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ミュゲ書房 の商品レビュー

3.9

61件のお客様レビュー

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2021/07/31

大手出版社の編集職を辞め、成り行きで北海道地方都市の本屋になった若者の、挫折と成長の物語。というとありきたりに聞こえるかもしれないが、登場人物に魅力があり、また本屋そのものが風変わりな代物なので、しっかり個性的に面白くなっている。 本屋をやりながら、編集の経験を活かして小さな出...

大手出版社の編集職を辞め、成り行きで北海道地方都市の本屋になった若者の、挫折と成長の物語。というとありきたりに聞こえるかもしれないが、登場人物に魅力があり、また本屋そのものが風変わりな代物なので、しっかり個性的に面白くなっている。 本屋をやりながら、編集の経験を活かして小さな出版社も始める主人公。そのどちらもの内幕が少し見えるので、本好きならより楽しめるかもしれない。 全体的に、タニが物足りなかったり、上手く行き過ぎ感のある構成ではあるが、ハートウォーミングな要素も踏まえればこれくらいが程よいのかも。

Posted byブクログ

2021/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず思ったのは、この作者さんは司書さんっぽいなということ。作中に出てくる児童書とか、読み聞かせとか特集とかすごくそれっぽい。読後に検索してみたらやっぱり!っていう感じ。作中の祖父だけでは説明できない司書のリアルな感じがまず良かった。広川蒼汰の件は早い段階から想像がついていたものの、その前段階の市長がらみのところとかも楽しく読んだ。で、読み終わったあとに作者紹介で「カクヨム」連載で角川から出版だと改めて見て、ちょっと笑ってしまった。スッキリ読了、面白かった!

Posted byブクログ

2021/07/23

読み始めは書店より出版業なのかな?とちょっとおもっていたのとは違うかなという感じでした。 出版が7割、書店が3割ぐらいかな。 こんな素敵な空間の書店が近所にあったら、通いたくなる。 続編があったら嬉しいなとも。

Posted byブクログ

2021/07/07

生真面目さゆえの挫折、契機があって、最後にはハッピーエンドという、もしかしたらありふれているのかもしれない構造。しかしなんとなく引き込まれる。 2021/7/7

Posted byブクログ

2021/06/28

北海道で本屋さんといえば丸善?三省堂?例外を破って出店した書店の話があったからそれがモチーフなのかな。 そしてこれはツイッターにも書いたのだけれど、編集者の評判が悪い(と個人的に思っている(朝井ラボ先生のあれとか))角川でこの本の出版に至った作者の度胸よ。天晴れ。

Posted byブクログ

2021/06/27

とても気持ち良い作品、落とし所もきちんとしていて、、ただ、結末が見えてるのが残念。実は私は涙したけど‥。しっかりと足跡を残した作家さんだから追って行きたい。

Posted byブクログ

2021/06/19

本を「贈る」ことに対する情熱に胸が熱くなる作品。本という存在への愛にあふれた1冊です。いももち、かぼちゃもち、ザンギ…そして、庭にひっそり咲くスズランの香り。なつかしさも手伝って、一気に読み終えました。

Posted byブクログ

2021/05/20

表紙絵の綺麗な色調に誘われて手に取った。 あっさりと読みやすく、わかりやすい物語。丸山出版社以外の人はことごとくいい人ばかりで、現実はこんなに上手くいくことはないだろうから、ある意味ファンタジーとも言えその分深みに欠けるかな。

Posted byブクログ

2021/05/18

読みやすい。登場する人物に親近感がもてる。 こんな書店があったら行きたい。 主人公が大手編集社を、仕事に失敗し辞職。祖父の死を機に、祖父が経営していた書店を営業する。 そこで出版の仕事を依頼され物語が動き始める。 実際、こんなにうまくいくことはないと思いながらも読んでいてとて...

読みやすい。登場する人物に親近感がもてる。 こんな書店があったら行きたい。 主人公が大手編集社を、仕事に失敗し辞職。祖父の死を機に、祖父が経営していた書店を営業する。 そこで出版の仕事を依頼され物語が動き始める。 実際、こんなにうまくいくことはないと思いながらも読んでいてとても気持ちが良かった。 筆者のデビュー作品とのことなので、今後新たな作品が出たら読みたいと思う。

Posted byブクログ

2021/05/07

文章が読みやすく、ストーリーに入り込みやすかった。装丁に惹かれて購入したけど、話の舞台になるミュゲ書房を想像するのも楽しいし、一冊の本が出来上がるまでの工程が興味深かった。

Posted byブクログ