スイッチ 悪意の実験 の商品レビュー
設定が面白いと思って読み始めて、最初はスピードにのって読めてたけど途中から、だらだらして読むのがキツくなった。
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登場人物のキャラの立たせ方が漫画やラノベっぽいと感じた。 心理コンサルタントとやらがやたら経済力があったり、コネでいろいろできたりするところも現実味がない。 『純粋な悪意』を試す実験による参加者の心の機微が描かれるのかと思いきや、物語のメインはそこではない。 きっと誰かがスイッチ...
登場人物のキャラの立たせ方が漫画やラノベっぽいと感じた。 心理コンサルタントとやらがやたら経済力があったり、コネでいろいろできたりするところも現実味がない。 『純粋な悪意』を試す実験による参加者の心の機微が描かれるのかと思いきや、物語のメインはそこではない。 きっと誰かがスイッチを押すのだろうとは思ったが、その動機は予測できないものだった。 物語の展開も終着点が気になり楽しんで読むことができたが、あまり印象には残らないタイプの本かもしれない。 主人公・小雪の内省は面白い。 3人が達した『光意』の理屈はよくわからなかった。
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前半で深読みしすぎて変な予想してたから良い意味で裏切られた。いろんな謎が解けていくところも面白かったが、壮大な話ではないので世界観が小さく感じた。そもそもスイッチの対象が局所的ではあるからそういう話なんだとは思う。 同じ作者の時空犯も面白かったけど、こちらは何度も読みたくなるほ...
前半で深読みしすぎて変な予想してたから良い意味で裏切られた。いろんな謎が解けていくところも面白かったが、壮大な話ではないので世界観が小さく感じた。そもそもスイッチの対象が局所的ではあるからそういう話なんだとは思う。 同じ作者の時空犯も面白かったけど、こちらは何度も読みたくなるほどではない。
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面白い設定だったけど最後ちょっと雑? 心の中でコイントスと深層心理で自由に動くの鬼滅っぽかった。 純粋な悪とは何か考えさせられた。 良いことをしているつもりで、仲間を疑心暗鬼にさせる大我は偽善?怖かった
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設定が素晴らしい。あらすじを読んだら、もう読まずにはいられなくなる。 この設定だけで、いろいろな物語展開が作れると思うのですが、思いもよらない感じでした。受賞作がメフィスト賞というのもなんか納得してしまいました。 自分ならアプリはアンインストールしちゃう気がしました。
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「純粋な悪を探す」という話。 スイッチを押すかどうかで話が進むのかと思ってた。 葛藤とか人の内面をもっと表現されていくのかと思ったので、少し期待はずれだった。
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10月-12。3.0点。 大学生、大学職員ら6人に舞い込んだ変なバイト。雇い主は田舎のパン屋さんを支援しているが、支援をやめるべきという人は「スイッチ」を押せというバイト。 期間はⅠヶ月、誰も押さないと思っていたら。。。 設定珍しく、出だしのスピード感で「おー」と思ったが、スト...
10月-12。3.0点。 大学生、大学職員ら6人に舞い込んだ変なバイト。雇い主は田舎のパン屋さんを支援しているが、支援をやめるべきという人は「スイッチ」を押せというバイト。 期間はⅠヶ月、誰も押さないと思っていたら。。。 設定珍しく、出だしのスピード感で「おー」と思ったが、ストーリーが大きく変わっていく。 うーん、ちょっと凝りすぎかな。
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善と悪、宗教の存在意義、哲学的なことなど、今自分が密かに気になっていたことに切り込んでいて面白かった。 心の痛いところにズキズキ突き刺さる言葉やハッとされられる言葉がいくつもあって、読む手を止められなかった。 物語の展開も二転三転し、最初とは予想もつかない展開になったのが、良かっ...
善と悪、宗教の存在意義、哲学的なことなど、今自分が密かに気になっていたことに切り込んでいて面白かった。 心の痛いところにズキズキ突き刺さる言葉やハッとされられる言葉がいくつもあって、読む手を止められなかった。 物語の展開も二転三転し、最初とは予想もつかない展開になったのが、良かった。 スイッチを誰が押すかではなく、主人公や友達やパン屋の主人と奥様の心情に趣きを置いていた。 主人公が幼稚園児の頃園長に言われた「悪の子供」という呪いから解き放たれる所もいい。 安西さんが言ってた自分が高価な壺を持ってて他人に壊されたら怒るけど、ガラクタの壺だったら怒らない。つまり、自分を軽んじていると傷つけられても怒らないという言葉が私は自己肯定感が低いので 印象的だった。 共感した言葉 面倒だよ。心って、なんて面倒なソフトウェアなんだろう。中身を窺い知れない。探らない。 ああ、心も切り開いて、中身を取り除いたり、具合の悪い所をいじったりできたらいいのに。 中途半端な善意(かわいそうと思い手を差し伸べること)の対極は、純粋な悪意(理由もなく罪を犯すこと) 理由もなく人を傷つけるのが一番恐ろしい悪。 根拠もないのに自分を傷つけるのだって、同じくらい罪深いこと 人生は、選択の連続。物心ついて選択の自由を与えられた瞬間から、選択しなければ許されない不自由も強いられる
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2021年。第63回。 心理実験のためのバイト。一か月毎日一万円振り込まれる。最後はインタビューされて百万振り込まれる。ってこんなバイトを登場人物たちがするところから入っていけないw やらんわw このあとパンや、新興宗教、殺人となるのだが、最初が入っていけないから、なんだかなーで終わってしまったの。
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ヒトは心の生き物だと思う。心は簡単に揺らぐし、イレモノがなければ簡単に形を崩してしまう。 だからヒトは宗教を求め、神を求める。無宗教、無神論者もまた神という存在を否定することを自らの存在を確定させる一手段として捉えるならば神という概念なくして存在し得ない。 そんなことを...
ヒトは心の生き物だと思う。心は簡単に揺らぐし、イレモノがなければ簡単に形を崩してしまう。 だからヒトは宗教を求め、神を求める。無宗教、無神論者もまた神という存在を否定することを自らの存在を確定させる一手段として捉えるならば神という概念なくして存在し得ない。 そんなことを考えながら読んでいた(ほんのり仏教的な要素も盛り込まれているからだろうか。) 宗教的な話ではなかったため、そのような話が苦手な方でも読みやすいと思う。 ヒトの心理が幾重にも絡んだ、最後まで予想外の動きをする話に興味深さを覚えた。 善とは?悪とは?そもそもその概念の正当性は?そんなことも考えさせられる作品。
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