スイッチ 悪意の実験 の商品レビュー

潮谷験(著者)

2024/10/05

メフィスト受賞作はのちのち入手困難になる場合があるので、単行本を購入

積読のまま文庫版が出てしまい、それも買って両方とも積読状態！を解消
安心してください、文庫化されてますよ

単行本でレッツゴ

スイッチを押すところまでは前情報
フーダニットとホワイダニットのミステリ＋理解がしやすい宗教観

犯人を当てたい方は、中盤に現れる図表をチェケラ
80%くらいのヒントでしたわ
（大多数の人がそうであるように自分もザッとスルー）

とうぜん犯人も動機もおもいつかぬまま解決編
やられましたね
あっぱれ

学生の洒脱な会話のやりとりが、ほんのり鼻につくが許容範囲

綺麗に終わってしまった結末、それならお前が自分のやつを押さんかい！で★ひとつ減らさせていただきます

2024/09/19

設定が面白そうで読み始めたけど、犯人探しのあたりは面白い。心情も丁寧だと思った。
スイッチを押した人を探すだけで終わりかと思ったら宗教やらいろんな要素を詰め込んで、予想と異なる最後だった。

2024/08/21

「時空犯」でこの方を知って、こちらも読んでみました。
潮谷さんの系統？のようなものがわかった気がします。

テーマは面白かったです。
そして、やっぱり感じてしまう、登場人物たちの「厨二病感」ごめんなさい。
私たち、小説の登場人物なの！みたいな感じが常に伝わってきて、今の私には合わなかったかなぁ。

そして、後半、あー、こりゃ読めない。今じゃない。
ということで、読み切ることを断念しました。

私にとって読書とは、自由で強制したくないもの。読みたいなら読む、読むのがつまらなかったら辞める！

またいつか潮谷さんの本を読みたいと思える日まで、少し時間を置くことにします。

2024/07/31

読ませる。
心理コンサルタントが実施する実験に参加する大学の生徒たち。
中盤まで「スイッチ」を誰が押したか推理していくのだが、その後の展開が目まぐるしい。

心理コンサルタントが復讐心を持ってなにかしようとしたら、技術の粋を集めて躊躇なく人の心を弄ぶのだろう。

実験参加のバイト報酬が130万円。
もし声かけられたら自分も参加した、かな！

2024/07/02

純粋な悪を試す心理実験に参加するメンバーたち。内容も展開も、ミステリー要素含め面白いです。
一つ残念だったのが、結局純粋な悪がなかったところ。純粋な悪の思考回路、決断してからの行動など、個人的に興味があったので、そこが出てこなかったのは残念。
でもとても引き込まれました！

2024/03/24

「純粋な悪」を研究するというナイトに集まった６人の大学生たち。内容は幸せに暮らしている家族を破滅させるか否かの二択を迫るというもの。最初の方は展開もスムーズで面白く進んだのだけれど、宗教のお話がメインになってきてからはスローダウンしてしまった。

2024/03/20

スイッチを押せばある家族への支援を打ち切るという悪意の実験に参加した6人。展開が読めなくて面白かった。自分ならどうするのか常に試されている感じがした。

2024/03/19

スイッチを押せばある人が破滅するが、スイッチを押すことに何一つメリット・デメリットがないという、悪意の試す実験が行われる。その実験自体も興味深いが、次から次へと事件が起き、一つひとつを腰を据えて考える時間を与えてくれない。そして、答えにたどり着いたとしても次の疑問がうまれ、最後の最後まで読むのが止められなくなる。メフィスト賞を受賞してデビューということもあり、みごとなミステリー作品だった。次作以降もぜひ読みたい。

2024/03/08

予想していたのとはちょっと違った結末だった。個人的には、わざわざ本を読んで、嫌な気分になりたくない、と思っているので、いい意味で予想を裏切られた感じ。
きれい事だけの話は好きじゃない。でも、醜いところも、だめなところもいっぱいあるけれど、やっぱり人間っていいな、と思わせてくれる作品が好きなので、読んでよかった。

2024/02/21

純粋な悪意はあるのか？心理コンサルタントのアルバイトに応募した大学生6人。スイッチを作動させると、善意の家族が破滅する。設定が面白い。