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ミュゲ書房 の商品レビュー

3.9

63件のお客様レビュー

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2022/01/23

すごくおもしろかった.ミュゲ書房の雰囲気も好きだし、リベンジの表紙だったり良さも伝わって、遅れのベストセラーけど成功して良かった.例の編集長に従って映画化しても、内容としては納得できなかったし、諦めなかった彼らに感動した.編集長、著者、ほかたくさんの役割の大変さを知った.

Posted byブクログ

2021/12/30

~2021.12.30 表紙が気に入って手に取った本。 ラストにかけての展開に思わず泣いてしまった。 こんな書店があったら是非とも行ってみたいし、きっと常連になると思う。

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2021/11/30

小説編集者の宮本章は、ある作家の卵をデビューさせることができず、責任を感じて辞職。成り行きで北海道にある祖父の小さな書店、ミュゲ書房を継ぐことに。ミュゲ書房を愛する人々と共に宮本は再び編集者として立ち上がる。 挫折した編集者の逆転劇。 中盤まではそんな気なかったのにラストでうっ...

小説編集者の宮本章は、ある作家の卵をデビューさせることができず、責任を感じて辞職。成り行きで北海道にある祖父の小さな書店、ミュゲ書房を継ぐことに。ミュゲ書房を愛する人々と共に宮本は再び編集者として立ち上がる。 挫折した編集者の逆転劇。 中盤まではそんな気なかったのにラストでうっかりうるっときてしまった。 一冊の売れる本を作り世に出すために色んな人がそれぞれの想いで関わっていて、試行錯誤の上にやっと完成する。頭では分かっていても、こんなにも大変なことなのかと改めて実感できた。書店に当然のようにたくさんの本が並んでるのを見ると、そういうことは忘れてしまいそうになるけど。 ミュゲ書房、なんて魅力的な店なんだろう。こんな素敵な本屋が近所にあったら毎日でも通ってしまうに違いない。

Posted byブクログ

2021/11/18

新人作家さんながら堂々とした書きっぷりでしっかり感動させて頂きました。 書店ものが大好きなのでバイアス掛かっている可能性もありますが、出会いの偶然以外は突飛な事も無く非常に心地よく読ませてもらいました。 大手出版社を退職した主人公が、訳あって祖父母の書店を引き継いだ所から物語が動...

新人作家さんながら堂々とした書きっぷりでしっかり感動させて頂きました。 書店ものが大好きなのでバイアス掛かっている可能性もありますが、出会いの偶然以外は突飛な事も無く非常に心地よく読ませてもらいました。 大手出版社を退職した主人公が、訳あって祖父母の書店を引き継いだ所から物語が動き始めます。書店から本を出版するあたりは、リアルでも最近有る話なので頷きながら読みましたし、新人作家と編集者の関係性も勉強になりました。 何より行ってみたいと思わせる本屋が本の中に有ると、読んでいてワクワクしてしまいます。 続き出なくともいいので、もう一冊書店ものよみたいなあ。やはり書店フェチなんだなと自覚します。

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2021/11/01

 本に関わるお仕事物としてとても面白かった。  作家、編集者、出版社、装丁・装画家、印刷、流通、書店、書店員、顧客と本の作成過程の一通りの仕事について触れられていて興味深く読めた。  主人公は元編集者で祖父の書店を継ぎ、その書店から出版も行うようになる。北海道の田舎町での書店経営...

 本に関わるお仕事物としてとても面白かった。  作家、編集者、出版社、装丁・装画家、印刷、流通、書店、書店員、顧客と本の作成過程の一通りの仕事について触れられていて興味深く読めた。  主人公は元編集者で祖父の書店を継ぎ、その書店から出版も行うようになる。北海道の田舎町での書店経営は難しいが、それを支える周囲の人々は暖かい。過疎化の進む町に優秀な人材が揃いすぎだというところは確かにあるが、ぶっ飛んだところはないしバランスはとれていて、物語進行上の都合として受け入れやすかった。  とある登場人物が敵対心を抱いている相手に対して親切であることもちゃんと理由が説明されていた。主人公しか見えていない作者だと、脇役が性格と矛盾した言動をすることがよくあるが、本作ではそういう細かいところにも目が配られていた印象だ。  本の装丁も紙の質感がよかった。  よくなかったところを挙げると、カクヨムで連載していったときの名残だろうが、各章が短いうえにその都度章タイトルが挟まれるのが鬱陶しかった。しかも、タイトルでネタバレしてくる。これは書籍化するときに変えられなかったのか。  カクヨムには実際の書籍化の流れの話も追加されていてそちらも一読の価値があった。 https://kakuyomu.jp/works/16816452218677318232

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2021/10/22

東京の丸山出版で働いていた編集者の宮本章28歳が、祖父母の経営していた北海道にあるミュゲ書房を立て直すお仕事小説です。 祖父母が亡くなり、市長の佐伯にミュゲ書房の経営を引き継いでくれれば市立図書館の仕入れ先にするからと言われたことに後押しされ、東京の職を辞し、章はミュゲ書房を立...

東京の丸山出版で働いていた編集者の宮本章28歳が、祖父母の経営していた北海道にあるミュゲ書房を立て直すお仕事小説です。 祖父母が亡くなり、市長の佐伯にミュゲ書房の経営を引き継いでくれれば市立図書館の仕入れ先にするからと言われたことに後押しされ、東京の職を辞し、章はミュゲ書房を立て直す決心をします。 手伝ってくれるのは、大学三年生の池田君、高校二年生の永瀬桃、近所の菅沼さん。池田君はカフェとウェブを担当、桃は、選書サービスと児童書と絵本。菅沼さんは今週の庭担当。 そして章は東京にいたころに広川蒼汰という『リベンジ』という小説を書いた新人作家をデビューさせたくて仕事の傍らずっと探していたのですが、意外なところでみつかります。 ミュゲ書房の”ミュゲ”というのはフランス語でスズランの意味があり、スズランの花言葉は「再び幸せが訪れる」イコール『リベンジ』ということで、章は『リベンジ』の出版を目指しますが…。 「北海道の風景や食べ物」という惹句に惹かれて読み始めた作品ですが、本の中に出てくる食べ物ってなんでこんなに美味しそうなのかといつも思います。 池田君の作る食べ物、ラテアートやステンドグラスクッキー、シュトーレン、フルーツパンチなどが凄く美味しそうで食べてみたいと思わされました。

Posted byブクログ

2021/10/18

「本」に対する愛を感じました^_^ 本作りもだし、本を世に売り出すことも簡単ではないですね。 少し話が上手く行きすぎた気はしますが、出版業界のことが知れて面白かったです。 伊藤調さん初読みだなと思ったら、こちらがデビュー作らしいので、また次の作品も楽しみにしています。

Posted byブクログ

2021/10/14

面白かった❗️今時、本の売れ筋は…読者にウケるには…と、出版業界は作品の本質を捻じ曲げるくらい商売っ気があるのに、この本自体は ミュゲ書房 というなんてシンプルなタイトル。天才作家と編集者、ほかの個性的な人物が集まって、とても素敵な作品だった。

Posted byブクログ

2021/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大正時代の洋館を改装した書店・ミュゲ書房。 建物のみならず内装も、椅子やテーブルなどのインテリアも素敵。庭も四季折々の植物が植えられてあって、書店にしておくのが勿体ないくらいの雰囲気を醸し出している。 こんな居心地の良さそうな空間なら、地元の常連客が読書会等何かと集まってくるのも分かる。おまけに書店内にはお洒落なカフェまで併設してあり本に出てくるスイーツを手作りして出してくれて、選書サービスまであるなんて。 こんないたれりつくせりの書店があったら、私も常連客の一人になりたい。 世間を賑わすベストセラーよりも、常連客の要望を取り入れた本を揃える地域に根付いた小規模書店。 閉店する書店が多い中、個性を活かした書店の必要性について考えさせられた。 そして本を一冊創り、それを売ることの苦労といったら…。紙の本はほんと貴重だ。これからは大切に扱わなきゃ。 続編が出るといいな。

Posted byブクログ

2021/09/27

本を作りだす、世にだすという苦悩だけではなく、ちょっとミステリアスな部分もあり入り込んでしまった。 やっぱり本って良いです。 私は、紙の本が好きです。 また、本屋さんへ直行です。

Posted byブクログ