 どんな展開になるのかと思いきや、あれよあれよと意外な方向に転がっていき、 最後はちょっと爽やかな清涼感。 それなりの事件もあったのだが、なぜか読後感は心地いい。
Posted by
デスゲームを読んでいるはずが宗教になってた - 塩谷験「スイッチ 悪意の実験」★★☆☆☆ おかしいな。デスゲーム的なスタートでワクワクしながら読み出したのにいつの間にか宗教っぽい話になったぞ。そもそも、全然関係のない人を破産に追い込むという、悪意しかないボタンなんておさないよね...
デスゲームを読んでいるはずが宗教になってた - 塩谷験「スイッチ 悪意の実験」★★☆☆☆ おかしいな。デスゲーム的なスタートでワクワクしながら読み出したのにいつの間にか宗教っぽい話になったぞ。そもそも、全然関係のない人を破産に追い込むという、悪意しかないボタンなんておさないよね。ゲーム自体が成り立ってない。 そして物語が展開する「紛失からの動き」に関しては、読み終わってみても偶然に依存しすぎだろ犯人さん。その行動は無理だわ。 デスゲームを求めると肩透かしを喰らうのでお気をつけを! #引用 ・自分の価値をゴミ箱に放り投げることは、無意味に人を傷つけるのと同じくらいの悪行。
Posted by
悪意とは何ですか?と聞かれたらあなたはどのように答えるでしょうか? 自分で理解している悪意はもしかすると本当の悪意ではないかもしれないです。さらに、意識できないような悪意、それは説明もできないと思いますが、それこそが本当に恐るべき悪意かもしれません。 誰もが持ちえるかとしれない悪...
悪意とは何ですか?と聞かれたらあなたはどのように答えるでしょうか? 自分で理解している悪意はもしかすると本当の悪意ではないかもしれないです。さらに、意識できないような悪意、それは説明もできないと思いますが、それこそが本当に恐るべき悪意かもしれません。 誰もが持ちえるかとしれない悪意、本作を読みながら考えてみてはいかがでしょう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
TikTokで観て気になった。 唯一無二の題材でとても期待していた。 途中までは面白かった。読んでる最中にこれ、どうしても面白い展開にはならないかも、、、と感じてしまったし、その通りだった。 特に 暴走 の章は滅茶苦茶だった。 ずぶ濡れで不自然な服装でボンベ持ってる人が、あの部屋まで辿り着くのか? 都合よく1人居ないし、香川さんのあんな暴力的なシーン普通じゃない。 そのシーンまで香川さんにそんな人間性は感じなかった。 あの章は辻褄を合わせる為に無理やり付け足したようにしか見えず残念だった。 申し訳ないけど、本当に捻りもなく、意味もなくスイッチを押したって話の方が面白かったかも、、、
Posted by
潮谷作品初読み。 バイト内容から、どんな風に展開されるのだろうと読み進める。 Sの正体がなぜ?と感じましたが、 中盤からの二転三転で、楽しく読了しました。 次は時空犯読みむす。
Posted by
テンポよく読み進められるため一気読み。特に小雪の心の声(ツッコミ的な)が良い塩梅に働いて、のめり込み過ぎず物語の中に入り込める。そのためか(?)実験を思いつくようなどこか歪に思える精神性はさほど異常に感じることがない。読み進めるほど登場人物のキャラが際立ってきて、さらに推理が進む...
テンポよく読み進められるため一気読み。特に小雪の心の声(ツッコミ的な)が良い塩梅に働いて、のめり込み過ぎず物語の中に入り込める。そのためか(?)実験を思いつくようなどこか歪に思える精神性はさほど異常に感じることがない。読み進めるほど登場人物のキャラが際立ってきて、さらに推理が進む後半はどんどん引き込まれる。純粋な探究心にまた出会えることを期待。
Posted by
オカルトチックな現象を、現実的な裏付けがあるという観点で描いている箇所が自分的には面白いと思った 世の中の不可思議な出来事は角度を変える・立場を変えて見れば、するりと筋が通る事も多い気がする キャラクターの設定の仕方がステロタイプで、イメージ通りの動き方をするのが物足りないかな...
オカルトチックな現象を、現実的な裏付けがあるという観点で描いている箇所が自分的には面白いと思った 世の中の不可思議な出来事は角度を変える・立場を変えて見れば、するりと筋が通る事も多い気がする キャラクターの設定の仕方がステロタイプで、イメージ通りの動き方をするのが物足りないかな、と思った
Posted by
これは面白い。 久し振りにのめり込んで読みました。 一体どうやって このモチーフを思いついたのでしょうか その時点で傑作になる手応えは 十分だったでしょう。 ラストはやや甘口で もっと突き放して良い気もしましたが、 そこはあくまでも好みの問題。 これはこれで後味も良く うまい終わ...
これは面白い。 久し振りにのめり込んで読みました。 一体どうやって このモチーフを思いついたのでしょうか その時点で傑作になる手応えは 十分だったでしょう。 ラストはやや甘口で もっと突き放して良い気もしましたが、 そこはあくまでも好みの問題。 これはこれで後味も良く うまい終わり方でした。
Posted by
有名心理学者による「純粋な悪意はあるか」という実験に参加した大学生たちが、とある殺人事件に巻き込まれていくミステリー小説。 いろいろと説明が長く読んでいると疲れてきてあまり頭に入ってこない。「他に左右されない純粋な悪意というものは存在するのか」というテーマは面白いのだけど、なん...
有名心理学者による「純粋な悪意はあるか」という実験に参加した大学生たちが、とある殺人事件に巻き込まれていくミステリー小説。 いろいろと説明が長く読んでいると疲れてきてあまり頭に入ってこない。「他に左右されない純粋な悪意というものは存在するのか」というテーマは面白いのだけど、なんだか不必要にかきまわされて、最後は結局なんだったんだろう?特になぜ何のために子ども達を中国へ送ろうとした?安楽先生も有名心理学者のわりに何がしたいのかよくわからず。
Posted by