すみれ荘ファミリア の商品レビュー
一筋縄ではいかないとは思いつつも、ここまでくるのかぁというぐらい、複雑な人があつまってしまっているすみれ荘。 負の感情をこれだけあけっぴろげにぶつけ合えるのも、すごい。 2022/3/13読了 2022年の19冊め☆
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愛ゆえに、人は…恐いと思った。 愛には色々な形があって人それぞれなんだけど、歪んでしまうこともしばしば。 下宿すみれ荘ののんびりした家族物語と思いきや、毒が潜んでいた。
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今どきは珍しくなった管理人がいる小さな下宿が舞台の人間模様を描いた作品。傍目からでは分からない下宿人や管理人の裏の顔(とは言い過ぎかもしれないが)が絡み合って面白い作品である。 母子家庭で育てられた管理人は小さいころから病弱で、母親の代わりに管理人代理を務めているすみれ荘に下宿す...
今どきは珍しくなった管理人がいる小さな下宿が舞台の人間模様を描いた作品。傍目からでは分からない下宿人や管理人の裏の顔(とは言い過ぎかもしれないが)が絡み合って面白い作品である。 母子家庭で育てられた管理人は小さいころから病弱で、母親の代わりに管理人代理を務めているすみれ荘に下宿する三人と、そこに管理人が自転車でぶつかり怪我をさせた男性も居候するところから物語は始まる。そこから、各人に焦点を当てた章立てで物語は進み、最後には想像しない結末を迎える。
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うわっ! えっ! 離れ離れになった兄弟と まぁまぁ複雑な親子関係の話かと思ったら 怖い怖い! 人と人との関係性 血の繋がり故の関係性 人それぞれの感じ方 表の顔、裏の顔 いろいろ怖いなと思った 最後の“表面張力” 短い話の中にギュッと詰まっていて面白かった
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『その人がどんな人かなんて、ギリギリにならないとわからないよ』 登場人物が魅力的。 装丁も美しくてお気に入り。
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表紙、タイトルにほのぼのほんわかした小説と思い、読み進めると…だんだんザワザワ、ゾクゾクと。ほんわかとは程遠かった笑。 でも、今の世の中、人間模様を上手く表しているのかも。誰にでも、裏と表の顔がある。それにしても怖い…でも面白かった。
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ほのぼの系かと思いきや、話しはなんとなく不穏な方へ。青子さんの話しになってからは加速度的にほのぼのとは真逆の方へ。 続きが気になり、一気読みです。 すべては、愛ゆえに。 そして、エピソードがもう、共感の嵐!!! その流れからの、ほのかさん。完璧です。 ほのかさんは、魚座だと思う笑...
ほのぼの系かと思いきや、話しはなんとなく不穏な方へ。青子さんの話しになってからは加速度的にほのぼのとは真逆の方へ。 続きが気になり、一気読みです。 すべては、愛ゆえに。 そして、エピソードがもう、共感の嵐!!! その流れからの、ほのかさん。完璧です。 ほのかさんは、魚座だと思う笑
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古びた下宿屋すみれ荘に、管理人代理の一悟は下宿人の美寿々、隼人、青子と家族のように暮らしていた。そこへ芥という人物が一緒に暮らすことになり、芥は一悟が幼い頃に生き別れた弟のようだが、なぜか正体を明かさない…という設定。 ほんわかした雰囲気で幕を開け、芥の存在がミステリーじみたアク...
古びた下宿屋すみれ荘に、管理人代理の一悟は下宿人の美寿々、隼人、青子と家族のように暮らしていた。そこへ芥という人物が一緒に暮らすことになり、芥は一悟が幼い頃に生き別れた弟のようだが、なぜか正体を明かさない…という設定。 ほんわかした雰囲気で幕を開け、芥の存在がミステリーじみたアクセントになる話に見える、そんな美寿々と隼人の章は、表面的には推し量れない彼女と彼の内面を垣間見せる話で、面倒くささを感じさせるばかり。 「面倒なことってのは実は大事なことだから」「世の中のたいがいのことは面倒くさいよ?」という会話から、これがこの話のコンセプトかと思っていたら、青子の章になってビックリ。とんでもない話になってきて、そこからお話は一気呵成。 誰しも人には見せない色々な胸の内があるとは言え、面倒くさいどころではない、ここに描かれた業の深さはなんともはや。終わってしまえば、一人の人間が持つ様々な顔、とりわけ表に見せない顔について否応もなく曝し出す怖い話だった。
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ジュンク堂で講談社タイガ文庫の処方本フェアで。 連作短編集ですが、あまり好みには合わず。 とは言え本屋さん大賞受賞作家なのでもう数冊読んでみるかな。。。
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the 平成→令和時代の話って感じだった共感の嵐 ほんわかと思いきや思い切り不穏だけど世の中って実際そうよね、!
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