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オクトーバー・リスト の商品レビュー

3.8

49件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/05/08

さすが、ジェフリー・ディーヴァー。 読み終わったあと、バック トゥー ザ フューチャー方式でおさらい。楽しかったわ!

Posted byブクログ

2024/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 本書は最終章で始まる。(中略)真相が明かされるのはラスト2章!前人未踏の超絶技巧サスペンス。 なるほど、真相がこうならばこれは最終章から始めないといかんよね。第2章で「ああ、ガブリエルの正体ってこういう……」と納得しつつ大丈夫1章を読むと「ああ、あのシーンは全部仕組まれたことだったのか……」と納得。解説で阿津川辰海氏が言っていたように徐々にズームアウトしていき、物語全体が見えるようになっていく手法がすごかった。 イメージとしては『カメラを止めるな!』が近いかな、違うかも……。一気読み必須のサスペンス。

Posted byブクログ

2023/12/01

終わりから始まるミステリー。娘の誘拐、そしてオクトーバーリストの謎とは? #オクトーバー・リスト ■あらすじ 怪しい男から娘を誘拐したと脅迫されている女性。タイムリミットは迫っていた。この事件には「オクトーバーリスト」と言われる情報が関係しているらしい。彼女はアパートで娘が無事...

終わりから始まるミステリー。娘の誘拐、そしてオクトーバーリストの謎とは? #オクトーバー・リスト ■あらすじ 怪しい男から娘を誘拐したと脅迫されている女性。タイムリミットは迫っていた。この事件には「オクトーバーリスト」と言われる情報が関係しているらしい。彼女はアパートで娘が無事もどってくるのを待っている、そして身を案じる仲間たちが娘を連れ戻しに行ったのだが… ■きっと読みたくなるレビュー 終わりから始まるミステリー。 なかなかのパワーワード、どんな物語なんだ?と思われるかもしれませんが、実はそのまんまです。最終章である「第36章」から時間が巻き戻るように物語が綴られていき、ラストは「第1章」で幕を閉じるという作品。私が大好きな映画「メメント」に近い進行ですね。 本作、漫然と読み進めてしまうと混乱しがちなので、ノートに人物と関係性を書くのがオススメです。人物は多くないので手間がかかるほどでもないですし、人間関係を理解できたほうが絶対楽しめますよ。 さて物語ですが、とにかく分からないことばっかりなのに、常に差し迫った状況なんです。しかもさらに不安を掻き立てるような情報が交錯してくるから、さらに胸騒ぎが大きくなっていく。 こいつ何者なの?何故こんなことするの?オクトーバーリストって一体なんなのよ? 先に気になってしょうがないので読み進めるのですが、そうです本作は逆進行。読めば読むほど、むしろ気になることが増えてくるという恐ろしい展開。でも気になるから読み進めちゃう…そしてまた分からないことが増える…助けて。 ただすべてが分からないわけではなく、先に戻ることによって判明することも出てくる。場面も人物も次々切り替わったり、細かい展開もスピーディでストーリーテリングが上手いのよ。めっちゃ楽しく読み進められました。 そして本作は登場人物の距離感が素晴らしいんです。特にメインの男女二人の関係性が見ものなんですよね~ 物語が進行する(遡る)ことによって、気持ちが少しずつ変化して(戻って)いく様子が面白いのよ。 そしてなんといっても物語の終盤(というか序盤)。そもそもどういう事件だったのか、娘の誘拐は何故おこったのか、オクトーバーリストとは何なのか… ついに謎が明らかになった時、あまりに綺麗な真相と収束に、とりあえず目ん玉が飛び出ました。 あっという間に「最初まで」読んでしまった、ドエンタメなサスペンスミステリーでした。 ■ぜっさん推しポイント 全て読み終わって、あらためて最初の「第36章」や、各章を飛ばし読みをしてみる。あのシーンはどうだったのか、奴はどうなったんだ…なるほど、そういうことだったのかと唸ること請け合い。 そして本書は、各章の冒頭に関連する写真が添えられているんです。部屋に飾りたくなるような写真ばかりで大好き。私のイチ推しは「第10章 土曜日午前10時30分 45分まえ」の写真。皆さんはどの写真がお気に入りですか?

Posted byブクログ

2023/08/11

時系列が逆行するつくりのサスペンスミステリー文庫本。 第36章から始まって第1章で終わるのだが、前半は何で追われているかがわからないイライラ感、中盤から終盤は前半に至るまでの理由解明が当たり前すぎての中だる感、最後の2章ですべてがどんでん返しされてしまう恍惚感を得ました。 シリ...

時系列が逆行するつくりのサスペンスミステリー文庫本。 第36章から始まって第1章で終わるのだが、前半は何で追われているかがわからないイライラ感、中盤から終盤は前半に至るまでの理由解明が当たり前すぎての中だる感、最後の2章ですべてがどんでん返しされてしまう恍惚感を得ました。 シリーズ外でもこんな長編が書ける著者は凄過ぎます。

Posted byブクログ

2023/08/05

最後から時間を遡って物語が進む形式は斬新で新しかったけど、最後まで物語の流れがよくわからないまま進むのは自分にとっては少し読み心地が悪かった。自分は時系列通りに少しずつ全体像が明らかになっていく構成の方が好き。

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2023/07/30

事件の様相が逆から語られていくサスペンス。娘を誘拐され、「オクトーバー・リスト」を要求される女性と彼女を支え助ける男性たち。そこに凶器を手にした誘拐犯がやってくるところから物語は始まります。普通なら物語のクライマックスに当たるであろうシーンなのですが、なんせ状況が分からない。そも...

事件の様相が逆から語られていくサスペンス。娘を誘拐され、「オクトーバー・リスト」を要求される女性と彼女を支え助ける男性たち。そこに凶器を手にした誘拐犯がやってくるところから物語は始まります。普通なら物語のクライマックスに当たるであろうシーンなのですが、なんせ状況が分からない。そもそもオクトーバー・リストって何なの? 読み進むうちにどんどんわかるだろうと思いきや、実は案外わからない。いろんなことが起こっているにも関わらず、謎が増えます。なんでこんな事態になってるの? 小さな「仕掛け」に関してはその都度わかりますが、大本がさっぱりわかりません。 と思ったら。やっぱり来ましたどんでん返し。結末がわかっているのにどんでん返しがあるのか? と思いましたが。ありました。なんとまあ、そういう仕掛けだったのか!

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2023/04/28

時間軸を逆にしたからこそ面白い。 そうでなければ、ディーバーが好むジェットコースターにも、大どんでん返しにもならなかったと思う。 こういう小説の校正、大変そう。

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2023/03/04

最終章から始まって、時間を遡っていくという手法。真相がわかるのは2章になってから。そうだったのね、と 初めのページを読み直したり

Posted byブクログ

2023/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりのディーヴァー。よく考えられた作品で、少しも飽きることなく読めました。最後の2章(最初?)で「おぉ。そんな事だったのか」となりますよ。ディーヴァーのあざとさに辟易して暫く読んでなかったが、これくらいの作品なら偶にはいいか。

Posted byブクログ

2022/12/07

泡坂妻夫もかくやと思わせる構成の大仕掛けが、作者のテクニックで破綻なく、さらには作者の持ち味であるどんでん返しまで加えて仕上げられている。 一流のコース料理を味わったような気分。 お見事。

Posted byブクログ